50年近くの歴史を持つアウディのベーシックセダンA4の歴史
アウディのミドルクラスセダンとして長年ラインアップされているA4。
1994年に登場したモデルですが、前身モデルとなるアウディ80から数えると実に50年近くの歴史を誇ります。
アウディのスタンダードモデルとして長年販売され続けているA4の歩みを振り返ってみましょう。
■ A4の前身モデルアウディ80は1972年デビュー

画像は3代目アウディ80 アウディの前身モデルとなるアウディ80が登場したのは、1972年のことです。
イタリアのデザイナージウジアーロが手がけたボディは、機能性とスタイリッシュさを兼ね備えており、高い評価を受けていました。
評価が高かったのはスタイリングだけではなく、走りの面でも同じで、1973年にはヨーロッパカーオブザイヤーにも選ばれています。
こうしてデザインと走り、両方の面から評価されたアウディ80は、アウディ独自の4輪駆動システム、クワトロを装備したグレードを設定するなどして、進化を遂げていきます。
アウディ80最後のモデルとなる4代目まで進化。
4代目ではステーションワゴンボディであるアヴァントが追加され、現代まで続いています。
■ 1994年にA4へと名前を変更

初代A4が登場したのは1994年のこと、それまでのアウディ80シリーズと比べると角が取れたデザインとなり、現代的なルックスになりました。
メカニズムはフォルクスワーゲンのパサートとプラットホームを共有していましたが、クワトロを装備したグレードが設定されていたり、5バルブエンジンやポルシェが開発したスポーツATであるティプトロニックを採用していたりと、アウディらしい先進性を感じるセダンに仕上がっていました。
2001年に2代目となるA4が登場。
先代での成功に甘んじることなく、新開発のエンジンと空力性能を重視したボディが与えられ、21世紀にふさわしいモデルへと進化し登場しました。
また、横滑り防止装置やトラクションコントロール、緊急時にブレーキ踏力を補助するブレーキアシストなど、当時としては先進的な安全装備も設定されました。
そして、A4の歴史上では珍しい2ドアカブリオレもラインアップされていました。
2005年に日本市場に登場した3代目モデルは、歴代のモデルチェンジと比べると大きな変化はありませんでしたが、見た目が一気に現代のアウディらしいものになりました。
現代のアウディの象徴と言える、縦長のシングルフレームグリルがこの世代から採用されたためです。
また、サスペンションも改良を受け、フロントはスポーツセダンであるS4のものを、リアは上級モデルであるA6のものを採用し、安定性の向上が図られています。

4代目は2008年3月に日本市場での販売を開始。
フロントオーバーバングを短くし、ホイールベースを長くしたことで、前後重量配分を最適化これにより走りはもちろん、乗り心地の面でも進化を遂げました。
また、LEDを多用したヘッドライトを採用することにより、より近代的な印象になり、現行のモデルと見比べても見劣りしない見栄えになりました。
なお、この世代から2ドア限定クラスのA5系が誕生したため、A4カブリオレはラインアップから姿を消しています。

2016年に日本市場に登場した5代目モデルは、新開発のモジュールプラットホーム「MLB evo」の採用や、アウディの新世代運転支援技術である「アウディプレセンス」といった最新技術が注ぎ込まれたモデルで、車としての進化はもちろん、現代のモビリティへ大幅に進化しました。
2020年10月にはビッグマイナーチェンジが行われ、全幅が5mm拡大されました。
マイルドハイブリッドグレードが設定され、インフォメーションシステムにアウディ最新の「MIB3」が採用されるなどフルモデルチェンジにも近いような改良が行われました。
大幅な改良を受け、まだまだこれからという印象を受ける5代目モデルですが、改良前のモデルでも現代の水準から見てもとても魅力的な存在と言えるでしょう。
■ アウディらしい先進性を感じられるベーシックモデル
アウディは古くから先進的なメカニズムを生み出すブランドとして知られており、様々な技術で常に先駆者であり続けたブランドの1つでもあります。
そんなアウディが長年ラインアップしている根幹モデルであるA4は、その時代に即して進化していると言えます。
その先進性からBMWやメルセデスベンツとはまた異なる、インテリジェンスな気品があるアウディ。
そのベーシックモデルであるA4は魅力的な選択と言えるでしょう。




