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ゴルフとそのライバルたち。選択肢が豊富な欧州コンパクトハッチ

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いわゆる3ボックスと呼ばれるセダンタイプの時代は終わりを告げ、街を走るクルマのほとんどが2ボックスのハッチバック(跳ね上げ式または横開きのバックドアが付いたボディ形状)となって久しい自動車業界。

 

とくにコンパクトハッチは、早い時期からその省スペース性や取り回しの良さによる使い勝手の高さからヨーロッパを中心に世界中で広く普及しました。

 

その始まりと言われているのが、フォルクスワーゲン(VW)の初代ゴルフ(1974)です。

 

このゴルフ以前にも、ルノー4(キャトル)などいくつかのハッチバックモデルが存在しましたが世界的なヒットとはなっておらず、初代ゴルフが世界的な火付け役となったことは間違いありません。

 

そんな世界的マイルストーンであり、いまなおコンパクトカーにおけるベンチマークであり続けるVWゴルフを中心に、そのライバル車種を紹介します。

 

 

■コンパクトハッチの代名詞:VWゴルフ


 

 

VWといえばビートル、ビートルといえばドイツが生み出した「ザ・国民車」です。

 

戦後しばらく経過した1960年ごろになり、そろそろビートルから次の国民車を……と構想され開発されたのが初代ゴルフでした。

 

高効率なパッケージングにコンパクトで取り回しの良いボディ、十二分な積載能力と経済性で、現代におけるコンパクトハッチの礎なりました。

 

そんなゴルフの現行モデルは、本国では2019年に販売が開始された8代目にあたります。

 

時代が進んで安全技術の追求やキャビンの居住性向上などで初代と比較すると大型化しましたが、高効率なFFレイアウトにゴルフ伝統のかっちりした乗り心地は継承され、グレードや搭載エンジンもさまざまな選択肢が用意されています。

 

熟成を重ねられた乗り味や完成度は流石のひとことで、これからも世界のコンパクトハッチのベンチマークとして君臨し続けるでしょう。

 

 

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■これぞフレンチ流Cセグハッチバック:プジョー 308


 

 

プジョー 308は、307の後継として2008年にデビューしたCセグメントのハッチバックです。

 

初代308は、307から続くつり上がったデザインのヘッドランプが特徴でしたが、2013年登場の2代目以降は、コンサバでスタイリッシュなデザインへと変貌しました。

 

現行型にあたる3代目は、同社のSUVである3008から取り入れられた直線基調の近代的なデザインをさらに進化させ、複雑な造形を見せるテクスチャードグリルにライオンクローと呼ばれるLEDデイライトなどで高級感を向上。

 

インテリアは、小径ステアリングを低い位置にセットするiコクピットで非常に未来的な印象です。

 

プジョーの美点のひとつであるいわゆる猫脚と呼ばれるしなやかな乗り心地も健在。

 

総合的に完成度の高いコンパクトハッチとなっています。

 

 

 

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■ラテン味溢れるコンパクト:アルファロメオ ジュリエッタ


 

 

アルファロメオの量産モデルとして1954年に生まれた初代ジュリエッタは、美しいクーペボディのスポーティカーでした。

 

2代目はベルリーナ(セダン)として1977年に登場、1985年まで販売されましたが、その後、ジュリエッタのネーミングが使われることはありませんでした。

 

伝統のジュリエッタが復活したのは、2010年のことで、Cセグメントハッチバッククーペとしてアルファロメオ創立100周年に合わせるように発売されました。

 

エクステリアは、アルファロメオのアイデンティティである盾形グリルを大胆にあしらいつつも愛嬌のある形状のヘッドライトで親しみやすさを持たせると同時に、流麗なラインとツンとしたテールまわりで活発さをアピール。

 

イタリアらしさを随所に散りばめたインテリアは、大きな二眼メーターがスポーティで、粋という表現がベストマッチな所有感抜群のデザインです。

 

痛快で元気のいい2種類のエンジンは、日本人にもラテンの血をたぎらせてくれるでしょう。

 

 

 

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■クラシカルな見た目で人気:BMW MINI


 

 

かつて英国の国民車として不動の地位を持っていたBMCミニは、1959年からなんと2000年まで販売されました。

 

そのミニの生産を晩年まで行っていたローバーがBMWの傘下となり、「ミニ」の権利をBMWが得たことによって、新たに生み出された新しいミニが現在のミニです。

 

