コンパクトSUVでもBMWらしさは十分!BMW X1の歴史を振り返る
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他ブランドのSUVとは異なり、SAVやSACといったBMW独自のカテゴリーとして紹介されることの多いXシリーズ。
そのXシリーズの中でもエントリーモデルに当たるのがX1です。
今回はXシリーズで4番目に登場したこのモデルの歴史を振り返っていきます。
■Xシリーズ初の2輪駆動モデル

X1の起源は2008年10月にまで遡ります。
コンセプトX1と名付けられたコンセプトカーがBMWより発表され、翌年のフランクフルトモーターショーで量産モデルがお披露目となりました。
日本市場での販売は2010年4月から開始。
リーズナブルなエントリーモデルという位置付けのためか、Xシリーズでは初めて2輪駆動グレードが設定されました。
ベースグレードとなるsDrive18iは当時新車価格363万円と設定され、BMWのXシリーズとしては求めやすい価格でした。
また、デザインも他のSUVと比べると、長いボンネットや低いルーフラインなど、よりステーションワゴンに近いスタイリッシュな印象を受ける、気持ちいい走りを期待させるものとなっています。
■ちょうどいいサイズ感が魅力の初代モデル

初代モデルの特筆すべきポイントはそのボディサイズです。
全長4,470mm全幅1,800mm全高1,545mmというサイズは、都心部に多い機械式立体駐車場にも対応可能なサイズで、日本で乗るにもちょうどいいサイズ感と言えます。
当初は2.0L 4気筒エンジンを搭載するsDrive18iと3.0L 直列6気筒エンジンを搭載するxDrive25iという2つのグレードのみでしたが、2011年4月には専用のエアロパーツやスポーツサスペンションが与えられた、日本で人気の高いMスポーツが追加されました。
同年10月には新エンジンが市場投入されると共にグレード体系が変更となります。
新しく追加された2.0L 4気筒ターボエンジンはxDrive20iとxDrive28iに搭載され、xDrive20i の135kW(184PS)に対して、xDrive28iの方がよりハイパワーな180kW(245PS)という最高出力を誇ります。
また、これによりxDrive25iは廃止されました。
2012年9月にはマイナーチェンジを実施。
フェイスリストを受けデザインの第一印象が変わったほか、アイドリングストップ機能が採用され環境性能が向上。
同時に追加されたsDrive20iではJC08モードで14.9km/Lという燃費を誇ります。
■FFに生まれ変わった2代目モデル

2020年現在、現行モデルとなる2代目は2015年10月から日本市場での販売を開始しました。
この世代で大きく変わったポイントとして挙げられるのが駆動方式です。
それまでFRである3シリーズをベースに開発されたX1は、FRもしくはFRベースの4輪駆動でした。
しかしこの世代からは、FFである2シリーズアクティブツアラーなどと駆動系やプラットホームを共通としたため、X1もFFもしくはFFベースの4輪駆動となりました。
また、装備の面でも大きな進化を遂げ、現代的になりました。
衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警告機能といった、ドライバーを手助けする先進安全装備が標準装備され、アクティブクルーズコントロールや、ヘッドアップディスプレイなどより日々のドライブで疲労を軽減するシステムを備えたアドバンスド・セーフティ・パッケージがオプション装備で用意されました。
2019年10月にはマイナーチェンジを受け、より大型化したキドニーグリルを中心にデザインも機能性もより現代的に進化。
10.25インチのディスプレイが標準装備されたほか、フルカラー化されたヘッドアップディスプレイやスマートフォンのワイヤレス充電などがオプション装備で用意されています。
■中古で狙うならおすすめは初代のマイナーチェンジ以降の個体

X1を中古で狙うならばおすすめは初代です。
現行モデルである2代目も250万円程度から狙うことができ、新車に比べるとお買い得感はありますが、その価格帯の中心は2019年10月マイナーチェンジ前の個体です。
マイナーチェンジの内容を考えると2代目を狙うのはもう少し待った方がいいかもしれません。
一方、初代モデルは2012年9月のマイナーチェンジ後でも、200万円以下から狙うことができます。
100万円を切る個体もちらほらと点在しており、走行距離や車両の状態しっかりと吟味して納得のいく個体を見つけるのがベストと言えます。
また、初代X1を探す上で重要なのはグレードです。
市場に多く溢れているのは後輪駆動のsDriveグレードで、4輪駆動のxDriveグレードは全体の約1/4という具合です。
xDriveを探したい方は、自身の納得のいく条件を探すのに苦労するかもしれません。
■エントリーSAVながらBMWらしさ溢れるモデル

他ブランドのSUVに比べると、低くスタイリッシュなエクステリア(外装)や、オンロードでの走りの楽しさが優れている点は、BMWのSAVらしい個性が表れていると言えます。
X1はSAVのエントリーモデルながら、駆け抜ける歓びが表れているBMWらしいモデルなのです。




