100万円で狙う安心の中古外車
「憧れのガイシャに乗ってみたい！でも予算が…」「安い輸入中古車を買ってすぐに壊れたらどうしよう？」そんな不安はありませんか？でも大丈夫です。世のなかには手ごろな予算で安心して乗れる中古輸入車がたくさんあります。
そんななかから、お年玉で買える(？)2023年おすすめモデルを紹介しましょう。
■100万円はリスク？そんなことはありません!
もともと高額なイメージの強い輸入車の場合、中古車といえども100万円以下の金額で販売されている車両には誰でも不安を覚えるものです。 しかし現実は、モデルチェンジによる値落ちが大きく、車種によっては非常にお得に買えることが多いのです。
もちろん過走行であまり整備されていない個体だったり、事故暦のあるクルマだったりする場合は注意が必要ですが、人気のある車種であれば市場の在庫も豊富ですから、程度の良いクルマに当たる可能性も高くなります。
また最近の輸入車は信頼性も向上していますので、きちんと整備されている個体であれば、ほとんど心配する必要はありません。 それでは100万円の予算で狙えるモデルをいくつか紹介していきましょう。
■2023年安心のおすすめ輸入車5選
・ボルボ V40(ガソリンエンジンモデル)
街で見かけるボルボ V40は、2013年から2019年にかけて販売された2代目モデルです。 5ドアハッチバックよりも伸びやかなシルエットのショートワゴンデザインと、ボルボならではのしっかりとした走りが特徴のV40のエンジンは、2015年までが1.6L 直4直噴ターボ、2.0L 直5ターボの2種類で、以降は新開発の2.0L 直4クリーンディーゼル、1.5L 直4直噴ターボ、2.0L 直5ターボというラインアップに変更。 狙うのは2015年までのガソリンモデルです。 また駆動方式は全車FFですが、専用フロントグリルやルーフレールに車高を引き上げたSUV仕立ての「クロスカントリー」のみフルタイム4WDの駆動方式で今回の予算感からは外れてしまいます。
・MINI(第2世代 R55系)
第2世代のMINIは2007年から2016年まで販売されたモデルです。 MINI独特のアイコニックなデザインはそのままに、新開発のBMW製エンジン搭載で信頼性をアップさせ、販売を伸ばしました。
エンジンバリエーションは、ワンに1.4L、それ以外は1.6Lですがクーパーにはバルブトロニック、クーパーSとジョン・クーパー・ワークスにはターボエンジンという違いがあります。
トランスミッションは6速MTと6速ATで、駆動方式はFFとクロスオーバーにフルタイム4WDが用意されました。 またボディバリエーションは当初3ドアハッチバックのみでしたが、コンバーチブル、ワゴン、クロスオーバー、2ドアクーペなど、現在では販売されていないスタイルもありました。
・フィアット 500
フィアット500は、2008年に発売された3ドアのコンパクトハッチバックです。 3ドアのコンパクトカーはおしなべてドアが大きく、日本では売れにくいといわれますが、フィアットはそのかわいらしいデザインのコンパクトなボディにポップなカラーリングで、安定した人気を獲得しています。
もともとの新車販売価格も安いので買いやすく、中古車の在庫も豊富なフィアット500のエンジンは1.2L 直4SOHCと1.4L 直4DOHCに、2011年3月に追加された875cc 直2ガソリンターボの「ツインエア」の3タイプ。
トランスミッションは、フィアット製セミATの5速デュアロジックが組み合わせられます。 フィアット500のなかで100万円で狙うのは、初期モデルとツインエアエンジンを搭載したモデル。
なかでもツインエアモデルは、軽量なエンジンと2気筒ならではの独特のサウンドや振動がフィアット500のキャラクターにぴったりマッチし、速さはないもののとても気持ちの良い走りが楽しめると評判です。 ボディは3ドアハッチバックの500にくわえて、ソフトトップの500Cも選べます。
・VW ポロ(5代目 6R型)
フォルクス・ワーゲンの5代目ポロは2009年から2017年に販売されました。 ボディサイズは全長3,995mm×全幅1,685mm×全高1,475mm、ホイールベースは2,470mmで、ゴルフよりもひと回り小さい5ナンバーサイズに納まるコンパクトハッチバックです。
エンジンは1.4L 直4DOHC、1.2L 直4ガソリンターボのラインアップに、7速デュアルクラッチトランスミッション「DSG」が組み合わせられています。 フォルクス・ワーゲンならではのしっかりした足まわりは高速道路でも安定した走りを提供してくれますので、ロングドライブでも快適です。
後席は決して広くはありませんが、大人2人なら十分なスペースが確保されています。
・メルセデス Bクラス(2代目W246)
メルセデスのコンパクトミニバンであるBクラスで狙うのは、2012年から2019年に販売された2代目です。
アローシェイプが特徴のボンネットや大型化したグリル、LEDポジショニング&ドライビングライトなど、スポーティで現代的なデザインと、広い室内空間や高い実用性で共通のプラットフォームを持つAクラスとともにメルセデス・ベンツの顧客層を引き下げることに貢献しました。
エンジンは新開発の1.6L 直4ガソリンターボと2.0L 直4直噴ガソリンターボで、7速デュアルクラッチトランスミッションの「7G-DCT」を組み合わせ、前輪を駆動します。
安全面では、コンパクトクラスとしては当時初となるレーダー型衝突警告システム「CPA」を標準装備、トルクベクタリングブレーキ、アテンションアシスト、パーキングアシストリアビューカメラなどが標準装備されています。
メルセデスブランドの信頼性や高級感、充実した安全装備が欲しいという方におすすめです。
ここで紹介した5台は市場でのタマ数も比較的豊富で、100万円の予算でも良質な個体を見つけることが可能です。ただしそれは信頼できる販売店に限ったことで、ネットオークションなどの販売される個体はその限りではありません。
できるだけ安く中古車を狙いたいのであれば、整備の履歴や実車の状態をチェックできる販売店で見つけるのが安心です。
