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【100万円台で乗れるBMW】2代目1シリーズ F20型(2015〜2017年モデル)を解説

 

2004年デビューのBMW 1シリーズは、Cセグメントに属するプレミアムコンパクトカー。

 

優れたハンドリングと内外装の質感の高さは、エントリーモデルの域を超えると高い評価を受けています。

 

そんなBMW 1シリーズは、100万円台で乗れる2代目が狙い目。

 

グレードやスペック、おすすめの年式など詳細を紹介しましょう。

 

 

■BMW 2代目1シリーズF20型|BMW伝統のFRを継承


 

 

2011年、2代目F20型となった1シリーズは、BMW伝統のショートオーバーハングにクラス唯一のFRを継承するとともに、先代よりロングノーズと後方キャビン化を図り、シャープな印象へと変貌を遂げました。

 

シャープさを感じるのはエクステリア(外装)ばかりでなく、初代より継承したFRと先端技術によって、クイックにレスポンスよく反応する操舵性などは、エントリーモデルと侮れないレベルに仕上げられています。

 

2代目1シリーズは、先代のボディバリエーションにあった2ドアクーペ/カブリオレがあらたに2シリーズへと移行し、ハッチバックのみに統一。

 

 

グレード体系も見直され、1.6Lの116iと出力アップの120iをベースとし、ブラック仕様でスポーティな仕上がりのスポーツ、ホワイト仕様でエレガントな仕上がりのスタイル、その後M仕様のエアロパーツが施されたMスポーツ、ホットハッチ版のM135iもラインアップに加わります。

 

 

2015年のマイナーチェンジでは、キドニーグリルをはじめとした大幅なフェイスリフト実施に加え、燃費性能や予防安全システムの向上が図られました。

 

また、116iに替わり、新開発直列3気筒エンジンを搭載した118iがラインアップ。

 

2016年には、クリーンディーゼル搭載の118dがシリーズ初登場となりました。

 

2017年、2代目1シリーズは、マイナーチェンジを実施。

 

インテリア(内装)の意匠が大幅に変更されたほか、ディスプレイなどの操作をタッチパネル化するなど、操作性の向上が図られました。

 

2019年、BMW 1シリーズは3代目F40型へと移行。

 

クラス唯一のFRは継承されず、最新FF機構が採用され、現在に至っています。

 

 

■2代目1シリーズおすすめは?2015年フェイスリフト〜2017年マイチェン前


 

 

2代目1シリーズでのおすすめ年式は、2015年フェイスリストを受けた後期型の初期バージョンから、2017年にリファインが図られ最終バージョンとなるより前のものです。

 

その理由は、2015年にエクステリアデザインが一新され、現行モデルと比較しても遜色ないこと、上級グレードのスポーツとスタイルやMスポーツの仕様もより洗練されたものに改善されたこと、そしてクリーンディーゼルモデルもラインアップしているにもかかわらず、価格も100万円台が多い点でしょう。

 

現在、その時期にあたる2015年〜2017年の中古車価格は120~190万円台の層が厚く、年式別では2015年の後期型初期バージョンで130~160万円台の層、クリーンディーゼルが追加された2016年で120~190万円台の層、最も年式が浅い2017年で140~190万円台の層が厚くなっています。

 

 

また、上級グレードのスポーツ、スタイル、Mスポーツに限定してみると、2015年から2017年の中古車価格は約100~199万円。

 

クリーンディーゼルモデルに限定してみると、2015年から2017年の中古車価格は、約110~199万円で推移しています。

 

2代目1シリーズの最終バージョンである2017年マイナーチェンジ以降モデルの中古車価格は、240万円台以上が多く100万円台が限られるのに対し、100万円台の層が厚い2015年から2017年モデルは、十分狙えるお手頃価格と言えるのではないでしょうか。

 

 

■2代目1シリーズのモデル概要|走行性・安全性も充実の使えるモデル多し!


 

 

2代目1シリーズ(2015年フェイスリフト~2017年マイナーチェンジ前)のエクステリアは、新世代BMWデザイン採用によりフロントではキドニーグリルやフロントエプロンが一新、リアではL字型コンビネーションライトやリヤスカートに変更がかけられ、シャープでアグレッシブな印象へと進化。

 

 

インテリア(内装)では、水平ラインやサーフェスを効かせ、空間を分けるレイヤリング手法により室内空間の広がりを強調、センターパネルのハイグロスブラックと随所にあしらわれたクロームインサートによって、室内空間の質感も高められました。

 

また、上級グレードごとの内外装も変更され、スポーツではシートマテリアルにレッドハイライトを採用、スタイルではキドニーグリルやエアインテークなどのインサート仕上げを従来のホワイトからシルバーに変更、Mスポーツではフロントエプロンやリヤスカートのデザインが一新されています。

 

2代目1シリーズ(2015年フェイスリフト~2017年マイナーチェンジ前)の駆動方式はFR。

 

エンジンは、ガソリンとディーゼルが用意され、ガソリンは1.6Lが直列3気筒ターボ、2.0Lが直列4気筒ターボ、3.0Lが直列6気筒ターボ、ディーゼルは2.0L 直列4気筒ターボの4種類で、トランスミッションは6速ATと8速ATが組み合わせられています。

 

それぞれのスペックは、1.6Lが最高出力100kW(136PS)/4,400rpm、最大トルク220Nm(22.4kgm)/1,250〜4,300rpm。

 

2.0Lが130kW(177PS)/5,000rpmと250Nm(25.5kgm)/1,500〜4,500rpm。

 

3.0Lが240kW(326PS)/5,800rpmと450Nm(45.9kgm)/1,300〜4,500rpm。

 

2.0Lディーゼルターボは、110kW(150PS)/4,000rpmと320Nm(32.6kgm)/1,500〜3,000rpmの出力もさることながら、JC08モードで22.2km/Lという好燃費にも注目です。

 

 

先進安全技術では、車線逸脱警告システムのレーンディパーチャーウォーニング、前車接近警告機能、衝突回避・被害軽減ブレーキがセットとなったドライビングアシストが全車に標準装備されたほか、LEDヘッドライト、自動防舷ドアミラー、レインセンサーオートライトシステムなどが装備されています。

 

 

■BMW 2代目1シリーズF20型は100万円台で乗れて輸入車初心者の方にもおすすめ!


 

 

こうして見てみると、BMW2代目1シリーズは年式も新しく、デザイン・走行性能や安全装備も充実していながら100万円台で購入でき、初めてBMWに乗りたい方におすすめできるモデルです。

 

ぜひ検討して素敵なカーライフを楽しみましょう。

 

 

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