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絶好調のボルボ!XC40とV60とS60が受賞したあの賞とは?

快進撃を続けるスウェーデン発の自動車ブランド、ボルボ。かつてボルボといえば四角い箱型のボディが特徴のデザインでしたが、近年はスタイリッシュなフォルムや高級感にも注目が集まっています。

 

そんなボルボは、XC40が2018-2019日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞。昨年もミドルクラスのSUVであるXC60が「日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、さらには「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」も受賞。権威のある賞を2つも受賞するという快挙を果たしました。

 

 

 

●XC40が2018-2019日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞

 

 

XC40は、XC60のワンサイズ下のモデルとなるプレミアムコンパクトSUVに位置付けられています。この賞を2年連続で獲得するのは、1980年に始まって以来38年の歴史の中で初の快挙でもあります。

 

それを裏付けるかのように、2018年3月の発売以来、受注台数は計画比2.7倍の4,000台と販売台数も好調です。

 

日本カー・オブ・ザ・イヤーの実行委員会はXC40の選考理由として、

 

「日本の道路環境にちょうどいい扱いやすいサイズで、カジュアルかつスポーティなスタイリングを実現。インテリアは上質な北欧デザインで収納スペースも充実していて機能性も高い。そして走行フィールはスポーティさと快適性をきわめて高いレベルで両立したもので、気持ちよくドライビングを楽しめる。さらに高度な安全装備を全車標準しているところも高く評価した。」

 

とコメントしています。

 

そして、ボルボ・カー・ジャパン代表取締役社長の木村隆之氏はXC40の受賞について次のように語っています。

 

「2年連続の大混戦を制してXC40がカー・オブ・ザ・イヤーを受賞することが出来ました。昨年のXC60の受賞は、XC60のみならず2016年導入のXC90から始まる新生ボルボに対する受賞と受け止め、ボルボブランドの完全復活宣言をしました。安全に加えて、デザインと質感、走りにおいて北欧プレミアムを確立したと考えています。今年のXC40はさらにボルボのプレミアムを進化させたと思います。プレミアムブランドらしく、ヒエラルキーではなくライフスタイルに合わせてクルマやグレードが選べます。2年連続の輸入車・ボルボが受賞ということで、様々なご意見があるかもしれませんが、10年後に受賞車として振り返ってみてもXC40の新しいコンセプトやデザインは受賞にふさわしい車だったと皆様に言っていただけると確信しております。」

 

ボルボが着実にデザインや安全性を進化させてきたことがこの評価につながったのでしょう。

 

 

 

●ボルボS60とV60がユーロNCAPで5つ星を獲得

 

 

ボルボは、交通事故による死亡者や重傷者を2020年までにゼロにするというビジョンを掲げ、そのクルマ作り、特に安全性にこだわっています。

 

2018年、そんなボルボは、セダンのS60とステーションワゴンのV60が、ヨーロッパで行われている自動車の安全テストである「ユーロNCAP」で最高評価となる5つ星を獲得しました。

 

試験はこれまでで最も厳しく、「サイクリスト検知機能付き自動ブレーキ」と「緊急時走行車線維持システム」という新たな安全技術の項目が追加されています。しかし、S60とV60はいずれの項目もクリアし、新制度の試験となってから世界で最も安全な車の1台として認められました。

 

ボルボ・カー・セーフティ・センター所長のマリン・エークホルムは次のようにコメントを残しています。

 

「この結果は、ボルボ・カーズが安全性に関する業界のリーダーであり続け、常に新しいテクノロジーを進化させ続けていることを証明しています。お客様は、たとえどのボルボ車を選んでも、ご自身や愛する人が乗っている車は最も安全な一台であることを確信することができるのです。」

 

今回受賞したS60とV60は、ボルボ独自のSPAプラットフォームやセーフティ・テクノロジーを最上級シリーズの90シリーズと共有していて実績があります。その実績のあるテクノロジーを受け継ぎながらS60とV60に合わせこんで作っています。

 

このようにボルボは、安全性という点において他のどのメーカーにも負けないクルマ作りをしているからこそこのような結果が生まれたのです。今後のボルボにも目が離せません。