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シトロエンから新しいミニバン、ベルランゴが登場!

ワクワクさせるようなエクステリアは必見! フランスの自動車メーカー、シトロエンの創業100周年にあたる2019年に、ニューモデルが日本市場に投入されました。その名も「ベルランゴ」。これまで数々の個性的なモデルを生み出してきたシトロエンだけに、今回もかなり注目が集まっています。

 

 

■ベルランゴってどんなクルマ?


 

 

シトロエン ベルランゴは、もともとヨーロッパでは1996年から販売されている商用モデルです。 今回日本に正規輸入されるのは、2018年のジュネーブモーターショーで発表された3代目。

 

それまでのベルランゴは正規輸入されておらず、日本では見る機会がほとんどありませんでした。

 

ライバルは、ルノー カングー、フィアット ドブロといった各社の商用モデルですが、ベルランゴは、大胆で機能的なエクステリア(外観)と、フレンチテイスト溢れるおしゃれなインテリア(内装)、ファミリーがレジャーで使える便利で実用的な装備で他との差別化を図っています。

 

 

 

■シトロエン最新のコードを取り入れたエクステリア


 

エクステリアは、ラウンドしたフロント部分にポジショニングライトとヘッドライトを2段構えで配置。その内側には、ダブルシェブロンを持つスリットと大きなグリル、ブラックアウト化されたバンパー下部には、フォグランプが埋め込まれるなど、特徴的なフロントマスクを持っています。

 

このデザインは最新シトロエンのデザインコードを取り入れたもので、C3やC4にも通じるものですが、フロントスクリーンを前進させ、フロントエンドを短く高い位置に設定したミニバン的なシルエットに、短いフロントオーバーハングで取り回しを向上させています。

 

ボディサイズは、全長4,403mm×全幅1,848mm×全高1,844mm。ホイールベースは、2,785mmと、日本の道路事情でも扱いやすいサイズです。

 

 

 

■輸入車には珍しいスライドシートを装備


 

リアドアはスライド式になっています。スライドドアは、乗降性にくわえ狭い駐車スペースでの乗り降りのしやすさなど、使い勝手に影響するポイントですが、輸入車でスライドドアを採用する車種はかなり少ないため、個性と実用性の両方を求めるユーザーにはとても魅力的に映ることでしょう。

 

セカンドシートは、幅の等しい3座独立式。5名乗車時でも、真ん中に座る人だけが狭いと感じることはありません。しかもそれぞれの座席にはISOFIXフックが装備されていますし、個別に折りたたむことも可能です。

 

ラゲッジ容量は、5名乗車時でトノカバー下597L、2列目シートを倒した状態では最大で2,126Lとなります(容量はVDA方式)。 奥行きについては、5名乗車時で1m、2名乗車時で1.88m、助手席を倒した状態では最大で2.7mの長尺物を積むことができます。

 

合計28ヶ所の収納スペースは、インストルメントパネルやドア内側などのほかに、室内高を利用した乗員の頭上にも用意されています。

 

ルーフ部分の収納スペースModutopは、ルーフの大半をガラスとするパノラミックルーフと収納スペース を融合させたもので、フロントの収納トレイと最大14Lのバッグが収納できるバッグインルーフによるもので、電動サンシェードと調整可能なムードライトが備わっています。

 

またリアシート後方の頭上には、リアシートとリアゲートのいずれからもアクセスできる約60Lの容量を持つリアシーリングボックスを設置しています。 後部全面が開く大きなテールゲートは、ガラス部分だけ別個に開閉することが可能。テールゲートを開けずにガラスハッチのみで荷室にアクセスすることができ、リアスペースが狭い場所で便利です。

 

 

 

■1.5L 直列4気筒ターボディーゼルを搭載


 

ベルランゴには、グループPSAの先進クリーンディーゼルエンジン(DV5)を、シトロエンブランドとしては初めて搭載しています。

 

このエンジンは、1.5Lの直列4気筒ターボディーゼルで、最高出力は96kW(130PS)/3,750rpm、最大トルクは300Nm/1,750rpm。組み合わせられるトランスミッションは、電子制御8速ATとなります。

 

低回転からの力強いトルクと軽快な吹け上がり、そして高い環境性能と低燃費性能を実現しています。 駆動方式はFF(前輪駆動)で、シャシーには軽量、高剛性、高いポテンシャルと汎用性で評価を得ている、グループPSAの中核をなすプラットフォーム「EMP2」がベース。

 

サスペンション形式は、フロント:マクファーソンストラット/リア:トーションビームで、タイヤサイズは205/60R 16インチとなっています。

 

 

 

■ライバルを凌駕する安全性能


 

 

ベルランゴには、商用モデルながらライバルを凌駕する先進安全運転支援システム(ADAS)が搭載され、安全性と快適性に寄与しています。 ADASには、渋滞時の加減速にも対応したアクティブクルーズコントロール(ストップ機能付き)。

 

前方の車両や障害物を検知し、ドライバーが回避操作を行わない場合に自動的にブレーキを作動させるアクティブセーフティブレーキ。 車載カメラが車線を検知し、ウィンカー操作がない状態で車線からはみ出しそうになると、自動的にステアリングに反力を生じさせ、もとの車線へと戻すレーンキープアシスト。

 

マルチファンクションカメラがつねに前方の状況を分析し、

・インテリジェントハイビーム(ハイヒビームとロービームを自動的に切り替え)

・パークアシスト(車庫入れや縦列駐車の際にステアリング操作を自動で行う)

・ブラインドスポットモニター

・トラフィックサインインフォメーション

・フロント&バックソナー

・ドライバーアテンションアラート

などが装備されます。

 

国産ミニバンの没個性なデザインでは飽き足らないというユーザーに、実用的で経済的、しかも個性的な外観が魅力のベルランゴは、おすすめの1台になりそうです。