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レクサスの上質さをコンパクトクラスでも。CTを買うなら、この年式がおすすめ

 

レクサスのプレミアムコンパクトクラスとして、2011年に登場した『CT』。

 

5ドアハッチバックスタイルに、パワートレインはハイブリッドのみというラインアップで販売が続けられてきましたが、残念ながら2022年10月に生産を終了します。

 

長年、進化しながら魅力を増していったモデルで、無くなるのはちょっと惜しいですね。

 

 

■ロングドライブにも使える5ドアハッチバック


 

レクサス CTは、レクサスでもっとも小さいモデルとして、2010 年3月のジュネーブモーターショーに、そして同年9月のパリモーターショーにも出品され、年明けの2011年1月12日から日本国内販売が開始されました。

 

CTは”Creative Touring vehicle”の頭文字をとったもので、直訳すると“クリエイティブなツーリングカー”となり、なんとなくCTの立ち位置がみえてきますね。

 

全長4,355mm×全幅1,765mm×全高1,460mmというコンパクトなサイズのボディながら、室内はFFレイアウトのメリットを活かした前席の足元スペースの拡大、後席足元のフラット化などの工夫によって快適な居住性を実現しています。

 

 

ハイブリッドシステムは、1.8Lアトキンソンサイクルエンジン(73kW/99PS)と電気モーター(60kW/82PS)、リダクションギア(モーターを大型化することなく、ギアでトルクを増幅)を組み合わせ、駆動方式はFFのみです。

 

ちなみにモデル名の200hは、2.0Lガソリンエンジン並の動力性能があるハイブリッド車=h(hybrid vehicle)であることを表しています。

 

サスペンションはフロントがマクファーソンストラット、リアがダブルウィッシュボーンという構成で、ボディにパフォーマンスダンパーを装備することで、走りの質を向上。

 

そのボディは衝撃吸収ボディで、新開発のむち打ち傷害軽減シートや8個のSRSエアバッグを採用などにより、当時としてはクラストップレベルの安全性能を実現していました。

 

初期の予防安全運転支援システムには、車両接近通報装置(歩行者や音の静かなハイブリッド車も感知。)

 

LEXUS初、ミリ波レーダー方式で衝突被害を軽減するプリクラッシュセーフティシステム(メーカーオプション)、緊急ブレーキシグナルなどが用意されました。

 

 

 

■上質な走りを予感させる各部のデザイン


 

エクステリアは、LEXUSの当時のデザインコンセプトであるL-finesse(エル・フィネス)を反映し、低い車高、ロングルーフ、ショルダーやタイヤの張り出しを強調した造形で、スポーティな走りを予感させるもの。

 

特に前傾させたリヤクォーターピラーとサイドまで回り込んだリヤウィンドウは、特徴的でした。

 

ボディカラーは9色が用意され、明るく輝く太陽の光輪をモチーフにしたフレアイエローマカメタリックがイメージカラーとして、CMなどに登場しました。

 

 

インテリアのフロントまわりは、ディスプレイゾーンとオペレーションゾーンと呼ばれる操作系を分離することで機能性を高めると同時に、心地良い空間の広がりとタイトなコクピット感覚を両立。

 

パドルシフトやドライブモードセレクトを採用し、このドライブモードセレクトは、ノーマル、エコ、スポーツの3つの走行モードを選択できました。

 

インテリアは、シート表皮やオーナメントパネルのカラーや素材が豊富に用意され、ユーザーのパーソナルコーディネートができるようになっていたこともポイントです。

 

                                                                                                          

■スピンドルグリルの採用は2014年〜


 

発売の翌年、2012年にはサスペンションの仕様変更で乗り心地を向上するとともに、上級グレードのversion Lに撥水機能付きスーパーUVカットガラス(フロントドア)と助手席パワーシートを標準装備。

 

災害時に役立つAC100V・1500Wアクセサリーコンセントが、全グレードにオプション設定されました。

 

 

現在も続くLEXUSのデザインアイコンである、スピンドルグリル(メッシュが台形を重ねたデザインで大型)を採用したのは2014年のことで、ワイド感を強調したフロントバンパーの採用などで全長は+30mmの4,350mmとなりました。(全幅、全高、ホイールベース:2,600mmは変わりなし)

 

合わせてボディは剛性の強化と吸音材・遮音材の改良などにより、室内の静粛性とハンドリングを向上させています。

 

ボディカラーは11色、インテリアのシート表皮・内装色・オーナメントパネルの組み合わせパターンは約80通りとなり、パーソナルコーディネートはさらに充実しました。

 

翌2015年には、LEXUSの日本開業10周年を記念した特別仕様車F SPORT X Lineを発売します。

 

LS600h/GS450h/IS350にも用意されたF SPORT X Lineは、F SPORTをベースに、ブラックアウトされた専用スピンドルグリルやアルミホイール、リアバンパーを装備したもので、ボディカラーはホワイトノーヴァガラスフレークとブラックの2色のみ。

 

インテリアはハイコントラストなブラックとスカーレットで仕上げた、スポーティさを強調したモデルでした。

 

 

■大きく進化した2017年モデル


 

2017年のマイナーチェンジでは、スピンドルグリルをメッシュデザインに変更するとともに、ヘッドランプはアローヘッド形状のクリアランスランプを上部にセット、リアコンビネーションランプの内部デザインの変更が行われ、全長は+5mmの4,355mmになりました。

 

インテリアではナビディスプレイを10.3インチに拡大するなど、見た目に大きく進化しましたが、一番大きな変更は、予防安全パッケージ“Lexus Safety System +”を標準設定したことです。

 

これにより歩行者検知機能付衝突回避支援タイプの「プリクラッシュセーフティ」をはじめ、車線逸脱による事故の予防に貢献する「レーンディパーチャーアラート」、ロー・ハイビームを自動切替する「オートマチックハイビーム」、設定車速内で先行車の車速に合わせて速度を調節し一定の車間距離を保ちながら追従走行できる「レーダークルーズコントロール」などが、標準装備となりました。

 

さらに2020年には予防安全装備を充実させて、パーキングサポートブレーキ(静止物)[PKSB]を全車標準設定となっています。

 

 

基本的に非常に良くできたコンパクトハイブリッドモデルですが、購入するなら高年式でスピンドルグリルが採用された2014年以降のモデルがおすすめ。

 

2017年以降は、まだまだ新しく中古車市場でも少なめですから、見つけたら即買いが良いでしょう。

 

 

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