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アルファロメオ ジュリア クアドリフォリオとドイツのハイパフォーマンスセダンを比較!

 

2015年に久々のFRセダン「ジュリア」を発表したアルファロメオ、そのジュリアにはハイパフォーマンスグレードの「クアドリフォリオ」がラインアップされています。

 

ハイパフォーマンスセダン言えばドイツ車が多いこのクラス。

 

ジュリアクアドリフォリオはドイツのハイパフォーマンスセダンと比べてどうなのか?

 

今回は比較して紹介していきます。

 

 

■アルファロメオ ジュリアとはどんなモデル?


 

 

新開発のプラットホームと新しいエンブレムが与えられ、アルファロメオの新時代の幕開けを託されたとも言えるモデルであるジュリア。

 

2012年まで販売されていた159以来ラインアップから途切れていたセダンであり、FRの駆動方式を採用するセダンとしては1992年に販売を終了した75以来となります。

 

ジョルジオと名付けられた新開発のプラットホームは基本的なツボを押さえた作りとなっていています。

 

使用素材を厳選することで徹底した軽量化が行われ、理想的な50:50の前後重量配分に設計。

 

これによりFRスポーツサルーンならではの上質なハンドリングを実現、さらに電子制御の介入も、ドライバーの感覚と運転の楽しさを邪魔しないように設定されており、気持ちいい走りを楽しめます。

 

 

■ハイパフォーマンスグレード「クアドリフォリオ」とは?


 

 

先に紹介したように走りの素性の良いFRセダンとなっているジュリア、それだけにそのスポーツモデル、クアドリフォリオは世界トップクラスのハイパフォーマンスセダンに仕上がっています。

 

搭載されるエンジンはフェラーリの出身のエンジニアの手によってチューニングされ、最高出力375kW(510PS)/6,500rpm、最大トルク600Nm(61.2kgm)/2,550rpmという素晴らしいスペックを誇るのはもちろん、官能的なサウンドとフィーリングを併せ持ちます。

 

そして軽量化にも抜かりはありません。ノーマルなジュリアとは異なり、ボンネットやルーフにはカーボンを用いており、ブレーキシステムもカーボンセラミック製となって軽量かつ耐熱性が高くなっています。

 

これにより車両重量は1,710kgという数値に収めており、0-100km/h加速3.9秒、パワーウェイトレシオ3.35kg/PSという優れた加速性能を誇ります。

 

もちろん軽量なボディは旋回性能にも貢献していて、走る、曲がる、止まるそれぞれの項目で性能向上が図られています。

 

そんなハイスペックを誇るジュリアクアドリフォリオの価格は1,153万円からとなっています。

 

 

■ドイツを代表するハイパフォーマンスセダンとスペックを比較!


 

 

このクラスのハイパフォーマンスセダンは近年ドイツ車の独壇場という世界でした。

 

ジュリア クアドリフォリオはそこに真っ向から勝負を挑む、いわば挑戦者のようなポジションとも言えます。

 

具体的なライバルを挙げるとするならば、BMW M3/M3 コンペティションやメルセデス・ベンツ AMG C63/C63 Sなどでしょう。

 

M3はそろそろフルモデルチェンジも噂されていますが、(2020年8月現在)それぞれのライバルのスペックや価格帯を見てみましょう。

 

 

■BMW M3 competition 最高出力:331kW(450PS)/7,000rpm 最大トルク:550Nm(56.1kgm)/2,350〜5,500rpm 0-100km/h加速:4.0秒 パワーウェイトレシオ:3.64kg/PS(車両重量1,640kg) 価格:1,256万円

 

■メルセデス・ベンツ AMG C63 S 最高出力:375kW(510PS)/5,500〜6,250rpm 最大トルク:700Nm(71.4kgm)/2,000〜4,500rpm 0-100km/h加速:3.9秒 パワーウェイトレシオ:3.50kg/PS(車両重量1,790kg) 価格:1,447万円

 

■アルファ ロメオ クアドリフォリオ 最高出力:375kW(510PS)/6,500rpm 最大トルク:600Nm(61.2kgm)/2,550rpm 0-100km/h加速:3.9秒 パワーウェイトレシオ:3.35kg/PS(車両重量1,710kg) 価格:1,153万円

 

 

■ジュリア クアドリフォリオはニュル最速のセダン


 

ライバルと比較した場合ジュリア クアドリフォリオが最も優れている点はコストパフォーマンスです。

 

価格が最も安いクアドリフォリオですが、0-100km/h加速とパワーウェイトレシオで最も優れた数値を誇っています。

 

また、エンジントルクではC 63 Sの方が高トルクで、車重はM3 コンペティションの方が軽量ですが、実はクアドリフォリオがこの3モデルの中で総合性能が優れています。

 

その証拠として言えるのが世界一過酷と言われるドイツのサーキットニュルブルクリンクでのタイムです。

 

ジュリアはそれまで量産セダン最速であったポルシェ パナメーラターボの記録を抜き去り7分32秒というタイムを記録しています。

 

これは世界一級のスポーツカーをも脅かす記録であり、ジュリア クアドリフォリオが真のスポーツセダンである証とも言えます。

 

 

■ハイパフォーマンスセダンの新たな選択肢


 

イタリア車というと見かけと官能的なエンジンだけというイメージが過去にあったかもしれませんが、ハイパフォーマンスセダンの市場に彗星の如く登場したジュリア クアドリフォリオはライバルを脅かすスペックと、ニュルでのタイムを誇ります。

 

今までこのジャンルではドイツ車に選択肢が集中していましたが、このモデルが登場したことで、その勢力図は新しい局面を迎えようとしています。

 

人とは違うハイパフォーマンスセダンを選びたい方にオススメのモデルです。

 

 

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