オープンカーからSUVまで!ミニ(MINI) 3代目ミニのバリエーションを一挙紹介
2001年に初代が登場したBMW設計のミニ、いわゆるニューミニは、当初オリジナルになぞって3ドアハッチバックのみでしたが、現在そのバリエーションは5つにまで増えています。
今回はそんなニューミニの豊富なバリエーションを登場順に紹介していきます。
■ミニの基本形3ドアハッチバック
2001年登場時からラインアップされ続けている唯一のボディ形状がこの3ドアハッチバックです。
通称「オールドミニ」と言われるモデルたちも、3ドアハッチバックを基本としていました。
ニューミニの中でも最もオリジナルをオマージュしているのが、3ドアハッチバックと言えるでしょう。
そのためベーシックグレードであるワンからスポーツグレードであるクーパーS、ディーゼルグレード、レーシーな最上級グレードジョンクーパーワークス(以下JCW)まで、2020年10月現在6グレードが用意されており、ラインアップが豊富です。
■ミニで最もオシャレなコンバーチブル
3ドアハッチバックに続くモデルとして2004年に追加されたのが「コンバーチブル」です。
屋根にはおしゃれなソフトトップが用いられ、15秒でオープンになるほか、完全に折りたたんだ状態でも、165Lという実用的な荷室容量が特徴でした。
(いずれも初代データ)
第3世代(2013年〜)となる現行モデルでもおしゃれさと利便性は両立されており、ソフトトップにはユニオンジャックがモチーフとなっているカラーリングがあしらわれたものもオプションで選べます。
グレードはクーパー、クーパーS、そしてJCWと3種類用意されており、オープンモデルと言うだけあって、スポーティなグレード展開が中心となっています。
■ 実用性の高いクラブマン
ニューミニは2006年に第2世代へとフルモデルチェンジ、その第2世代のラインアップへ2007年に加えられたのがクラブマンです。
オールドミニにもラインアップされていたクラブマンは、ホイールベースを伸ばし、観音開きのバックドアを持つステーションワゴンです。
オールドミニのクラブマンは3ドアでしたが、第2世代のニューミニでは後部座席へのアクセスに観音開きのリアドアを用意、現行型である第3世代は通常のヒンジドアとなっています。
より実用性を重視したデザインへと変化していながら、一目見てミニだと分かる巧みなデザイン処理がされているのも魅力的なポイント。
広い荷室空間をもつため、ミニのラインアップの中でも実用性が高いモデルです。
■ミニで1番チャレンジングなモデル、クロスオーバー
ミニブランド初のクロスオーバーSUVとして2010年に登場したのがクロスオーバーです。
クロスオーバーは日本市場における名称で、ヨーロッパ市場では「カントリーマン」の名称で販売されています。
SUVという他にも、3ナンバー、4WDなど様々な面がミニ初となったこのモデル。
近年のSUV需要と実用性の高さにより、新たなユーザーを取り込むことに成功し、日本市場でのミニブランド成長に一役買っています。
またプラグインハイブリッドをブランド内で一番早く導入するなどといった動きもあり、様々なミニブランド初が行われるチャレンジングなモデルでもあります。
■3世代目でようやく登場「ありそうでなかった」5ドアハッチバック
ニューミニの3世代目から新たにラインアップに加わったのが5ドアハッチバックです。
後部座席の区間を確保するために、3ドアよりも全長とホイールベースが広げられていながらも、3ドアハッチバックと変わらないミニらしいデザインをしっかりとキープしています。
クロスオーバーの存在やクラブマンにヒンジドアを採用したことを考えると「ありそうでなかった」モデルとも言えます。
ミニらしいデザインと日常での使いやすさの両方が欲しいというワガママな方にはオススメのモデルです。
■多種多様のラインアップはブランドの人気と需要が高い証
一言にミニと聞くと、3ドアハッチバックを思い出す方が多いかもしれませんが、それはもう過去の話。
現在は5つにも及ぶ豊富なラインアップが用意されており、それぞれ独自の個性と、ミニらしさを兼ね備えているのです。
過去にはフロントウィンドウがより寝ているスポーティな、クーペとロードスターもラインアップされていました。
これだけ多種多様なバリエーションが揃っているのは、それだけミニブランドが人気であり、様々な需要が求められているという証とも言えるでしょう。
スポーツ性を求めるもよし、実用性を求めるもよし、アウトドアでの使い勝手を求めるもよし、5つのバリエーションが揃っているミニは誰にもオススメできるブランドです。