世界のクルマをもっと知る

フィアットが生み出したオシャレな実用小型車!パンダの歴史

 

フィアットの小型車といえば500を思い起こす人が多いと思いますが、実はパンダも長い歴史を誇ります。

 

40年に渡る歴史を誇るフィアットパンダの歴代モデルと、各々の特徴や魅力、中古市場を紹介していきます。

※記事中の写真は全て2代目・3代目のものです。

 

 

■リーズナブルで効率のいい小型車を求めて


 

 

初代フィアットパンダは1980年に登場、日本市場には1982年に導入されました。

 

オイルショックの影響から経済的で効率のいい車が求められるようになっていた1970年代後半にパンダの計画はスタートしました。

 

このような背景からパンダに求められたのは、シンプルかつ合理的な設計と、小型車ながら広い室内空間、そして低価格でした。

 

このような条件を満たすために開発されたパンダは、当初空冷2気筒652ccと水冷4気筒902ccのラインアップで登場。

 

1982年には4気筒モデルが日本市場にも導入されています。

 

 

■機能美溢れるオシャレなデザイン


 

 

パンダは効率と経済性を求めたモデルです。

 

しかしながらその求められた機能をオシャレに実現していて、イタリア車らしい機能美に溢れたモデルとなっています。

 

まず特徴的なのがそのエクステリアデザイン。

 

直線的でスクエアなデザインは、ジウジアーロが率いるイタルデザインが担当したものです。

 

このデザインにより室内空間を無駄なく確保することを実現しています。

 

そしてこのデザインはコスト削減にも貢献しています。

 

採用されているガラスは全て平面ガラスとなっているため、生産性向上とコスト削減を実現しました。

 

そのほかにもダッシュボードが荷物棚として使用できたり、多彩なシートアレンジが可能だったりと、使い勝手の良さも優れていました。

 

デザイン性と機能性に溢れた初代パンダはロングセラーモデルとなり、排気量の拡大や4WDグレードの追加など進化を遂げ、2002年まで販売され続けていました。

 

 

■20年ぶりのフルモデルチェンジとなった2代目


 

 

2代目パンダは2003年にヨーロッパ市場でデビューし、日本市場では2004年から販売が開始されました。

 

先代モデルが20年以上販売され続けたこともあり、2代目ではデザインやメカニズムが大幅に変更を受けました。

 

搭載されたエンジンは1.2Lの直列4気筒で、排気量拡大が施されました。

 

しかしながら大きく変化したのはデザインです。

 

全体的なスタイリングもコンパクトハッチバックだった先代と比べると、全高は130mmも高い1590mmとなり、背の高いミニバンに印象は近くなりました。

 

しかしながら高くなった全高も相まって、パンダの特徴である使い勝手の良さはより進化。

 

コンパクトなボディながらシートを倒せば860Lのラゲッジ容量を誇ります。

 

また、デザインは大きく変更を受けながらも、愛らしい印象はそのままで、ウィンドウが埋め込まれたCピラーは、デザイン性の高さと後方視界の確保の両立を実現しています。

 

先代と同様なコンセプトながら、時代に合わせて進化した2代目パンダは高く評価され、欧州カー・オブ・ザ・イヤーを獲得しています。

 

2005年には先代同様4WDグレードも追加、4x4 Climbingというこのグレードは単に4WDとしただけでなく、最低地上高を160mmにまで高めて、悪路走破性も確保しています。

 

 

■キープコンセプトな3代目


 

 

現行となる3代目パンダは2011年9月のフランクフルトモーターショーでデビュー、全体的な印象としては角が取れて丸くなったエクステリアデザインとなりましたが、基本的なシルエットは2代目と共通しています。

 

ボディサイズは全長3650mm、全幅1640mm、全高1550mmとなっていて、先代と比べると大きくはなっているものの、現代の水準からするとコンパクトな部類と言えます。

 

また、このボディサイズの拡大により、室内サイズも拡大。

 

室内長で20mm、ラゲッジ容量で10Lのサイズアップを果たしています。

 

日本市場では2013年6月より販売開始、販売当初は「Easy」というワングレードのみでしたが、2014年からは4WDグレード4x4も導入されています。

 

 

■中古で狙うなら2016年以降がオススメ


 

 

中古でパンダを狙う場合現実的な選択肢として考えられるのは現行となる3代目です。

 

初代モデルは半分クラシックカーの領域に突入しており、購入をするならば相応の覚悟が必要です。

 

2代目モデルも最終型ですら10年近く前ですので、イタリア車特有の電気系トラブルが心配になってきます。

 

狙うならば2016年以降の個体がオススメです。

 

2015年11月の改良で全てのグレードに衝突被害軽減ブレーキが採用されたので、それ以降の個体であれば日々の運転により安心が強くなることでしょう。

 

 

■オシャレで実用的な存在


 

フィアットはイタリアを代表する小型車メーカーであるため、ヨーロッパの狭い街中に似合う魅力的で歴史あるコンパクトカーをラインアップしています。

 

パンダもその内の1台です。

 

コンパクトで実用的かつオシャレなパンダは日本市場でも魅力的な存在と言えます。

 

 

 

パンダの中古車情報を見てみる