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日本で販売していないトヨタのクルマたち

世界でも常にトップクラスに位置している日本を代表する自動車メーカー、トヨタ自動車は、日本だけでなく世界各国のニーズに合わせて車を販売しています。国ごとに日本とは設定を変えることもあれば、名前を変えることも。

そして中には海外限定のモデルも存在します。今回はトヨタの世界戦略のラインナップから、日本ではお目にかかれないモデルを5台を紹介していきます。

 

 

 

アバロン


 

アバロンは北米トヨタで販売されているFF(前輪駆動)の大型セダンで北米トヨタの中でも上級グレードに位置します。現行モデルとなる5代目は北米や中国で販売されていますが、初代と2代目は日本でも販売していた実績がありました。

 

5代目となる現行型アバロンには、2.5Lと3.5Lのエンジン、更にはハイブリッド仕様もラインアップされています。トヨタの上級グレードセダンらしく独自の先進装備、トヨタ・セーフティ・センスPなどを始めとした安全技術を採用しつつも高級感のあるエクステリア(外装)やインテリア(内装)によって、海外では今もなお人気を博しています。

 

日本ではクラウンがトヨタのフラッグシップセダンとして認知されていますが、クラウンはあくまでも日本の国土に最適化された特別なセダンで、北米トヨタにとってアバロンは「海外版クラウン」と呼んでも差し支えないモデルといっていいでしょう。

 

 

 

イノーバ


 

イノーバは東南アジアやインド、中近東などで販売されるミニバンモデルです。トヨタでは2002年に「IMV( イノベーティブインターナショナル マルチパーパスの略)プロジェクト」という新興国をターゲットとした世界戦略を始めており、その一環としてイノーバは2004年に販売が始まりました。

 

IMVは、1つのプラットフォームを新興国のニーズに合わせて生産するシステムのことで、主にSUVやミニバン、ピックアップトラックなどを販売しています。特徴としては、新興国に多い未舗装路も走破できるよう、クロスカントリーモデルに採用されるラダーフレーム構造をプラットフォームに用いている点です。エンジンは、2.4Lのガソリンエンジンと2.8Lのディーゼルエンジンが選択可能です。

 

イノーバは次に紹介するフォーチュナーと共通のプラットフォームを採用しており、ミニバンでありながら強固なフレーム構造と走破性に重点を置いたFR(後輪駆動)の駆動方式となっています。

 

 

 

フォーチュナー


 

先に説明した通りフォーチュナーもイノーバ同様、IMVプロジェクトの一環として販売されているモデルです。イノーバとは異なり、主にタイやオーストラリアで販売されています。

 

構造としてはイノーバと共通のプラットフォームを採用しているほか、2.4Lと2.8L(ディーゼル)の2種類のエンジンが設定されています。南米やアフリカでも扱われるモデルなので、エンジンの仕様については各地域によって詳細が異なっています。

 

 

 

タコマ


 

日本でも販売されるピックアップトラック、ハイラックスの北米仕様モデルとして1995年に販売が始まったタコマ。北米トヨタのモデルとして現地でも高い人気を誇っています。

 

3代目となる現行のタコマにはアグレッシブなフロントマスクが与えられ若々しい印象を与えています。エンジンは3.5LのV6エンジンが搭載されています。人気が高いことからラインアップが非常に多く、TRD仕様を始めとした様々な仕様が存在しています。

 

 

 

タンドラ


 

トヨタ自動車が誇るフルサイズのピックアップトラックがタンドラです。サイズはタコマよりもさらに大きく、全長は6m近くに迫り、全幅は2mを超えます。迫力があるのはサイズだけでなく、5.7Lの排気量から繰り出される、最高出力281kW(381PS)/5,600rpm、最大トルク544Nm(55.4kgm)/3,600rpmというパワーも圧巻です。

 

タコマはスポーツ性や実用性を重視したモデルであるのに対し、タンドラは実用性はもちろんのことさらにラグジュアリー性が高められたモデルとなっています。そのためタンドラは極めてシンプルなエクステリアながらどこか高級感が感じられます。

 

 

日本が世界に誇る自動車メーカー、トヨタには日本で見かけない様々なクルマが世界中で販売され、そのクルマを使用して仕事をしたり家族と旅行に出かけたりと世界中でトヨタのクルマは活躍しています。日本人として日本のクルマが世界を走っている姿は誇らしく思えますよね。ぜひ海外旅行に出かけられた際は、街中で走っているトヨタのクルマに注目してみてくださいね。