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憧れのラグジュアリースポーツセダン5選

 

世界では、セダンのユーテリティにスポーツカーのような性能を付加した高級セダンが注目されています。

 

セダンという枠のなかにありながら、高性能を求めたシルエットが与えられたそれらは、見た目だけでなく中身も本物。

 

有名スポーツカーにも引けを取らない性能を備えています。

 

ラグジュアリーなインテリアに身を委ねながら、想いのままにクルマを走らせることができる愉悦を味わえる超高級スポーツセダンを紹介しましょう。

 

 

■プレミアムサルーンの嚆矢的存在:マセラティ クワトロポルテ


 

 

イタリアを代表する高級自動車メーカーのマセラティが販売するスポーツセダンがクワトロポルテです。

 

その始まりは1963年にデビューした初代クワトロポルテにまで遡ることができる、伝統と格式、高性能を備えた1台です。

 

現在の6代目クワトロポルテは、クーペを彷彿とさせるボディに3.0L V6ツインターボまたは3.8L V8ツインターボエンジンを搭載。

 

上級グレードに搭載される3.8L V8ツインターボは、最高出力390kW(530ps)、最大トルク710Nmのスペックから、全長5,262mm、重量約2トンのボディをわずか4.7秒で100km/hまで引っ張り、最高速度は307km/hに到達させます。

 

トランスミッションにはZF製8速ATを組み合わせ、駆動方式はRWD(FR)もしくはフルタイム4WD。

 

サスペンションにはモータースポーツで培った技術を惜しみなく詰め込んだダブルウィッシュボーンとスカイフック式サスペンションを採用しています。

 

さらに強大なパワーを受け止めるべく、ブレンボ製のブレーキを全モデルに標準搭載。

 

鋳鉄とアルミを組み合わせたデュアルキャストディスクを用いたことで、ばね下の重量軽減にまでこだわっています。

 

フロントグリルに鎮座するトライデントやサイドスカットルの3連エアベントによってひとめでマセラティとわかるデザインもクワトロポルテの魅力を形成するポイント。

 

マセラティのフラッグシップモデルにふさわしい佇まいとイタリアの贅を尽くした室内は、ほかに代えがたい魅力をもっています。

 

 

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■あのベンツが突如発表した4ドアスポーツセダン:メルセデス・ベンツ CLSクラス


 

 

メルセデス・ベンツの誇るフラッグシップといえばもちろんSクラスですが、そのSクラスのような風格を持ちつつもクーペのようなフォルムを身に纏ったモデルがデビューしたのは2004年のこと。

 

CLSクラスは、以前、世界中のメーカーがトライしたものの、定着するには至らなかった“4ドアクーペ”カテゴリーが市民権を得るきっかけとなったことでも記憶に残る存在です。

 

ミドルサイズのEクラスをベースにサッシュレス4ドアを組み合わせた唯一無二の4ドアクーペは、かつての2ドア4座クーペのCLクラスの系譜を引き継ぐ流麗なスタリングが魅力です。

 

現在は2018年にデビューした3代目CLSが販売されていますが、中古車で狙うなら2011年から2018年まで販売されていた2代目がおすすめ。

 

初代CLSよりも一層スポーティ感を増しつつも、リアセクションはSクラスをイメージさせるサルーン感も演出した完成度の高いスタイリングが特徴です。

 

パワートレインは、ガソリンの3.5L V6と4.7L V8ツインターボ、2.2L直4ディーゼルターボの3タイプ。

 

駆動方式はFRのほかに4WDがあり、トランスミッションは発売当初は7速AT(7Gトロニック)を搭載し、後に9速AT(9Gトロニック)へと進化。ダイレクト感と素早いシフトチェンジが行なえる電子制御式を採用し、大柄なボディながらスポーツカーのような加減速を可能としています。

 

ボディは、セダンのほかにワゴンの「シューティングブレイク」も用意されています。

 

 

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■スポーツカーの名門ブランドがつくる4ドアクーペ:ポルシェ パナメーラ


 

スポーツカーひと筋だったポルシェが2002年に発表したカイエンは、当時多くの自動車ファンが驚かされました。

 

そんなカイエンに続き、2009年に発表されたポルシェ初の4ドアサルーンがパナメーラです。

 

