世界のクルマをもっと知る

車好きなら一度は乗りたい外車(輸入)スポーツカー

車好きなら一度は憧れたことがある輸入スポーツカー。スタイル、ブランド、メカニズム、装備、どれをとってもそれぞれに魅力があります。そのなかから、いま中古で狙える輸入スポーツカーを5車種ピックアップしました。

 

スポーツカーでなければ感じることができない特徴とは何なのか、輸入スポーツカーならではの魅力がどのような点にあるのか気になっている方は参考にしてみてください。

 

 

■一度はハンドルを握ってみたい輸入スポーツカー


 

 

輸入車のスポーツカーは、多くが車の基本性能である"走る""曲がる""止まる"を高い次元で突き詰めています。

 

スペックや最高速度がそれほどではなかったとしても、ひとたび走り出せば、アクセルを踏んだら踏んだぶんだけ加速して、ハンドルは切ったぶんだけクルマが曲がり、クルマがドライバーの思い通りに動いてくれることに感心するでしょう。

 

このように、ドライバーに応えることのできる性能が輸入スポーツカーの魅力のひとつなのです。

 

そんななかから、よりすぐりの中古で買える輸入スポーツカーを紹介します。

 

 

■おすすめ輸入スポーツカー5選


 

今回ピックアップする輸入スポーツカーは、一部の高級スポーツカーのような”憧れ”で終わってしまうモデルとは異なり、中古車の流通台数が多い車種や手に入れやすい価格まで下がっているモデルがほとんどです。

 

この記事を読んで気になったら、ぜひ実車を確認してください。

 

・エントリーモデルにとどまらない:ポルシェ ボクスター

 

 

ボクスターは、ポルシェのエントリーオープンスポーツカーです。

 

エンジンは、初代の986型と2代目の987型、3代目の981型までが2.5L〜3.4Lの水平対向6気筒で、2016年デビューの982型(718ボクスター)からはダウンサイジングターボの2.0L水平対向4気筒にあらためられました。

 

現在は、ボクスターGTSとスパイダーを除くモデルが水平対向4気筒ターボを車体の中心に搭載し、トランスミッションは6速MTとPDKを選べます。

 

エントリーモデルとはいえ、ポルシェならではの安定した走り、操作したぶんだけ効くブレーキ、ミッドシップならではの軽快なハンドリングなど、数多くの魅力が凝縮されています。

 

また、オープンカーならではの解放感もボクスターならではのポイント。

 

ボクスターには、オープンカーならではの解放的な走りと、軽快なハンドリング、バランスの良いパッケージなど、エントリーモデルにとどまらない魅力が凝縮されています。

 

ポルシェの中古車情報を見てみる

 

 

・素性は911よりも上!?:ポルシェ ケイマン

 

 

ポルシェ ケイマンは、ボクスターと共通の構造を持つ2シータークーペです。

 

ボクスター同様ミドシップにエンジンを搭載するケイマンは、登場初期からRRでリアヘビーな911よりも素性がよいと噂されていましたが、ポルシェは911を頂点としたヒエラルキーを崩すことはありませんでした。※GT4は別。

 

そのため911よりも安価で、911と同等もしくはそれ以上のハンドリングを楽しめるスポーツカーという位置づけになっています。

 

エンジンは、ボクスターと同様に981型までは水平対向6気筒、982型718ケイマンとなって2.0Lと2.5Lの水平対向4気筒ターボがメインユニットとなってます。

 

なかでも水平対向2.0Lターボは、ダウンサイジングを受けつつ優れた性能が維持されていることが特徴です。 ポルシェならではの高いボディ剛性と素性のよい走りを楽しみたいのであれば、ミドシップクーペのケイマンがおすすめです。

 

ポルシェの中古車情報を見てみる

 

 

・フェラーリの血を引いたトライデント:マセラティ グラントゥーリズモ

 

 

マセラティ グラントゥーリズモは、フェラーリ製のV8エンジンを搭載する2ドア4シータースポーツカーです。

 

フェラーリ製のV型8気筒自然吸気エンジンは、最高出力338.3kW(460PS)/7,000rpm、最大トルク520Nm(53.0kgm)/4,750rpmを発生させます。

 

2007年にデビューしたグラントゥーリズモはクーペのみでしたが、後にオープンカーであるカブリオレを追加。その後、複数回にわたりアップデートが重ねられ、完成度を高めていきました。

 

中古車市場でも人気で、程度の良いグラントゥーリズモを入手することが可能です。

 

フェラーリの血統にありがら、フェラーリほど派手じゃなく、各部の作りはイタリアらしい上質さをあわせ持つ大人のGTカー。それがグラントゥーリズモの魅力なのです。

 

グラントゥーリズモの中古車情報を見てみる

 

 

・デザインコンシャス、手ごろな価格:アウディ TTクーペ

 

 

アウディ TTクーペは、半円形をモチーフとした個性的なデザインが特徴の2ドアクーペです。

 

エンジンスペック的にはそれほど高くはないものの、軽快な走りやエレガントなスタイリングなどにより、独自のプレミアムコンパクトスポーツカーの地位を確立してきました。

 

また開口部が大きいバックドアにより、日常使いがしやすいのもTTクーペの魅力のひとつです。

 

TT本来の魅力がぎっしり詰まったそんなベーシックなグレードもおすすめですが、モアパワーを望むユーザーには、294kW(400PS)を発生する2.5L直列5気筒ターボにクワトロシステムを組み合わせた高性能スポーツグレードの「TT RS」が用意されています。

 

日常をスポーティに変えたいのであれば、TTクーペはおすすめのモデルといえるでしょう。

 

TTクーペの中古車情報を見てみる

 

 

・往年のスポーツカーを彷彿とさせる:ジャガー Fタイプ

 

 

ジャガー Fタイプは、2013年に日本での販売が開始された2ドアスポーツカーです。

 

スタイリングは、『世界で最も美しいクルマ』と評されるジャガースポーツのアイコン的存在であるEタイプを彷彿とさせるロングノーズ・ショートデッキで、ボディバリエーションは、クーペとコンバーチブル(Eタイプ時代はフィックスヘッドとロードスターもしくはドロップヘッドと呼ばれました)を用意しています。

 

オールアルミニウム構造のボディに搭載されるのは、3.0L V6と5.0L V8、2017年に追加されたダウンサイジングの2.0L直列4気筒ターボの3タイプで、駆動方式はFRもしくはAWD。

 

トランスミッションは一部のグレードを除いてすべて8速ATです。

 

2020年1月には、エクステリアを大幅に改良し、よりシャープでスタイリッシュなデザインとなりましたが、依然として躍動的でありながら静止状態での優雅な佇まいは、ジャガー製スポーツカーの伝統です。

 

Fタイプの中古車情報を見てみる

 

 

一度はハンドルを握ってみたい憧れの輸入スポーツカーは、新車で購入しようとすると高額になりやすいです。

 

しかし、中古車であれば、手が届きやすい価格帯の車両を見つけることができます。

 

憧れを憧れで終わらせないために、お得に買える中古車を探してみるのもよいのではないでしょうか。