【実用性が高い人気モデル】VW 7代目ゴルフヴァリアントを解説
各社からベンチマークとして注視されるフォルクスワーゲン(VW)ゴルフのワゴンモデル、ゴルフヴァリアントは実用性をプラスした人気モデルです。
そのゴルフヴァリアントは2021年に8代目へとモデルチェンジをしましたが、現在の狙い目はいまだ古さを感じさせない7代目です。
その詳細を紹介しましょう。
■VW 7代目ゴルフヴァリアント概要|新設計モジュールMQBを採用

ゴルフヴァリアントは、フォルクスワーゲン(VW)が販売するゴルフのステーションワゴンです。
ゴルフをベースに荷室部分を広げることで実用性を高め、荷物の多くなるロングドライブやアウトドアでも快適に使えます。
ゴルフにワゴンモデルが追加されたのは3代目からで、日本国内ではゴルフワゴンという呼び名で発売されました。
その呼び名が変わったのは、5代目のゴルフ5からで本国共通となるゴルフヴァリアントになりました。
今回ピックアップした7代目ゴルフヴァリアントは、2014年1月に販売をスタートし、2021年まで販売されました。
その間、2017年5月に前後バンパーやランプ形状が変更され、先進安全技術などを向上させるマイナーチェンジを実施。
これを境に前期・後期に分かれています。
7代目ゴルフヴァリアントは、新設計モジュールMQB採用によるボディの軽量化や荷室スペースの拡大、ローワイドに変貌したスタイリング、安全性能・燃費性能の充実化と、あらゆる面でその資質を高めているのが特長です。
基本グレードは、ガソリンエンジンのTSIに基本グレードのコンフォートラインと上級グレードのハイライン、スポーティなRライン(後にTST Rラインに変更)の3つ。
2019年に追加されたディーゼルのTDIには、コンフォートラインとハイラインの2つが用意されました。
コンフォートラインとハイラインのグレードによる装備の違いは、ホイールサイズ&デザイン、ヘッドランプ、室内の加飾やシート表皮など。
スポーティ仕様のRラインでは、17インチ5ダブルスポークのアルミホイール、LEDヘッドランプなどが採用されるほか、フロント・リアのバンパーやサイドスカート、リアスポイラーがセットとなった専用エアロパーツも備えられました。
■7代目ゴルフヴァリアント エクステリア|ローワイドでシャープに変貌

7代目ゴルフヴァリアントのエクステリア(外装)は、先代より低くなった全高と、ゴルフ伝統の水平基調デザインにより、実用的でありながら低くシャープな印象です。
伸びやかなキャラクターラインとルーフラインはハッチバックにはない魅力で、アクティブな印象を際立たせています。
マイナーチェンジでは、刷新されたバンパーデザインと、フェンダー奥に向かって切れ上がるヘッドライト、LEDテールランプなどによってよりシャープな印象となりました。
全長4,575mm×全幅1,800mm×全高1,485mm、ホイールベース2,635mm(TSI コンフォートライン)と、先代にくらべて全高が45mmも低められた7代目ですが、全長を30mm、全幅を15mmそれぞれ拡幅するとともに、ホイールベースを60mm延長することで、室内の居住性を大幅に高めています。
■7代目ゴルフヴァリアント インテリア|インフォテインメントが大幅進化

7代目ゴルフヴァリアントのインテリア(内装)は、ゴルフ同様に過度な装飾をほどこすことなく、シンプルでありながらも、各所の質感は高く、操作性にもすぐれているのが特長です。
センターコンソールには、車両の情報や操作を一括管理できるタッチパネル式ディスプレイが機能的に配置され、ドライバー側に向けられることで視線の移動を少なくする配慮がなされています。
インフォテインメント・システムには、全車でComposition Media(コンポジション メディア)が標準装備され、2017年7月の機能強化でディスプレイが6.5インチから8インチに変更、モバイルオンラインサービスVolkswagen Car-Net(フォルクスワーゲン カーネット)は、コネクティビティ機能にApp-Connectを備えます。
シートは、コンフォートラインがファブリック、ハイラインとRラインは、前期型がアルカンターラ、後期型はマイクロフリースとなっています。
荷室容量は、先代より100L多い605Lを確保し、60:40分割可倒式のシートを倒せば、最大1,620Lの大きなスペースが現れます。
■7代目ゴルフヴァリアント 走行性能|優れた燃費性はロングドライブに最適

7代目ゴルフヴァリアントは、新設計モジュールMQBにより軽量化を図った結果、優れた走行性と燃費性の高さを両立しました。
パワートレインは、TSI系のコンフォートラインが1.2Lターボ(最高出力77kW(105PS)/最大トルク175Nm)で、ハイラインとRラインは1.4Lターボ(最高出力103kW(140PS)/4,500~6,000rpm、最大トルク250Nm)、TDI系は2.0Lディーゼルターボ(最高出力110kW(150PS)/最大トルク340Nm)で統一されています。
駆動方式はFFのみ。トランスミッションは7速DSG(デュアルクラッチ式AT)が組み合わされ、燃費はTSI コンフォートラインが18.6km/L(JC08モード)、TSI ハイラインとRラインが17.3km/L(JC08モード)、TDIは17.7km/L(WLTCモード)と、高い環境性能も達成していました。
■7代目ゴルフヴァリアント 安全性能|クラストップレベルの機能を装備

7代目ゴルフヴァリアントの安全性能は、どの世代のモデルでも他メーカーに先駆けた先進技術を搭載してきた伝統にのっとり、クラストップレベルの機能を標準装備しているのが特長です。
マイナーチェンジで強化された技術として、まず挙げることができるのは、渋滞時追従支援システムであるTraffic Assist(トラフィック アシスト)でしょう。
同システムは、車線逸脱防止をアシストするLane Assist(レーン アシスト)と、全車速対応の定速追従走行機能であるアダプティブクルーズコントロール(ACC)を組み合わせたもので、低速走行時にも前方車両に追従し、加速・減速を自動で行うものです。
ほかにも、前方車両を検知し警告、自動でブレーキ制御を行うプリクラッシュブレーキシステムFront Assist(フロント アシスト)には、あらたに歩行者検知機能が追加されました。
さらに、急ブレーキや車両の挙動が極端に不安定となった際、シートベルトをきつくし、ウィンドウのクローズなどを行い、エアバックの効力を最大限に高めるプロアクティブ・オキュパント・プロテクションなども装備されています。
■7代目ゴルフヴァリアントは総合性能抜群で狙い目!

ゴルフヴァリアントは、ゴルフの総合性能の高さに加え、大きな荷室で非常に実用性の高いクルマです。
8代目に負けず劣らずの魅力を備えた7代目は、8代目が増えているいまだからこそ狙い目の1台となっています。




