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ラダーフレームを採用した輸入車5選

 

悪路走破性に優れるラダーフレーム、トヨタ ランドクルーザーやスズキ ジムニーなどで採用されていますが、ラダーフレーム の輸入車にはどんな車種があるのでしょうか。今回は現行・旧型車からラダーフレーム採用車種を5車種紹介します。どのような車種にラダーフレームが採用されているのでしょうか。

 

 

■メルセデス・ベンツ Gクラス


 

何気なく街中を走っているだけで非凡な存在感を放っているメルセデス Gクラス。高級輸入車の中でも別格の性能・高級感・価格を持つこのSUVにはラダーフレームが採用されています。

 

従来モデルと比べて、より強度や硬度の優れた材質を採用したり、アルミ製のパーツを積極的に採用することで約170kgの軽量化に成功するなど、ただでさえハイパフォーマンスであった従来モデルのGクラスよりもさらに進化しているのです。

 

室内には、より快適に過ごすことができるようショルダールーム・エルボールーム・レッグルームをより余裕のあるものへ。2:1の分割可倒式リアシートを前方に倒せば1,941L(VDA方式)と広い荷室スペースを活用することができます。

 

Gクラスには、最高出力286馬力の「3.0L 直列6気筒DOHC ターボチャージャー付ディーゼルエンジン」。そして最高出力422馬力を誇る、4.0LV型8気筒 DOHCツインターボチャージャー付エンジンが用意されています。トランスミッションには全グレードで電子制御9速ATの採用です。

 

 

■ジープ ラングラー


 

ジープ ラングラーはジープのカーラインアップにおいて唯一ラダーフレームを採用する車種になります。ジープが独自で行っているトレイル走行試験を通過した車種の証である「TRAIL RATEDN」が与えられていて、四輪駆車として走行性能の高さはお墨付きです。

 

硬派なオフロード車という見た目を持つラングラー、シンプルでありながらも細かいところのメッキ調の装備品が採用されていてデザイン性も高いです。レザーシートや革製のステアリングホイールにシフトノブなどを装備するUnlimited Saharaもあります。インパネ中心部に取り付けられているタッチディスプレイがあると、現代的・近未来的なオフロード車両という印象です。

 

エンジンバリエーションは、最高出力284馬力の3.6L V6DOHCエンジンと最高出力272馬力の2.0L 直列4気筒DOHCターボエンジンの2種類になります。どちらも無鉛レギュラーが使用燃料です。

 

 

■フォルクスワーゲン アマロック


 

正面からみるとゴルフにも見えますが、側面・後ろから見るとトラックであることに気がつく、フォルクスワーゲン アマロックはデザイン面からみるとトラックらしいトラックではないかもしれません。

 

2010年から販売を開始し、現在も製造・販売されている車種です。日本国内では未発売のため、

国内で手に入れるには逆輸入や並行輸入を行う必要があります。

 

4ドアタイプのピックアップトラックであり、最近のモデルでは2ドアタイプも存在します。

 

エクステリアデザインとインテリアデザインはどちらもシンプルに構築されていますが、すでに紹介したように正面から見るとフォルクスワーゲンおなじみのフロントフェイスで、フォルクスワーゲンらしさが出ている印象です。

 

ディーゼルエンジン搭載モデルとガソリンエンジン搭載モデルが用意されています。

 

 

■フォード レンジャー


 

フォード レンジャーはフォードが販売しているミッドサイズピックアップトラックです。

 

初代モデルが発表されたのは1983年になります。現在でも海外諸国では販売されていて、2ドアモデルが主流であった以前と比べて、現行車では4ドアが採用されるようになっています。

 

優れた積載能力に加えて走破性も高い車種となっています。最終モデルには2.3Lエンジンを搭載し、トランスミッションは10速ATの採用です。

 

 

■フォード エクスプローラー


 

昔ながらのアメリカらしいエクステリアデザインが如実に現れているSUV、それがフォード エクスプローラーです。アメリカンSUVの象徴とも言えるSUVです。

 

初代モデルが発売されたのは1990年で、そこから4代目モデルまではラダーフレームのシャシーで構成されていました。

 

5代目からはフォードのセダン、トーラスをベースとしていたため、ラダーフレームは採用されなくなってしまいましたが、中古車で味のあるSUVを選ぶにはこういった選択もありではないでしょうか。

 

ラダーフレーム を採用する輸入車を、現行モデルおよびすでに生産終了となったモデルから合わせて5車種紹介しました採用した車両は数が減少しており、今後は希少なフレームタイプになるだろうと考えられます。

オフロード性能を求める方や力強い見た目が好きな方は、ラダーフレーム車に乗るのはいかがでしょうか。