エンジンをフロントボンネット内に収め、室内にはフル4シーターを備えるパナメーラは、911のような顔付きに、ひとめでポルシェと分かるスタイリングが魅力です。

 

現在販売されているパナメーラは2016年に登場した2代目ですが、ここではエポックメイク的な存在であり、中古でも狙いやすい初代パナメーラを解説します。

 

初代パナメーラは、5メートル近い4,970mmの全長に、1.9mを超える全幅1,930mmという大柄のボディに、3.6L V6または4.8L V8ターボエンジンを搭載していました。

 

トランスミッションには6速MTまたは、ポルシェ独自のダブルクラッチシステム「PDK」が用意され、駆動方式はFRまたは4WDを設定しています。

 

グレードは、スタンダードのほかにスポーツモデルのSやターボモデルもあり、並のグランツーリスモ以上の性能を発揮してくれます。

 

初代パナメーラはベースグレードのMT車では1000万円を切るモデルがあるいっぽう、最上位グレードのターボSでは2500万円近いモデルもあり、非常にレンジの広い価格帯を展開していました。

 

V8&4WDでサーキット走行さえ可能なターボSも魅力的ですが、3.6LのV6エンジンを6速マニュアルで自在に走らせるスタンダードも見逃せません。

 

中古車になったいまでもその魅力は衰えておらず、車両重量も現行モデルより100kg近く軽量だった初代パナメーラに注目してみるのもおすすめです。

 

 

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■美しいスタイリングの秘密はランボルギーニ?:アウディ A7スポーツバック


 

 

2007年の北米国際オートショーに参考出展されたコンセプトモデル“スポーツバックコンセプト”をベースに、2010年秋から販売が開始されたアウディA7スポーツバック。

 

アウディならではシングルフレームグリルにクーペを連想させるフォルムを組み合わせた美しいスタイリング、一見すると4ドアとは思えないほどの美しさ。

 

そのリアセクションの形成には、グループブランドであるランボルギーニの影響も受けているとされています。

 

パワートレインは、スーパーチャージャー付きの3.0L V6エンジンに、アウディならではのクワトロシステムを採用したフルタイムAWD。

 

トランスミッションはアウディのダブルクラッチ式ATである7速Sトロニックが組み合わされています。

 

全長4,990mm、全幅1,910mmのボディは、アルミニウム素材を用いたことで軽量かつ高剛性のボディを実現し、スポーティな走りを可能としました。

 

また実用面ではリアゲートをハッチバックタイプにしたことで荷物の出し入れが容易になり、ステーションワゴンにも匹敵する1,390Lもの荷室容量を確保しています。

 

2018年にフルモデルチェンジを行ない2代目へと移行したA7スポーツバックですが、基本的なコンセプトは初代モデルを踏襲していますので、予算に応じて選んでも後悔はないでしょう。

 

 

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■遅れた登場した最後の4ドアクーペ:BMW 6シリーズグランクーペ


 

 

ラグジュアリークーペおよびコンバーチブルモデルを主軸に展開してきたBMW6シリーズに、“グランクーペ”と名付けられた4ドアクーペが加わったのは、2012年のことでした。

 

他ブランドのラグジュアリースポーツセダンの成功を受けて、投入されたBMW製4ドアスポーツセダンの6シリーズグランクーペは、全長5,010mm、ホイールベース2,970mmというスペックを活かした居住空間も魅力のモデルで、5名乗車でもストレスを感じない快適な移動を可能としています。

 

発売当時のパワートレインは、3.0Lの直6ツインターボと4.4LのV8ツインターボの2種類で、トランスミッションは8速AT、駆動方式はFRという組み合わせ。

 

2013年に追加されたM6グランクーペは、ハイパフォーマンス版のV8エンジンにダブルクラッチ式の7速DCTを組み合わせています。

 

現在販売されているのは2017年に登場した2世代目の6シリーズグランクーペですが、じつは室内のラグジュアリーな雰囲気は初代グランクーペのほうが一枚上手。

 

スポーツ&ラグジュアリーな4ドアセダンがお好きな方には、初代グランクーペがおすすめです。

 

 

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4ドアセダンでありながら優れた走行性能を持ち、さらにラグジュアリーな内外装を持つ大人のスポーツセダン。

 

いずれも1000万円オーバーは当たり前な高級車ばかりですが、ひと世代前の中古車を狙えば現実的な値段で手にすることも十分可能です。