かつての超がつくほどコンパクトだったミニから、時代に合わせたCセグメントハッチとして復活したミニは、当初こそ「ミニなのにミニじゃない」などいった揶揄も散見されましたが、現在ではすっかりそのポジションを築き、お馴染みの存在となりました。

 

現在販売されているのはその3代目に当たるF系で、基本はキープコンセプトながら中身は世代を追うごとに大幅に進化・改良が施され、クラシカルな見た目とは裏腹にしっかりと現代的なハッチバックとなっています。

 

新開発プラットフォームにより高剛性を手に入れた走りも軽快そのもので、毎日を楽しく過ごしたい方にうってつけの1台でしょう。

 

 

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■老舗に若者を呼び込んだ:メルセデス・ベンツ Aクラス


 

※画像は3代目(W176)

 

メルセデス・ベンツが1997年にリリースしたAクラスは、Bセグメントの小型トールワゴンとして登場しました。

 

このメルセデス初のFF車は、やがてくる電動化を見越したサンドイッチ構造のシャシーを持っていましたが、2012年に登場した3代目ではサンドイッチ構造のシャシーを捨てて、ぐっと背が低くなったCセグメントハッチバックとして生まれ変わりました。

 

一気にスポーティーなフォルムへと変貌したAクラスは、同社のCクラスなどとデザインラインを揃える大幅なリブランディングによって、高級イメージの強かったメルセデスに若年層のオーナーを呼び込むことに成功しました。

 

2018年登場の現行型(4代目)のデザインは、CLSに倣った切れ長のヘッドライトに台形グリルなど、メルセデスらしさをコンパクトなボディのなかに凝縮。

 

さらにダウンサイジングターボによる環境性能の大幅な強化や先進安全装備の数々により、メルセデスの名に恥じない上質なコンパクトとして人気を集めています。

 

 

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■元祖高品質ハッチバック:アウディ A3スポーツバック


 

※画像は3代目

 

メルセデスAクラスがモデルチェンジでスポーティーに変わった際、ライバルとしてすでに存在感を持っていたのがアウディA3スポーツバックです。

 

1996年にアウディのエントリーモデルとしてリリースされ、高品質なコンパクトとしてライバルに先んじた特長を持っていました。

 

その後スポーツ性や各種装備の高級化などでモデルチェンジを重ね、現在販売中のモデルは2020年により先進的なデザインを纏ってデビューした4代目。

 

VWグループの強みを活かしたコンポーネントは、上記した8代目ゴルフと同じプラットフォームが採用されています。

 

外観は開口部を大きくデザインした攻撃的なフロントマスクに、アウディ得意のマトリクスLEDヘッドライトが装備されるほか、ヘッドライト上端からボディサイド、テールまでがほぼ一直線に繋がるシャープなショルダーラインが車格以上のストレッチ感を見せてくれます。

 

またA3には、過激なスポーツモデルとしてS3スポーツバックというモデルが存在し、その最高出力はなんと228kW(310ps)。

 

お家芸であるクワトロシステム(フルタイム4WD)と組み合わせられ、超一流の走りを実現しています。

 

 

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■スタイリングにもこだわりアリ:ルノー メガーヌ


 

 

メガーヌは、ルノーが1995年に販売を開始したハッチバックで、凝ったエクステリアデザインが特徴のモデルです。

 

ボディバリエーションも豊富で、初代からセダンやワゴンのエステートのほか、カブリオレがラインアップされています。

 

2017年から日本での販売を開始した現行の4代目のエクステリアデザインは、3代目のイメージを継承しながら、シャープでスポーティなイメージとなりました。

 

スタンダードなメガーヌに搭載されるパワーユニットは、1.2L または1.6Lの直噴ターボでしたが2021年にマイナーチェンジで1.3L直噴ターボに置き換えられました。

 

トランスミッションはすべて7速ATのFFで、一部グレード(GT)に装備される四輪操舵システム「4CONTROL」などで、ドライビングプレジャーを遺憾なく高めつつ、高剛性ボディの採用でしっかりとした走りを提供します。

 

 

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Cセグメントハッチバックは、メーカーによっていろいろと個性がある面白いカテゴリーです。

 

他にも紹介できなかったライバル車も数多くあり、日本車含め選択肢が多岐に渡りますので、ぜひ気になる1台を探してみてください。