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R32時代から最新のゴルフRまで!歴代のフォルクスワーゲン ゴルフRシリーズを徹底解説

 

ホットハッチの定番と言えば今も昔もゴルフGTIですが、ゴルフのラインアップの中にはよりホットなRシリーズがあります。

 

ゴルフの歴史の中で、過激なホットハッチの始まりとなったR32から現行モデルであるゴルフRまで、歴代ゴルフのRシリーズを紹介していきます。

 

 

■見た目は普通のハッチバックだが中身はハイパフォーマンスカー初代R32


 

 

1997年にデビューした4代目ゴルフ、そのラインアップにRを冠するグレードが加わったのは2002年のことです。

 

R32と名付けられたこのグレードの由来は搭載されたエンジンにあります。

 

ノーマルグレードでは1.6〜2.0Lの直列4気筒エンジンを搭載していた4代目ゴルフですが、このグレードでは3.2Lという大排気量を有する、フォルクスワーゲン独自のエンジンレイアウトである狭角V6エンジン「VR6」を搭載しています。

 

この3.2Lという排気量がR32という名前の由来です。

 

搭載されたエンジンは最大出力177kW(244PS)/6,250rpm、最大トルク320Nm(32.6kgm)/2,800rpm〜3,200rpmというスペックで、ノーマルのホットグレードGTIの最高出力110kW(150PS)/5,700rpm。

 

最大トルク210Nm(21.4kgm)/1,750rpmよりも最大出力で64kW(94PS)、最大トルクで110Nm(11.2kgm)も高い数値となっています。

 

これだけ増大したパワーとトルクを受け止めるためにもちろん各部も強化されています。

 

その例をあげればチューニングされたサスペンション、大きくなったタイヤ、ホイール、ブレーキ…ときりがないですが、最も大きな違いは駆動方式です。

 

FFではなくフォルクスワーゲンの4輪駆動システム4MOTIONを採用しています。

 

このように強化された足回りと駆動系、そしてボディサイズに見合わない大排気量ハイパワーエンジンが与えられたR32はスポーツカーに匹敵するパフォーマンスを誇ります。

 

それでいて専用のエアロパーツはあくまで控えめなもの、クルマを知らない方から見たらただのハッチバックに見えてしまうでしょう。

 

R32はまさに羊の皮を被った狼と言える存在です。

 

 

■日本市場で求めやすくなった2代目R32


 

 

日本市場では2004年5月に販売開始となった5代目ゴルフ、このモデルをベースにしたR32が日本市場に登場したのは、1年半以上が経った2006年2月のことでした。

 

先代のR32同様に3.2LのVR6エンジンを搭載、エンジンスペックは7kW(6PS)向上し、184kW(250PS)となっており、そのハイパワーを4WDシステム4MOTIONで受け止めます。

 

この2代目R32で大きく変わったポイントは日本市場で求めやすくなったという点です。

 

先代は日本市場に置いて2003年1月に3ドアの左ハンドルが500台限定で販売、同年5月に5ドアの右ハンドルが400台限定で販売したのですが、どちらも限定車かつマニュアルトランスミッションということもあり、購入への敷居が高いモデルでした。

 

しかし、このモデルからはカタロググレードとしてラインアップされ、5ドアの右ハンドルと3ドアの左ハンドル(受注生産)が用意されました。

 

また5ドアモデルはDSGを採用し、非マニュアルトランスミッションとなったことで求めやすい存在になりました。

 

そうなると軟弱なモデルとなったという見方をする方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。素早いシフトチェンジを可能とするDSGを採用したことにより0−100加速は0.4秒短縮した6.2秒になっています。

 

楽をするためでなく、更なる速さを求めた結果がDSGの採用なのです。

 

また、依然として3ドアモデルは6速マニュアルのままだったので、通好みの選択肢も用意されていました。

 

 

■エンジン変更で軽量に仕上がった初代ゴルフR


 

 

6代目ゴルフは日本市場で2009年4月より販売を開始、最上級スポーツグレードRシリーズがラインアップに加わったのは2010年3月のことでした。

 

このモデルから「R32」というグレード名ではなく、「ゴルフ R」という名前に変更されました。

 

その理由は搭載エンジンにあります。それまでの3.2L VR6エンジンから2.0L 4気筒ターボエンジンへと変更されたのです。

 

 

しかし、R32からスペックは向上しており、最高出力は 188kW(256PS)/ 6,000rpm、最大トルクは 330Nm(33.7kgm)/2,400 〜5,200rpm と、それぞれ 4kW(6PS)、10Nm も高い数値になりました。

 

それでいながら燃費性能も12.4km/LとR32の10.2km/Lよりも低燃費に仕上げっています。

 

また搭載エンジンが小さくなったことによりR32よりも約60キロ軽量に仕上がっているのも魅力的なポイントと言えます。

 

 

■更なる速さと先進性を身につけた2代目ゴルフR


 

 

2012年にデビューした7代目ゴルフは、フォルクスワーゲンの新世代プラットホームであるMQBが投入されたのがポイントです。

 

その結果、快適性と安全性を向上しつつも軽量化を実現しています。

 

そんな良くなったベースを基に開発されたゴルフRは、2014年2月に日本市場で販売が開始されました。

 

ゴルフ史上最強と発表された2代目ゴルフR。

 

そのスペックは最大出力206kW(280PS)/5,100~6,500rpm最大トルク380Nm(38.7kgm)/1,800〜5100rpmとなっていて、出力で18kW(24PS)トルクで50Nm先代モデルより向上を実現。

 

それでいながら1500kgと30kgの軽量化に成功し、燃費性能は14.4km/Lと先代よりも低燃費を実現しています。

 

また全車速追従機能が備わったアクティブクルーズコントロールやレーンキープアシストシステムなど運転支援技術の装備が充実したのも、2代目ゴルフRの進化の特徴の一つです。

 

2017年5月にはマイナーチェンジを受けさらに進化、228kW(310PS)へとパワーアップしたほか、6速から7速へと多段化した新開発DSGを採用し、走りの楽しさと過激さに磨きがかかりました。

 

 

■ゴルフRシリーズは万能快速マシン


 

ハッチバックのスタンダードとされるゴルフ。そのゴルフをベースにレーシーに仕立てたゴルフのRシリーズは、ハッチバックの利便性と時代の変化に対応した装備、そして速さを兼ね備えた万能マシンと言えます。

 

普段使いもできる速いクルマがほしいという方にオススメのモデルです。

 

 

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