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メルセデス・ベンツ GLBが売れている6つの理由

メルセデス・ベンツ GLBは、2020年6月から予約受注を開始したコンパクトサイズの7シータークロスオーバーSUVです。

 

発売以来、売り上げを伸ばし、兄弟車のGLAをおおきく上回る、1万台以上のGLBが販売されています。

 

ここでは、その人気の理由を解説。GLBが気になっている方、扱いやすいボディサイズの多人数乗車SUVが欲しいと考えている方は要チェックです。

 

 

■GLBが売れている


 

 

日本自動車輸入組合(JAIA)が発表している『外国メーカー車モデル別新車登録台数順位の推移(暦年)』によると、GLBの登録台数は、2021年、2022年ともに全体の11位となる5,812台と4,790台を売り上げました。

 

同じコンパクトクラスでは、フォルクス・ワーゲンのT-Rocやボルボ XC40がライバルになりますが、それらは新車価格が400万円台ですから、500万円中盤のGLBはかなり善戦していると言って良いでしょう。

 

また同じメルセデスのGLAよりも上回る販売台数を2年連続で記録するなど、すっかり中核モデルに成長しています。

 

その魅力は、どんなところにあるのでしょうか?

 

 

■GLBの魅力①スタイリング


 

 

GLBのスタイリングは、基本構造を共有するGLAがスポーティで軽快な印象になのに対し、SUVらしいスクエアなデザインです。

 

クローム仕上げで力強いデザインのアンダーガードと2本のパワードームを備えたボンネットのフロント。

 

エッジやラインを減らしながら、前後ドアパネルやリアフェンダーなどを面の張り出しで力強さをアピールすると同時に、フロントからリアにかけてボディの下部を飛び石などから守るプロテクターが装備されたサイドビュー。

 

上下方向に細く横に長いリアコンビランプと、ボディのワイドさを強調するリアなど、全体に流れる力強さがGLBの魅力です。 ボディサイズは、全長4,640mm×全幅1,835mm×全高1,700mm(GLB180/GLB200dのサイズ)と扱いやすい大きさです。

 

 

■GLBの魅力②インテリア・デザイン


 

 

インテリアは、ワイドスクリーンディスプレイをダッシュボードの上部に設置し、解放感と横方向へのワイドさを強調した先進的でモダンな印象のコックピットが特徴です。

 

疲労の少ないシートの中央部は、ひし形のステッチ処理がほどこされ、力強さだけではなく、ラグジュアリーさも表現しています。

 

コンソールのジェットエンジンのタービンを思わせるスポーティなデザインの5つの円形エアアウトレットに、全64色のアンビエントライトを装備します。

 

GLBのインテリアは、最新のメルセデス・ベンツらしい先進的でクリーンなラグジュアリーデザインになっているといえるでしょう。

 

 

■GLBの魅力③3列シート7人乗り


 

 

GLBの白眉は、コンパクトサイズでありながら3列シートを備えていることです。

 

2列目シートは、140mm調整ができる60:40分割の前後スライド機構と40:20:40の分割可倒式バックレストを装備。

 

2列目を後ろにスライドさせて乗員の快適性を向上させたり、前にスライドさせて積載性をアップさせたりできます。また、バックレストの角度は8段階の調整が可能です。

 

3列目シートへのアクセスは、2列目シートのバックレストにあるロック解除レバーを操作すると、2列目シートが前に倒れてスライドするため難なくできます。

 

ラゲッジルームは、高い車高や多彩なシートアレンジにより積載性は十分です。

 

容量は130L〜1,680Lで、左右の小物入れ、2段階の高さ調整式ラゲッジルームフロアに、バッグ用フック、コート用フック(テールゲート下部)なども用意して、日常使いにおける利便性にも優れています。

 

バックドアは、足をリアバンパー下部に差し入れたり、リモコンキーやテールゲートのボタンを押したりすることで開閉する「EASY-PACK自動開閉式テールゲート」を標準装備。テールゲート開閉時の利便性にも優れています。

 

 

■GLBの魅力④4MATICによる高い走行性能


 

 

メルセデス・ベンツ GLBには、前輪駆動(FF)と四輪駆動(4MATIC)の2つの駆動方式が用意されています。

 

注目なのは四輪駆動の4MATICです。4MATICは、スイッチを操作することで、前後のトルク配分を変化させることができます。

 

一般的な走行状況における基本的な前後トルク配分は、ドライブモード「ECO/コンフォート」で80:20、「スポーツ」で70:30です。

 

オフロード走行では、四輪駆動クラッチがセンターディファレンシャルロックのように働き、トルク配分が50:50となります。

 

この四輪駆動制御により、オンロードでの安定性や効率性、オフロードでの走破性を両立しているのです。

 

日常使いから休日のアウトドアまでGLBを使うのであれば4MATICを選んでおくとよいでしょう。

 

 

■GLBの魅力⑤ハイ!メルセデス(MBUX)


 

GLBには、対話型インフォテインメントシステムMBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)を搭載しています。

 

自然対話式音声認識機能を備えたボイスコントロールは、「Hi,Mercedes(ハイ、メルセデス)」をキーワードに起動。自然対話式音声認識機能は、多くのインフォテインメント機能(目的地入力、電話通話、音楽選択、メッセージ入力・読み上げ、気象情報)、クライメートコントロール、各種ヒーター、照明など、さまざまな機能に対応しています。

 

また、クラウド上のソフトウェアモデルによって新しい流行語を覚えたり、時代による言葉の用法の変化を学習したりすることも可能です。

 

 

■GLBの魅力⑥安全性能(ADAS/先進運転支援システム)


 

 

GLBには、メルセデス・ベンツのフラッグシップモデルSクラスと同等の安全システムを採用しています。

 

主な機能は、歩行者や車両の飛び出しを検知した場合や先行車両や障害物を回避できない場合の自動緊急ブレーキによる被害軽減機能、車線維持機能、斜め後ろの死角の車両との衝突回避を支援する機能などです。

 

また、ステアリングアシスト、渋滞時のドライバー疲労軽減システム、アクティブレーンチェンジングアシスト(自動車線変更支援機能)、アクティブエマージェンシーストップアシスト(ドライバー異常検知機能)なども装備されています。

 

メルセデス・ベンツ GLBは、扱いやすいボディサイズでありながら7人が乗れる3列シートを備え、先進的なシステムによる安全性やラグジュアリーさなどを体感できることが高い人気の秘密です。

 

運転がしやすく多人数乗車ができるSUVを探しているのであれば、GLBが最有力候補です。

 

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