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VWのロングセラーモデル、ゴルフを紹介

 

1974年に初代が登場したフォルクスワーゲン ゴルフは、2019年に生誕45周年を迎えたハッチバックのベストセラーモデルです。

日本市場へは、1975年にヤナセによって輸入が開始され、以来、累計で85万台以上が販売されるなど、多くの国内ユーザーに親しまれてきました。この記事では2017年にマイナーチェンジを受けた現行型の7代目ゴルフについて解説します。

 

 

 

MQB が初採用された7代目ゴルフ

 

2013年に国内デビューをはたした7代目ゴルフは、フォルクスワーゲンのモジュール戦略、MQBが初採用されたモデルで、ボディ、エンジン、サスペンションから、シート、エアコン、インフォテイメントシステムにいたるまで、あらゆるパーツが新しくなっています。

 

まずダウンサイジングターボのTSI(EA211)エンジンは、6代目に搭載されたEA111のコンセプトはそのままに、小型化、軽量化、効率化が図られました。とくに1.4L TSIには、気筒休止システムを採用することで効率を高めています。

 

ボディは高張力スチールの使用率を66%から80%まで高めるとともに、熱成型パーツの使用率を6%から28%まで向上し、さらに超高張力スチールをホワイトボディの9%に使用。その結果、12kg もの重量削減と、ボディの高剛性化を両立しています。

 

 

またサスペンションは全面的に再設計がなされており、フロントのマクファーソンストラットは全グレード共通、リアはトレーリングアーム&トーションビームを使った半独立式を基本に、上級モデルにのみ4 リンク式がおごられます。

 

これらの基本構造だけでなく、室内のシートやエアコンやインフォテイメントシステムにいたるまで、機能と性能を格段に向上させました。

 

その後2017年5月には、大幅な改良が行なわれ、エクステリアの意匠が変更されたほか、先進安全装備の充実、インフォテイメントシステムの操作性が高められてます。

 

 

 

スポーティかつ存在感があるエクステリア

 

7代目ゴルフは、MQBを採用したことにより、6代目より前輪の位置が 40mm 前方に移動し、視覚的にノーズが長く感じられるようになり、スポーティな印象を強めています。と同時に、全高が低められたことで、車両の前方投影面積が0.03 ㎡縮小し、走行中の空気抵抗は従来型よりも10%ほど削減されています。

 

 

2017年のマイナーチェンジでは、前後バンパーおよびヘッドライトまわりの意匠変更、ヘッドライトとテールランプのLED化、ラジエーターグリル下端からヘッドライトの内部まで伸びるクロームモールの標準装備などが行われ、シャープな印象を強めました。

 

 

現行型のボディサイズは、全長4,265mm(GTI/Rは4,275mm)×全幅1,800mm×全高1,480mm(GTIは1,470mm/Rは1,465mm)となっています。

 

 

 

インフォテイメントシステムの使い勝手も向上

 

 

インフォテイメントシステムを構成するひとつであるディスカバリープロも大幅改良によって使い勝手が高まりました。

 

純正ナビゲーションシステムのディスカバリープロは、2017年の刷新で画面を8インチから9.2インチに拡大。ジェスチャーコントロール機能も装備されました。

 

さらに、メーターには12.3インチ大型ディスプレイのアクティブインフォディスプレイを採用。これは、コンフォートライン、ハイライン、GTI、GTEにオプション設定、Rに標準装備されます。

 

 

 

 

パワートレインは多彩

 

搭載されているパワートレインは多彩で、Rには最高出力228kW(310PS)、最大トルク400Nm(MT車は380Nm)を発生する2.0L直列4気筒ターボを筆頭に、スポーティモデルのGTIには最高出力169kW(230PS)、最大トルク350Nmを発生する2.0L直列4気筒ターボを搭載。

 

TSI ハイラインは最高出力103kW(140PS)、最大トルク250Nmを発生する1.4L直列4気筒ターボ、TSIトレンドラインとTSIコンフォートラインには最高出力77kW(105PS)、最大トルク175Nmを発生する1.2L直列4気筒ターボが搭載されています。

 

 

駆動方式はFFを中心にRは4モーションと呼ばれる4WDを搭載。

 

組み合わされるミッションは、通常モデルは7速DSG、GTIは6速MTと6速DSG、Rは6速MTと湿式の7速DSGを採用しています。

 

燃費性能はTSI ハイラインがJC08モード燃費18.1km/L、TSIトレンドラインとTSIコンフォートラインが19.1km/L。GTI(MT)が14.6km/L (15.1km/L)、R(MT)が13.0km/L(12.6km/L)となっています。

 

そしてPHEVのゴルフGTEには、1.4L直列4気筒ターボ+電気モーターを内蔵した6速DSGで構成。モーターのみで最長53.1km走行可能でハイブリッドモードでは23.8km/Lという優れた燃費性能を実現しています。

 

 

 

運転支援システムも充実

 

ゴルフは、総合安全制御のコンセプト“フォルクスワーゲンオールインセーフティ”にもとづいて開発されており、予防安全、衝突安全、二次被害防止にいたるまで幅広い安全装備を備えています。

 

 

まず、歩行者検知対応のシティエマージェンシーブレーキ機能を追加したプリクラッシュブレーキシステム、急制動や極端なオーバーステア/アンダーステアによる事故の可能性を検出すると働くプロアクティブ・オキュパント・ プロテクション、エマージェンシーストップシグナルを全車に標準装備するほか、全車速追従機能付きACC、レーンキープアシスト、渋滞時追従支援システムのトラフィックアシストは、コンフォートライン以上に標準装備されます。

 

また、ハンドルの舵角に連動して進行方向の左側や右側を幅広く照射することで、夜間の交差点などの安全性を高めるダイナミックコーナリングライトやヘッドライトの照射パターンを自動的に切り替えるダイナミックライトアシストは、Rに標準装備、ハイライン、GTI、GTEにテクノロジーパッケージとしてオプション設定されるなど、プレミアムモデルに劣らない装備となりました。

 

輸入車としては購入しやすい価格で、使い勝手も良いゴルフ。コンパクトカーを探しているなら検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

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