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BMW1シリーズのスペックをチェック!

 

ドイツの自動車メーカー、BMW社のエントリーモデルとして販売されているモデルが1シリーズです。このクルマはCセグメントと呼ばれるセグメントに属し、日本車の場合、トヨタカローラスポーツなどが代表例として挙げられます。

 

現在、新車で販売されている1シリーズは2011年に発表された2代目(F20型)で、エントリーモデルとは思えないほど機能的かつ走りの楽しいクルマになっています。早速、基本スペックをチェックしてみましょう。

 

 

ボディサイズをチェック!

 

ボディサイズは、全長4,340mm x 全幅1,765 mm x 全高 1,430-1,440 mm。サイズ的には、比較的小さめなサイズのクルマ、Cセグメントに分類されますが、質感の高いインテリアと後部座席を倒すことによって実現する最大1200Lのラゲッジスペースによって高い実用性を獲得しています。

 

この2代目は2015年にフェイスリフトが施され、シャープなヘッドライトやBMWの象徴ともいえるキドニー・グリルなどにより、スポーティでありながら高級感と洗練さを強調しています。

 

 

エンジンをチェック!

 

1シリーズに採用されているエンジンは、BMW ツインパワー・ターボ・エンジンと呼ばれ、低速域、低回転域でも優れたレスポンスと燃費性能を実現しています。

 

ラインナップは、直列3気筒、4気筒(ガソリン&ディーゼル)、6気筒のターボエンジンとなっています。ベースグレードである118iに搭載されている1.5L直列3気筒DOHCターボエンジンは、最高出力136馬力、最大トルク22.4kgmという申し分ないパワーを発揮しています。

 

それに組み合わされる8速オートマチックトランスミッションによって、JC08モード燃費で18.1km/Lと好燃費を実現しています。日本でも徐々にその数を増やしつつあるディーゼルモデル、118dに関しては、2.0L直列4気筒のディーゼルターボエンジンが搭載され、最高出力150馬力、最大トルク32.6kgm。最大トルクが発生する領域、1500〜3000回転/分と市街地から高速道路の加速までスムーズにこなすユニットで、パワフルな仕上がりとなっています。燃費もJC08モードで22.2km/Lとなっています。

 

中間グレードである120iには、最高出力184馬力、最大トルク27.5kgmを発生する2.0L直列4気筒DOHCターボエンジンが搭載されていて、足回りも強化されている120i Mスポーツならばワインディングもさらに楽しいものとなるでしょう。

 

 

Mの力強さを求めるならば、3.0L直列6気筒DOHCターボを搭載したM140iがいいでしょう。最高出力340馬力、最大トルク51.0kgmというスペックを発揮し、組み合わせる8速ATとこのグレード専用に設定されたスポーツシャシー、アダプティブMサスペンション、可変ギアレシオ機構付バリアブル・スポーツ・ステアリングになどよって、安全かつスムーズにドライビングを楽しむことが可能です。

燃費は他のエンジンと少し劣って、JC08モード燃費で13.4km/Lという数値ですが、他を圧倒させるようなパワーは病みつきになるでしょう。

 

 

安全装備をチェック!

 

1シリーズに搭載されている安全装備は、運転席、助手席のエアバッグ&サイドエアバッグ、カーテンヘッドエアバッグ、横滑りを防止するDSC(ダイナミックスタビリティコントロール)、雪やぬかるみでの走行をアシストするDTC(ダイナミックトラクションコントロール)、4輪それぞれのブレーキを制御し安定したコーナリングを可能するCBC(コーナリングブレーキコントロール)、ブレーキの効きをアシストするDBC(ダイナミックブレーキコントロール)が全グレード標準装備となっています。

 

さらに、車両の前方や後方にある障害物までの距離を信号音とビジュアル表示で知らせ、狭いスペースでの駐車や車庫入れをサポートするPDC(パークディスタンスコントロール)、駐車時にステアリング操作をアシストするパーキングアシスト、リアビューカメラ、衝突回避・被害軽減ブレーキ、前車接近警告機能、レーン・ディパーチャーウォーニングは118i スタンダードを除くモデルに搭載されています。(118iスタンダードではオプション設定となります) また、長距離ドライブと渋滞時のストップアンドゴーをアシストするアクティブ・クルーズ・コントロールも一部グレード(118i スタンダードはオプション設定)、を除いて装備されているなど、安全装備も充実しています。

数少なくなってきたFRレイアウト。他のFFレイアウトを採用している同クラスには無い魅力をぜひ、体感してみてください。