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ミラノ在住のライターが選ぶかっこいい外車5選

 

誰でも一度はかっこいい外車に乗ってみたい!と思うはずです。

 

最近は国産・輸入問わずデザインにこだわったクルマが多いとはいえ、やはり海外メーカーの重厚感や存在感は特別なものです。

 

また歴史に裏打ちされたブランド力もかっこよさの一つです。

 

そこで今回は、「イタリアファッションの発信地」と呼ばれるミラノ在住の筆者がおすすめする、かっこいい外車を5台紹介しましょう。

 

 

■BMW 初代4シリーズ


 

 

最初に紹介するのは2013年に発売が開始された初代4シリーズです。

 

4シリーズは3シリーズのクーペ版という位置付けのモデルで、BMWならではのショートオーバーハング、長いボンネットフード、流麗なルールラインという非常に美しいデザインが特長です。

 

当初は2ドアモデルのみの設定でしたが、2014年2月にはオープンモデルのカブリオレ、同年6月には4ドアモデルのグランクーペが追加されました。

 

美しいクーペスタイルはそのままに、後席ドアを備えて5名乗車となるグランクーペは特におすすめです。

 

エンジンラインアップは2.0L 直4ガソリンターボと3.0L 直6ガソリンターボ、トランスミッションは8速ATが組み合わせられます。

 

2020年に2代目が登場しましたが、筆者はすっきりと伸びやかなデザインである初代の方が好みです。

 

 

4シリーズの中古車情報を見てみる

 

 

■マセラティ 3代目ギブリ


 

 

ギブリはイタリアの高級自動車メーカー、マセラティの4ドアセダンです。

 

まずエクステリア(外装)ですが、ダイナミックで流れるようなスタイリングに「ネコ目」と呼ばれるヘッドライトが生命感と力強い個性を主張。

 

大型のフロントグリルにはマセラティ伝統の「トライデント」が配置され、ラグジュアリースポーツサルーンとしての威厳に満ちた存在感を見せつけてくれます。

 

ボディサイズは全長4,970mm×全幅1,945mm×全高1,485mmと迫力のある大きさです。

 

現行型の登場は2013年からで、エンジンは3.0L V6ツインターボを搭載し、最高出力は302kW(410PS)/5,500rpm、最大トルクは550Nm(56.1kgm)/1,750〜5,000rpm、0-100km/h加速はFRモデルのSが5秒、4WDモデルのS Q4が4.8秒というパフォーマンスです。

 

2014年には燃費とパワーのバランスを追求したグレードであるベースグレードも設定されています。

 

スポーツサルーンならではの上品で官能的なエグゾーストサウンドも、ギブリの魅力の一つです。

 

サーキットのようなステージではなくても、気持ちを高揚させるようなドライブを毎日楽しめるでしょう。

 

 

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■アバルト 595


 

 

イタリアからもう一台紹介しましょう。

 

アバルト 595は、フィアット500をベースに名門スポーツチューンブランド アバルトがチューンしたモデルです。

 

もともとクラシカルでかわいらしいデザインのフィアット 500に、エアインテーク付きのフロントバンパーやディフューザー一体型のリアバンパー、その他エアロパーツ、17インチアルミホイールを装着し迫力満点のデザインとなっているのが特長です。

 

搭載されるエンジンは1.4L 直4ターボで、最高出力は118kW(160PS)/5,500rpm、最大トルクは206Nm(21.0kgm)/2,000rpmというスペックですが、2016年3月にはスポーツグレードの「コンペティツィオーネ」のエンジンが132kW(180PS)/5,500rpm、最大トルクは230Nm(23.5kgm)/2,000rpmにパワーアップ。

 

コンパクトスポーツには有り余るほどのパフォーマンスを手に入れています。

 

力強く野太い排気音もまた魅力です。

 

ミラノではクルマ好きの若者が乗っているモデルとしてよく見かけます。

 

ヨーロッパの狭い路地に映えるイタリアンデザインは、日本の道路にもよく似合います。

 

大きいクルマだけがかっこいいわけじゃない。そんなことを思わせてくれるモデルです。

 

 

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■ランドローバー レンジローバーイヴォーク


 

 

イヴォークはイギリスの高級SUVメーカー、ランドローバーが初めて手掛けたコンパクトSUVです。

 

シャープで鋭い表情のヘッドライトにスポーティなサイドビュー、流れるようなルーフラインなど、都会的で先進的なルックスが魅力のモデルです。

 

またアルミやマグネシウム、チタンといった軽量素材をふんだんに採用することで軽量化を図り、優れた環境性能やパフォーマンスを追求しているのも特長です。

 

初代モデルは2012年に登場。

 

ボディサイズは全長4,355mm×全幅1,900mm×全高1,635mmと日本の道路事情でも扱いやすい大きさで、電子制御フルタイム4WDシステムとランドローバーの「テレインレスポンス」を搭載し、オン/オフロード問わず優れた走破性を発揮します。

 

2019年6月には新型にフルモデルチェンジ。

 

基本的なスタイリングは踏襲しつつも、さらにモダンに進化しています。

 

SUVでありながら都会で映えるデザインと本格的なオフロード性能が魅力ですから、本物志向のスマートなかっこよさを求める方にぜひおすすめしたい一台です。

 

 

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■メルセデス・ベンツ Gクラス


 

 

Gクラスは、メルセデス・ベンツの本格クロスカントリーSUVです。

 

1979年に発売されて以来、丸目のヘッドライトにスクエアなデザインはほとんど変えておらず、インテリア(内装)やメカニズムを進化させてきたという、独特の世界観を持つモデルです。

 

クラシカルで無骨な外観はとても男性的ですが、実はハリウッドスターやモデルなど、女性セレブにも大変人気があります。

 

クロームの使い方がとても上手でラグジュアリーな雰囲気が伝わってきますし、レザーシートやウッドを使った内装も豪華です。

 

また最新のエンターテインメントシステム、安全機能、電子制御4WDシステムによる本格的な悪路走破性など、高級SUVとしての作り込みに全くスキがありません。

 

大都市の真ん中でスーツでかっこよく乗れるクラシカルな本格オフローダーなんて、Gクラス以外にはないのではないでしょうか。

 

先進性が強調される現代において、本当に特別なかっこよさを持つモデルだと言えるでしょう。

 

 

Gクラスの中古車情報を見てみる

 

 

ミラノには「モンテ・ナポレオーネ通り」という、有名なファッションブランドが集まるブランド街がありますが、ここで紹介したクルマが店の前によく停まっています。

 

おしゃれにこだわる方はやっぱりかっこいいクルマが好きなんですね。

 

「かっこよさ」というのは実車を見ることではっきり実感できます。

 

気になるモデルがあれば、ぜひ一度販売店に足を運んでみてはいかがでしょうか。