【個性派のあなたにおすすめ】中古で狙える輸入ミニバン5選
ファミリーカーとして人気のミニバンですが、街にはたくさん走っているので同じクルマとすれ違うこともしばしば…。
それでは個性が発揮できない!とお考えの方におすすめしたいのが輸入ミニバンです。
そのブランド力はもとより、国産車では味わえないしっかりした乗り味や独特のパッケージが魅力と言えるでしょう。
今回は、中古でお得に狙える輸入ミニバンをいくつか紹介します。
■コンパクトなラグジュアリーミニバンが欲しいなら|BMW 初代2シリーズ グランツアラー
BMWの2シリーズは、1シリーズをベースにしたコンパクトな2ドアクーペとして2013年に誕生(日本では2014年に発売開始)しました。
しかしその後、カブリオレやハッチバックのアクティブツアラーが派生モデルとして誕生し、2015年にミニバンモデル グランツアラーが追加されています。
グランツアラーのボディサイズは全長4,565mm×全幅1,800mm×全高1,645mmで、これはアクティブツアラーの全長を215mm、全高を95mm拡大したサイズですが、日本のように狭い道路で走る場合でも扱いやすい大きさです。
この大きさでしっかり3列シート7人乗りのパッケージングを実現しており、着座位置がやや高めなセミ・コマンド・シート・ポジションを採用することで優れた乗降性と良好な視界を確保しています。
パワートレインには1.5L 直3ガソリンターボ、2.0L 直4ガソリンターボ、2.0L 直4ディーゼルターボがラインアップされており、1.5L車は6速AT、2.0L車はガソリン・ディーゼルともに8速ATとの組み合わせ、駆動方式はFFとなっています。
グランツアラーはBMWらしいラグジュアリースポーツを感じさせるスタイリングとダイナミックな走り、都会でもちょうど良いサイズが魅力です。
中古車なら、2019年までの初代モデルが狙い目でしょう。
■画期的なエアロダイナミクスでミニバンらしからぬ走りが味わえる| VW 2代目トゥーラン
トゥーランは、ゴルフをベースにしたコンパクトミニバンとして2003年に登場しました(日本では2004年に発売)。
VWの基幹車種であるゴルフのメカニズムを共有しているだけに、走行性能や安全性、装備などクルマとしての完成度が高いのが大きな魅力です。
2代目は2016年に登場。
徹底した軽量設計と、ミニバンとしては画期的なCd値(空気抵抗係数)0.296を達成しているのが特徴で、これは一般的なセダンやスポーティなクーペモデルにも匹敵する数字です。
さらにエンジンは新開発のオールアルミ製1.4L TSIを搭載し、従来型よりも最高出力と最大トルクを大きく向上させています。
このパワートレインと7速DSGとの組み合わせ、そして高いエアロダイナミクス性能により、ミニバンとしてはトップクラスのパフォーマンスが楽しめます。
2代目のボディサイズは全長4,535mm×全幅1,830mm×全高1,640〜1,670mm(2017年1月モデル)。
モダンでスタイリッシュなエクステリア(外装)や広い開口部のドア、2列目シートがワンタッチで前方にスライドするイージーエントリー機能など、国産ミニバンと比較しても隙のない作り込みと高い実用性が感じられるモデルです。
■ゆとりのボディサイズに輸入車では珍しくスライドドアを採用|VW 2代目 シャラン
シャランはトゥーランより一回り大きなサイズの3列シート7人乗りミニバンです。
初代は1997年に登場しましたが一時日本市場からは撤退し、2011年に2代目が登場となっています。
ボディサイズは全長4,855mm×全幅1,910mm×全高1,750〜1,765mm(2020年5月モデル)で、日本ではかなり存在感のある大きさではありますが、VWらしくシンプルな面で構成されたデザインがファミリーカーとしての親しみやすさや安心感を表現しています。
エンジンは1.4L 直4DOHCツインチャージャー(ターボ+スーパーチャージャー)が搭載され、最高出力は110kW(150PS)/5,800rpm、最大トルクは240Nm(24.5kgm)/1,500〜4,000rpm(2020年5月モデル)というスペック、これに6速ATが組み合わせられ、駆動方式はFFとなります。
大柄なボディでも十分なパワーがあり、キビキビと走ります。
ゆとりのあるボディサイズは広々とした室内空間にも反映されており、家族みんながゆったりとくつろぎながらドライブを楽しむことができます。
シャランは輸入ミニバンでは珍しく後席がスライドドアとなりますから、スライドドアの利便性が捨てがたいという方や、多人数で出かける機会が多いという方におすすめです。
2015年にはマイナーチェンジが実施され、最大トルクと燃費性能が向上。
2019年には2.0L TDIディーゼルエンジンモデルが追加されています。
■プレミアム・ミニバンの名にふさわしいラグジュアリー|メルセデス・ベンツ 3代目Vクラス
メルセデス初のマルチパーパスミニバン Vクラスは、1998年に初代が登場しました。
当初はやや商用バンイメージの残るデザイン・仕様ではありましたが、2015年に発売された現行型の3代目は、メルセデスらしいラグジュアリー感あふれるワンボックスミニバンに生まれ変わっています。
ボディサイズは全長4,905〜5,380mm×全幅1,930mm×全高1,930mm(2021年1月)。
アルファードより80mm幅が広く存在感のある大きさではあるのですが、メルセデスを特徴づける気品のある顔つきやロングホイールベースといった要素が特有のプレミアム感を感じさせ、ハイブランドなミニバンを所有する満足感を与えてくれます。
インテリア(内装)には、シートやステアリング、シフトレバーなどの随所に高級なナッパレザーなど厳選された素材を設定してラグジュアリーな雰囲気が味わえることや、2列目独立シート、3列目ベンチシートでロングドライブでも高い快適性を実現しています。
■フランスのセンスが息づく個性あふれるミニバン|ルノー 2代目カングー
コンパクトなボディに背の高いユニークなスタイルが特徴のカングー。
初代は2002年に発売され、個性的なデザインや広い荷室、リアスライドドアやダブルバックドアという独特のパッケージングが人気です。
2代目は2009年に登場し、初代よりひとまわり大きくなったボディにより、広い室内空間や高い居住性、積載性を実現しています。
ボディサイズは全長4,280mm×全幅1,830mm×全高1,810mm(2019年10月モデル)。
パワートレインは1.6L 直4DOHCガソリンで、トランスミッションは5速MTもしくは4速AT、駆動方式はFFとなります。
このサイズの乗用車では考えられないほど大きな荷室や両側スライドドアのパッケージング、フレンチセンスあふれるボディカラーや限定車の数々など、他のモデルにはない個性を味わうことができます。
最大5名乗車なのでワンボックスミニバンのような使い方はできないかもしれませんが、4人家族でのキャンプなど荷物が多いレジャーにも最適です。
ラインアップは少ないものの、日本車とは違う個性を楽しめる輸入ミニバン。
ヨーロッパ車特有のしっかりした走りや作り、個性的なパッケージングをファミリーで楽しみたい方はぜひ検討してみてください。