世界のクルマをもっと知る

300万円以下のコンパクトSUV対決!VW T-CROSS VS フィアット 500X

2019年11月に日本にも上陸したフォルクスワーゲン T-Crossと、2019年5月にマイナーチェンジを受けたフィアット 500X。

 

どちらも300万円を切る価格から購入できるコンパクトクロスオーバーSUVですが、今回の記事では、個性の違うこの二台を比較して、その魅力に迫りたいと思います。

 

 

■対照的なエクステリア


 

フォルクスワーゲンのT-Crossは、モジュラーユニットMQBを使ったコンパクトクロスオーバーSUVです。

 

サイズ的には、ポロのSUV版といった大きさです。

 

エクステリア(外装)は、厚みのあるボンネットで存在感を出しながら、ヘッドライトと一体感のあるグリルや、サイドに流れる一直線のプレスラインが安定感を生み出しています。

 

遊び心を感じるアンダーガード風の意匠やフォグランプ周りの処理に、樹脂パーツによるボディ下部やフェンダーアーチモール、そしてブラックトリムフレームを備えたリフレクターバンドが全体を引き締め、幅広感も感じさせています。

 

 

一方、フィアット 500Xは、ヌォーバチンクエチェントを祖とするかわいらしいポップで親しみやすい500のデザインを、クロスオーバースタイルにアレンジ。

 

上下に分割されたデイタイムドライビングライトや、アンダーガードをモチーフとしたバンパーデザイン、ブラックアウトされたフェンダーアーチモールなど、クロスオーバーSUVの力強さが表現されています。

 

エクステリアを比較してみると、T-Crossはフォルクスワーゲンの堅実な作り込みを感じさせながら、アクティブで遊び心のある開放的なデザイン、 500Xはネオクラシックスタイルを楽しめる、親しみやすいデザインだと言えます。

 

 

■シンプルかポップか


 

T-Crossのインテリア(内装)は、直線を基調としたカジュアルな雰囲気です。

 

メーターパネルと一体感のあるインパネは先進性が感じられます。 オリジナリティを求めるのであれば、TSI 1STプラスに、内外装のカラーを選べるデザインパッケージが、オプションで用意されていますので、そちらを選ぶと良いでしょう。

 

ドライバーズシートは、高い着座位置で、見晴らしが良く、視認性に優れた設計になっています。

 

リアシートは14cmのスライドが可能で、乗車人数に応じて広々と使ったり、荷物を優先させた使い方が可能です。

 

背もたれは6:4分割で倒すことができ、ラゲッジ容量は5名乗車時で455L、最大で1,281Lと、かなり大きなスペースを確保しています。

 

 

 

フィアット 500Xのインテリアは、曲線を組み合わせたダッシュボード、ボディカラー同色のインパネ、円形のダイヤルやスイッチ類、ヘッドレストなど、外観と同様個性的なデザインになっています。

 

収納も充実しており、国産モデルからの乗り換えでも便利に使えるでしょう。

 

 

 

ラゲッジ容量は、通常時が350L、後席シート格納時で1,000Lと、普段使いには十分の容量を確保していると言えます。

 

T-Crossは見た目以上に使い勝手の良い実用的な室内空間、500Xはおしゃれなこだわりの雰囲気、といったところですね。

 

 

■1.0Lエンジンと1.3Lエンジンの違いは?良さは?


 

 

 

T-Crossに搭載されるエンジンは、1.0L 直列3気筒DOHCターボで、最高出力は85kW(116PS)/5,000〜5,500rpm、最大トルクは200Nm(20.4kgm)/2,000〜3,500rpmとなります。

 

トランスミッションは、7速DSG(デュアルクラッチトランスミッション)。

 

駆動方式は、FF(前輪駆動)のみ。燃費はWLTC総合モードで16.9km/Lという数値です。

 

先進安全装備は、ベースグレードでも、先行車を完全停止状態まで自動追従して走行するアダプティブクルーズコントロール ACC (全車速追従機能付)、 プリクラッシュブレーキシステム Front Assist(歩行者検知対応シティエマージェンシーブレーキ機能付)、駐車支援システム Park Assist、車両後方の死角を監視し、ドライバーに警告を発するブラインドスポットディテクション(後方死角検知機能)などが標準装備となっています。

 

対する500Xに搭載されるエンジンは、1.3L 直列4気筒ガソリンターボで、最高出力は111kW(151PS)/5,500rpm、最大トルクは270Nm(27.5kgm)/1,850rpmと、なかなかパワフルです。

 

剛性の高いシャシー性能のおかげで、ハンドリングはキビキビと楽しく、イタリア車らしい味付けとなっています。

 

トランスミッションは、デュアルクラッチ式の6速。駆動方式はFF(前輪駆動)。燃費はWLTC総合モードで13.5km/Lとなります。

 

安全装備に関しては、レーンデパーチャーウォーニングや全面衝突警報は装備されますが、アダプティブクルーズコントロールやオートハイビーム、ブラインドスポットモニターなどの先進安全装備を充実させたい場合は、上位グレードの500X クロスを選ぶ必要があります。

 

パフォーマンスで両車を比較すると、低燃費で経済的、安全性能の充実したT-Cross。

 

ゆとりのあるパワーと気持ちのいい走りを楽しめる500Xといったところでしょう。

 

T-Crossのベースグレードの価格は299万9,000円、500Xは299万円と、ほぼ同じ。

 

ただし、特徴や装備はおおきく異なっていますから、ぜひ見比べて、その違いを実感してみてください。

 

 

最新の500Xの在庫情報を見る≫