いまが狙い目!? ベンツのミドルクラスSUV、Mクラス
メルセデスのミドルクラスSUVといえばGLEですが、中古車でもなかなか値段が高いので手が出しにくい、という方は多いと思います。
そこでおすすめしたいのがGLEの前身である『Mクラス』。しかし前身と言っても、MクラスがマイナーチェンジのタイミングでGLEに車名変更したという経緯があるため、じつはかなりお得に買うことができるモデルでもあります。詳しく解説していきましょう。
■メルセデス初のクロスオーバーSUVとして登場

メルセデス・ベンツ Mクラスは、メルセデスブランド初のクロスオーバーSUVとして北米市場をおもなターゲットとして開発されました。
初代は1997年に発表され、日本では1998年8月に発売という、なかなか歴史のあるモデルです。
2代目は2005年10月にフルモデルチェンジ。高剛性のモノコックボディと新開発の3.5L V6エンジン搭載、最新の電子デバイスを駆使したハンドリング性能やオフロード性能の向上などで、高級感と走行性能を大幅に向上させています。
そしてMクラスの最終型となる3代目は2012年6月に登場。時代に合わせてダウンサイジングを図ったエンジンを搭載しながらもSUVとしてトップクラスの動力性能を実現し、メルセデスらしい高級感のある内外装や最新の安全装備など、全方位にわたって魅力を高めたモデルとなりました。
いま中古で狙うならこの3代目Mクラスです。その特徴と魅力を項目ごとに解説していきましょう。
■洗練された内外装デザイン

3代目Mクラスのボディサイズは、全長4,810mm×全幅1,925mm×全高1,795mm、ホイールベースは2,915mmで、BMW X5やボルボ XC90、アウディ Q7などがライバルです。
フロントは大型で幅広のグリルにスリーポインテッドスターが配置され、両脇にあるスタイリッシュなデザインのヘッドライトはLEDを多用してアグレッシブで強い存在感が感じられます。
また立体的な造形のバンパーデザインや、流れるようなサイドのプレスライン、LEDのコンビネーションランプ、クロームアンダーガードを一体化させたリアバンパーなど、SUVとしての力強さと機能性、そしてモダンで上品な雰囲気を両立させています。

インテリア(内装)は、本格的なSUVデザインにメルセデス製セダンのすぐれた快適性を加味したものとなっています。
フロントシートからの眺めは明るく広々とした印象で、ドーム形状のダッシュボードはSUVの力強さを表現しています。
シートは電動調節式となっており、リアシートはリクライニング式のバックレストと、スキーなど長尺物を積載できるトランクスルーアームレストを採用。
リアシートのバックレストとシートクッションを前に倒すと現れるフロアの最大容量は2,010Lと、当時としてはクラス最大の積載容量を確保していました。
■トルクならディーゼル、パワーならガソリンを。選べるエンジン

パワートレインは、3.5Lガソリンと3.0L ディーゼルの2つで、ともに駆動方式は電子制御4WDの4MATIC。トランスミッションは7速ATです。
それぞれのスペックは、ML350 ブルーエフィシェンシーに搭載された3.5L V6DOHC直噴自然吸気エンジンが、最高出力225kW(306PS)/6,500rpm、最大トルクは370Nm(37.7kgm)/3,500-5,250rpm。
ML350 ブルーテックの3.0L V6ディーゼルターボエンジンは、最高出力190kW(258PS)/3,600rpm、最大トルク620Nm(63.2kgm)/1,600-2,400rpmというスペックです。
またこのほかに、最高出力386kW(525PS)/5,250-5,750rpm、最大トルク700Nm(71.4kgm)/1,750-5,000rpmを発生する5.5L V8DOHCツインターボエンジンが搭載されたML63 AMGも用意されました。
■安全装備は2013年以降が充実
当初の安全装備としては、注意力低下を検知するアテンションアシスト、予見的乗員保護システム「PRE-SAFE」、タイヤ空気圧警告システム、アダプティブブレーキライト、BAS(ブレーキアシスト)などが標準装備され、アクティブレーンキーピングアシスト、アクティブブラインドスポットアシストなどはオプション設定。
2013年9月に大幅改良を実施して、先進の安全運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」を標準装備としました。
これは5つのミリ波レーダーセンサーと1つのカメラを用いて前方や左右後方の車両との衝突の危険を低減し、安全運転をサポートするシステムです。
また車両周囲の状況を4つのカメラで俯瞰で確認できる「360°カメラシステム」も標準装備され、安全性と利便性が大幅に向上しています。
2015年10月にMクラスがマイナーチェンジするタイミングで「GLE」に車名変更したため、中古車相場ではMクラスの価格がこなれ、非常に買いやすくなりました。
2013年の大幅改良からMクラスの最終型までの車両であれば、装備的にも車両的にも古すぎず、かつお買い得に買えるので狙い目です。




