300万円以下で狙う!中古輸入クーペ5選
2ドアで利便性が低いクーペ、しかも輸入車と聞くと贅沢でハードルが高いイメージがあるかもしれません。
しかし中古市場に目を向けてみると、生産から10年以内の輸入クーペがリーズナブルな価格で販売されています。
そこで今回は300万円以下で狙えるオススメクーペを5台ピックアップ!リーズナブルに贅沢しちゃいましょう!
■4気筒モデルがオススメ、BMW 4シリーズ
2013年9月に日本市場での販売を開始した4シリーズクーペは、それまで3シリーズにラインアップされていたクーペが、4シリーズへと変更される形で誕生しました。
以降3シリーズをベースにしたクーペは4シリーズへと分類され、後に登場したカブリオレも4シリーズに分類されています。
グレードは大きく分けて2.0L 直列4気筒ターボエンジン搭載グレードと、3.0L 直列6気筒ターボエンジン搭載グレードがありますが、300万円以下で狙うならば4気筒エンジンのグレードが中心となります。
最も多く出回っているのは最高出力135kW(184PS)/5,000rpm、最大トルク270Nm(27.5kgm)/1,250〜4,500rpmを発生する420iですが、より高性能な最高出力180kW(245PS)/5,000rpm、最大トルク350Nm(35.7kgm)/1,250〜4,800rpmを誇る428iも狙えます。
BMWというと直列6気筒エンジンのイメージが強いですが、軽量な4気筒エンジン搭載車は、より素晴らしいハンドリングを見せてくれます。
また、2.0L、3.0Lエンジンのそれぞれにスポーツ/ラグジュアリー/Mスポーツの3グレードが用意されていますが、中古市場ではM Sportが約8割を占めています。
■狙うなら先代モデル、アウディ A5
2008年2月から日本市場での販売を開始したA5は、TT以来約10年振りとなる新しい2ドアクーペとして登場しました。
販売当初は最高出力195kW(265PS)/6,500rpm、最大トルク330Nm(33.7kgm)/3,000〜5,000rpmを発生する3.2L V6エンジン搭載グレードのみでしたが、2009年4月からエントリーグレードとなる2.0L 直列4気筒ターボエンジンを搭載したグレードも追加されました。
スペックは最高出力155kW(211PS)/4,300〜6,000rpm、最大トルク350Nm(35.7kgm)/1,500〜4,200rpmとなっていて、中古市場ではこの2.0Lモデルの方が多く出回っています。
2017年にフルモデルチェンジをして2代目がデビューしましたが、300万円の予算で狙うならば先代モデルです。
2012年のマイナーチェンジ以降の個体を狙うことも可能となります。
先代だけに的を絞っても2008〜2017年までと長期間販売されていたモデルなので、走行距離や車両の状態は様々です。
安いものでは100万円代からありますが、よりしっかりとコンディションを加味して探すべきモデルです。
■独特のデザインが魅力、プジョー RCZ
2010年5月より日本での受注を開始したRCZは、2015年まで販売されていました。
特徴的なのは何と言ってもそのエクステリアデザイン。
AピラーからCピラーまで一体となっていて、アルミの輝きを放つ「アルミナムアーチ」や、戦闘機のキャノピーのような2つのコブが並んだルーフ「ダブルバブルルーフ」など、一度見たら忘れられない見た目となっています。
日本市場には右ハンドルの6速AT車と左ハンドルの6速MT車が用意されました。
どちらも1.6L 4気筒ターボですが、AT車が最高出力115kW(156PS)/6,000rpm、最大トルク240Nm(24.5kgm)/1,400〜3,500rpmに対してMT車が最高出力147kW(200PS)/5,800rpm、最大トルク275Nm(28.0kgm)/1,700rpmとより高性能な数値となっています。
現在中古市場にあるそのほとんどがAT車で、MT車を選びたいとなると個体数は一気に減ります。
またMTであるならば2014年4月から販売された高性能モデルRCZ Rも考えた方がいいでしょう。
こちらの方が金額は高いですが、個体によっては300万円になんとか収まるといった具合です。
■アウディのスポーツイメージを支えたクーペ TT
1999年に日本市場に登場したTTは、当時クーペやオープンなどをラインアップしていなかったアウディにとって、久々のスポーツモデルでした。
その後2006年に2代目、2015年に現行の3代目へと進化をしていきます。
この進化の過程で様々なラインアップが増えたのも特徴で、ノーマルモデルに加えてスポーティなTT Sや、よりレーシーなスパルタンモデルであるTT RSなどが2代目から追加されました。
300万円の予算内で狙うならば現行型へフルモデルチェンジしたばかりの2015年近辺の現行モデルがオススメと言えます。
トラブルの心配も少ないですし、古さを全く感じません。
しかしもっと刺激的なクルマが欲しいという方は、先代TT SやTT RSも候補に入れてみてもいいでしょう。
■ポルシェのミドシップビュアスポーツ ケイマン
300万円という予算であれば、少し制限は多くなりますが、ポルシェのスポーツカーケイマンだって狙えます。
2005年にデビューしたケイマンは「911カレラとボクスターSの間に立つモデル」とアナウンスされ、剛性の高いクーペボディに走行性能が高いミドシップレイアウトという組み合わせで、ポルシェのラインアップの中でも潜在能力が高いモデルです。
2013年に2代目、2016年に現行3代目と進化し続けています。
そんなポルシェが送り出すピュアスポーツを300万円以内で手に入れるならオススメは初代モデルになります。
特に2009年に行われたマイナーチェンジ以降の個体がいいでしょう。
このマイナーチェンジではATモデルが5速ティプトロニックから、デュアルクラッチトランスミッションの7速PDKになったので、よりダイレクト感のあるスポーツドライブが2ペダルでも楽しめるようになったのが魅力です。
2シーターで荷物もさほど積めませんが、それを差し引いてもこのポルシェのスポーツカーを味わう価値はあります。
■個性豊かなラインアップからお好きなクーペを
今回紹介した5車種でもラグジュアリーなものから、デザインを重視したもの、スポーツ度合いの高いものまで個性は様々。
各々のライフスタイルやクルマに求めるものを考えて、贅沢なクーペを選んでみてはいかかでしょうか?