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【バックドアを持つ流麗な4ドアクーペ】アウディ 初代A7スポーツバックを解説

 

アウディ A7スポーツバックは、2010年に発表され、2011年から日本での販売を開始したラグジュアリー4ドアクーペです。

 

アウディではA7スポーツバックを4ドアクーペと表現していますが、リアのガラス部分まで開くバックドアを採用しているため、ハッチバックに分類されることもあります。

 

今回は、2015年に発表された初代A7スポーツバックのマイナーチェンジ後のモデルを解説します。

 

 

■初代A7スポーツバックってどんなクルマ?


 

 

2011年5月に日本での発売を開始したA7スポーツバックは、クーペのスポーティさとエレガントさ、セダンの快適性とプレステージ性、ステーションワゴンの実用性を融合したラグジュアリー4ドアクーペです。

 

全長4,990mm×全幅1,910mm×全高1,430mmと長くワイドで低いスタイリングに、緩やかな弧を描くクーペのようなルーフラインを組み合わせています。

 

デビュー当初、日本に導入されたグレードは、3.0L V型6気筒スーパーチャージャーの3.0TFSI クワトロのみでした。

 

2015年4月のマイナーチェンジでは、エクステリア(外装)のデザイン変更とマトリクスELDヘッドライトの採用、4人乗りから5人乗りへ乗車定員の変更、ナビゲーションシステムのアップデート、2.0L直列4気筒ターボエンジン(2.0TFSI)の追加、ダイナミックサスペンションとアウディドライブセレクトの標準化など、さまざまな変更と追加を実施。

 

2017年10月に2代目A7スポーツバックが発表され、2018年9月から日本でも2代目へフルモデルチェンジしました。

 

 

■バンパーやボンネットまで刷新されたエクステリア


 

 

A7スポーツバックは、2015年4月のマイナーチェンジにて、エクステリアデザインを大幅に変更しました。

 

シングルフレームグリルは、6つの角が強調されたデザインに変更され、バンパーやボンネットまでも刷新されています。

 

ヘッドライトには、マトリクスLEDヘッドライトが採用されました。

 

マトリクスLEDヘッドライトは、ロービーム用のLEDと19個の小さなLEDのハイビームユニットから構成され、ハイビーム時にカメラによるセンシングを使い、LEDを個別に点灯・消灯することで対向車や先行車を眩惑することなく、路面を照射することができるシステムです。

 

テールライトには、LEDリヤコンビライトダイナミックターンインジケーターを装備します。

 

夜間の運転をサポートするマトリクスLEDヘッドライトは、2.0TFSIを除くグレードに標準装備。

 

2.0TFSIにマトリクスLEDヘッドライトを装着したい場合にはオプションにて選択する必要がありました。

 

 

■快適性と利便性を向上させたインテリア


 

 

インテリア(内装)は、水平基調のダッシュボード、乗員を包み込むように配されたインテリアの装飾パネルにより上質感を演出。

 

夜間走行時には、スイッチ類をはじめ、インテリアを光で演出するLEDアンビエントライトが点灯します。

 

ナビゲーションシステムは、タッチパッドと電動格納式8インチ大型モニターを備えるMMI(マルチメディアインターフェース)を装備。

 

2015年のマイナーチェンジでMMIシステムにオペレーターサービスAudi connect Navigator(アウディコネクトナビゲーター)の利用ができるAudi connect(アウディコネクト)を搭載しました。

 

 

サウンドシステムは、BOSEサラウンドサウンドシステムを全車標準装備とし、Bang&Olufsen(バングアンドオルフセン)アドバンストサウンドシステムをオプション設定としています。

 

フロントとフロントサイドのガラスには、遮音性に優れたアコースティックガラスを採用しました。

 

 

■3.0L V6スーパーチャージャーと2.0L 直4ターボを用意


 

 

パワートレインは、3.0L V型6気筒スーパーチャージャーと2.0L直列4気筒ターボエンジンの2種類です。

 

3.0L V型6気筒スーパーチャージャーエンジンは、2015年のマイナーチェンジで出力を23PSアップし、最高出力245kW(333PS)/5,500rpm~6,500rpm、最大トルク440Nm(44.9kgm)/2,900rpm~5,300rpm。

 

JC08モード燃費は12.6km/Lです。

 

一方、2.0L直列4気筒ターボエンジンは、最高出力185kW(252PS)/5,000rpm~6,000rpm、最大トルク370Nm(37.7kgm)/1,600rpm~4,500rpm。

 

JC08モード燃費は13.6km/Lです。

 

トランスミッションは、3.0TFSI・2.0TFSIともに7速Sトロニックが組み合わされ、駆動方式は全車クワトロ(四輪駆動)としています。

 

 

■安全運転をサポートするシステムを搭載するA7スポーツバック


 

 

安全性能は、ドライバーアシストシステムが充実しました。

 

具体的には ブレーキアシスト機能のアウディブレーキガード、車線変更の際に危険を察知するとドアミラーに組み込まれたライトが点灯するアウディサイドアシスト(ブラインドスポットモニター)、ステアリング修正機能が付いたアクティブレーンアシスト、ストップ&ゴー機能付きアダプティブクルーズコントロール などの安全をアシストするシステムが2.0TFSIを除くグレードに標準装備です。

 

また、パッケージオプションのアドバンストオプティクスパッケージを選択すると、周囲で熱を放射している物体をディスプレイに画像として表示するナイトビジョンや、運転に関係する情報・ナビゲーション指示・警告などドライバーの視界にあるフロントガラス上に投影するヘッドアップディスプレイなどが装備され、夜間の走行をより安全なものにしてくれます。

 

 

■良いとこ取りをしたラグジュアリーカー


 

 

アウディのラグジュアリー4ドアクーペであるA7スポーツバックは、2015年のマイナーチェンジでデザインの変更や最新鋭のシステムを搭載したモデルになりました。

 

アウディのフラッグシップモデルであるA8の次に位置するA7スポーツバックは、クーペのようなスタイリングでありながら4枚ドアとし、開口部が大きいバックドアを備えているため、使い勝手に優れています。

 

セダンとステーションワゴンとクーペの要素を1台にまとめたラグジュアリーカーがA7スポーツバックの魅力といえるでしょう。

 

 

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