200万円台でイマドキ輸入車SUVに乗るなら、アウディ Q2
先進的なデザインと機能を持つ都会派な雰囲気のクロスオーバーSUVは、現在トレンドの主役であり、オシャレなクルマの1つであることは間違いないでしょう。
そんなクロスオーバーSUVの輸入車は高いと思いがちかもしれませんが、200万円代から乗れる先進的な輸入車クロスオーバーSUVが存在します。
それが今回紹介するアウディ Q2です。
■アウディQシリーズの中でも独自キャラクターに仕上がったQ2
既にSUVのエントリーモデルとしてQ3をラインアップしていたアウディですが、それよりもさらにコンパクトなモデルとして2016年3月のジュネーブモーターショーでデビューしました。
「若いお客様に向けて開発した」とアナウンスされたQ2は、SUVながらインテリア、エクステリア共に鮮やかなカラー設定がされていたり、スポーティーなシートポジションに設定されていたりと、同ブランドのSUVシリーズであるQシリーズの中でもアクティブかつファッショナブルな若者向けの、独自のキャラクターに仕上がったモデルです。
日本市場では2017年4月から販売を開始が開始されました。
■アウディQ2は日本市場にぴったり
Q2は2020年現在、アウディのSUVラインアップの中で最もコンパクトなモデルとなっていますが、そのパッケージングは日本の交通環境でもとても使いやすいものに仕上がっています。
まず注目すべきはそのボディサイズ、全長4,200mm全幅1,795mm全高1,530mmとコンパクトにまとまっており、最小回転半径は5.1mと日本の狭い路地裏でも安心できるサイズと取り回しを実現。
そして何より注目すべきは全高で、日本の都市部に多い機械式駐車場にも対応可能なサイズとなっています。
また、ダウンサイジングターボにより排気量も小さいため、排気量によって異なる日本の税制面でも有利と言えます。
日本市場に用意されたパワーユニットは1.0L 3気筒ターボと、1.4L 4気筒ターボの2つとなっていて、同クラスのライバルが1.5〜2.0L区分の排気量が多い中、ワンクラス小さな排気量となっています。
しかしながら1.0Lエンジンは200Nm、1.4Lエンジンは250Nmというワンクラス上の排気量並みのトルクを実現し、それに軽量化を徹底したボディと、鋭い加速と高い効率を両立する7速Sトロニックが組み合わせられており、小排気量エンジンだからという非力さを感じることはありません。
■アウディQ2はエントリーモデルながら充実した運転支援装備を設定
そしてQ2の魅力は先進安全装備にもあります。
エントリーモデルながら、前方車両や歩行者に有効な衝突被害軽減ブレーキや、自動車専用道路などで車間をアクセルやブレーキの操作をしなくても車間を一定に保つアダプティブクルーズコントロール(ACC)などの基本的な先進安全装備は、多くのグレードに標準装備されています。(エントリーグレードを除く)
また、セーフティパッケージ、もしくはアシスタンスパッケージのオプションを装備することで、さらに先進安全装備を充実させることができ、ドライバーの負担を減らすことが可能です。
そして、オプションで12.3インチモニターがメーターパネルとなるバーチャルコクピットや、スマートフォンと接続してスマートフォンコンテンツを利用できるアウディスマートフォンインターフェイスも用意されていて、イマドキの室内エンターテインメントとナビゲーションアシスタントも可能となっています。
■アウディQ2を中古車で狙うならグレードやオプションを要チェック
中古車でQ2を狙う場合、ポイントとなってくるのはグレードとオプション内容でしょう。
先に紹介した通り、先進の安全装備やユーザーインターフェースの設定を考えるとエントリーグレードである1.0 TFSIや30 TFSI(2018年9月の改良以降のグレード名)は避けた方がいいというべきです。
中古車市場の動向としては、アシスタントパッケージやバーチャルコクピット、スマートフォンインターフェースなどを装備した個体でも、ある程度走行距離が多ければ200万円台から狙えるといった具合です。
走行距離が1万キロを超えてくると価格もこなれてくるので、それ以上の走行距離の個体にターゲットを絞った方がいいでしょう。
日本に導入されたのが2017年のことなので、まだ走行距離5万キロを超える個体は少なく、過走行に関する故障を心配する必要はあまりないと言えます。
これから初回車検を迎えた個体が増えてくると思われるので、狙い目の個体が増えてくるかもしれません。
■オシャレでトレンドを押さえたSUVが中古でリーズナブルに狙える
アウディらしい先進的なイメージとファッショナブルなイメージを融合させたデザイン、そして充実な先進安全装備を持つSUVのQ2は、今最もオシャレなモデルの1台であることは間違いないでしょう。
こんな魅力的なモデルが200万円台から狙うことができるのはお買い得と言えます。
まだまだ新しいモデルですので、これからの中古車市場は要チェックです。