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永遠の憧れフェラーリ その記念碑的モデルをご紹介

イタリアを代表するスーパーカー、フェラーリにおける記念碑的モデルをご存知でしょうか。

 

誰でも気軽に乗れるわけではない憧れのフェラーリの中でも、さらに特別な存在である「スペチアーレ(=特別な)」をいくつかご紹介しましょう。

 

 

■F40


 

 

フェラーリ F40は、1987年にフェラーリの創業40周年を記念して造られたモデルです。

 

フェラーリの創業者エンツォ・フェラーリ自身がこのクルマの発表会に登場し、プレゼンテーションを行いました。

 

エンツォはその後、翌1988年8月にこの世を去ります。

 

F40が発表されると、イタリアのデザインファクトリー、ピニンファリーナの手がけた美しいボディにだれもが息を飲みました。

 

純然たるスーパーカーであることを証しする大胆なフェンダーや、巨大なリアウィング、機能美と形容できる数々のエアダクトは、戦闘機のようなフォルムをさらに過激に引き立て、これぞまさしくスーパーカーと呼ぶにふさわしいスタイリングです。

 

インテリア(内装)もレーシングカーそのものと言っても良いほどスパルタンで、フロアパネルはシャシーのCFRP(炭素繊維強化プラスチック)素材がむき出しになっていますし、走るのに必要な計器類がシンプルに配置されただけのダッシュボードパネルや、フルバケットシートが装着された室内はまさに「コックピット」そのものです。

 

エンジンは3.0L V8ツインターボエンジンをミッドシップに縦置きされ、最高出力は351.5kW(478PS)/7,000rpm、最大トルクは577Nm(58.8kgm)/4,000、乾燥重量は1,100kg、最高速度は324km/h、0-100km/h加速は4.1秒と、発売当時世界最速の市販車として話題になりました。

 

 

■F50


 

 

フェラーリ F50は、フェラーリの創業50周年を記念して造られ、1995年に発売されました。

 

フェラーリの開発陣が「公道を走れるF1」をコンセプトに造り上げたモデルで、F1で輝かしい実績を誇るフェラーリが、F1の技術をそのまま惜しげも無くロードゴーイングカーに投入するという、いわば究極のマシンです。

 

 

ピニンファリーナ ロレンツォ・ラマチョッティ

 

高い動力性能を追求するため、一般的なクルマに装備されるパワーステアリング、ブレーキのサーボアシスト、ABSなど快適な装備は備わっていません。

 

しかしF1にも使用されるコンポジット素材や設計テクノロジー、空力技術がふんだんに採用されています。

 

とはいえ、F40のようにレーシングカーそのままの外観とか、あまりにもシャシーむき出しのスパルタンな内装ではなく、流れるような曲線と有機的なデザイン、シンプルながらも特別な雰囲気を味わえるインテリアは、90年代の最先端スーパーカーの解釈が色濃く表現されているものと言えるでしょう。

 

F40がターボ過給によるV8エンジンを搭載していたのに対し、F50はNA(自然吸気)のV12エンジンを搭載したのが大きな違いです。

 

またカーボンコンポジットのモノコックシャシーを製作し、そこにF1用のエンジンブロックを流用して排気量を拡大したエンジンを直接マウントし、トランスミッションやサスペンションを組み込んでいくという、F1と同様の構造を採用しているのが特徴です。

 

エンジンは4.7L V12NAエンジンをミッドシップに縦置き、最高出力は382kW(520PS)/8,500rpm、最大トルクは471Nm(48kgm)/6,500rpm、乾燥重量は1,230kg、最高時速は325km/h、0-100km/h加速は3.87秒というスペックです。

 

 

■エンツォフェラーリ


 

 

フェラーリの創業55周年を記念して造られたスペチアーレは、創業者の名を冠したその名も「エンツォフェラーリ」というもので、1990年代後半からF1レースにおいて勢いに乗るフェラーリが、当時のF1のテクノロジーやノウハウを投入したモデルです。

 

エンツォフェラーリは、F1の開発にも導入されていた本格的な風洞実験設備や、スーパーコンピュータを用いた計算・設計によって蓄積されたノウハウ、”速く走る”ために緻密に制御された技術を反映させているのが特徴です。

 

フロントセクションはF1のノーズコーンにインスパイアされたデザインになっており、これはデザイン性だけでなく、流体力学をもとにこまかな空気の流れまで計算された機能的なものです。

 

デザイナーは、奥山清行氏が努めました。

 

また、単にクルマの動力性能そのものを追求し無駄をそぎ落とすだけではなく、ドライバーの能力を最大限に引き出す「マン・マシーン インターフェイス」の理論とテクノロジーが、統合的に組み込まれているのも特徴です。

 

たとえばステアリング・ホイールには、F1マシンのようにマシンコントロールのためのボタンやスイッチ類が並んでいたり、カーボン・ファイバー製のレーシングシートは、オーナーのドライビングスタイルや体型に合わせて、バックレストやシートサイズを選択できるようになっています。

 

エンツォフェラーリに搭載されるエンジンは、6.0L V12NAエンジンをミッドシップに縦置き、最高出力は485kW(660PS)/7,800rpm、最大トルクは657Nm(67kgm)/5,500rpm、乾燥重量は1,255kg、最高時速は350km/h以上、0-100km/h加速は3.65秒となっています。

 

モータースポーツやスーパーカーに多大な影響を与えたフェラーリのスペチアーレは、その時代の最先端技術と革新的なデザインが取り入れられた、どれも素晴らしい作品です。

 

憧れのスーパーカーが、今後どんなモデルを登場させるのか、非常に楽しみですね!

 

 

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