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四角い輸入車SUVモデル5選

武骨でタフなSUVには、やっぱり四角いフォルムが似合います。

 

最近ではクーペのような丸みを帯びたSUVが人気を博していますが、そんなときだからこそあえて四角いSUVが気になる人も多いはず。

 

ここでは、男らしくてかっこいいい、ガジェット感満載の輸入SUVを紹介します。

 

 

■フィアット パンダ 4×4


 

 

四角くくて可愛らしいフォルムが印象的な初代フィアット パンダ。

 

その派生モデルとして1983年に登場したのが、パンダ4×4(フォーバイフォー)です。

 

エンジンを横置きでフロントに搭載するFFレイアウトをベースに4WD化された市販車は、このパンダ4×4が世界初。

 

4WDシステムはパートタイム式で、その開発にはオーストリアのシュタイフ プフが関わっていました。

 

この初代パンダは、四角いフォルムにフロントグリルガードやフォグランプによって、SUVらしさを生み出していました。

 

2003年には、2代目へとモデルチェンジを行ない、四角いフォルムは現代的なトールワゴン的なものにあらためられました。

 

現行モデルの3代目は、2011年末に登場。翌2012年には4×4がラインアップに加わり、日本市場には2014年から340台の限定モデルとして販売されました。

 

ボディサイズは全長3,685mm×全幅1,670mm×全高1,615mmで、ノーマルのパンダよりも全高が65mmほど高くなっています。

 

 

■ジープ ラングラー


 

 

1987年より発売を開始し、現在まで脈々とつくり続けられているアメリカを代表する名オフローダー。

 

それがジープ ラングラーです。

 

初代はYJという型式で親しまれ、四角いキャビンスペースや張り出したオーバーフェンダー、さらに四角いヘッドライトが特徴。

 

2代目以降は、ヘッドライトが丸目になったものの、現在販売されている4代目のJLでも受け継がれています。

 

現行型のボディサイズ(アンリミテッド)は、全長4,870mm×全幅1,895mm×全高1,845mmという堂々たるもので、大きく張り出したオーバーフェンダーや切り立つようなフォルムのフロントウィンドウ、平滑なサイドパネルなどが印象的です。

 

またラングラーの最大の特長が、ルーフパネルおよびリヤクォーターパネルを取り外すことができるフリーダムトップという機構。

 

3つのパネルを自由に取り外し、オープン仕様やセミオープン仕様などにすることができるのですが、取り外したリヤクォーターパネルも四角く、どこまでも四角いフォルムにこだわっていることが分かります。

 

 

■メルセデス ベンツGクラス


 

 

ヘビーデューティな高級車、メルセデス ベンツ Gクラスは、ゲレンデヴァーゲンの愛称でも知られる人気の1台です。

 

NATO軍が採用していた軍用車両を民生用にアレンジを加え、1979年にデビュー。

 

開発にはフィアット パンダ4×4にもかかわったオーストリアのシュタイア プフが担当し、いかにも軍用車らしいフラットなパネルを組み合わせた形状が印象的です。

 

初登場以来いくつかの改良を行ない、2018年には実質的なフルモデルチェンジを行ないながらも現在までほぼオリジナルのフォルムを受け継ぐGクラスは、丸いフォルムの多い現在のSUV市場では唯一無二の存在となっています。

 

ボディタイプは5名乗りのショート、7名乗りのロングのほか、一時期カブリオレというモデルも存在していました。

 

現行型はロングボディのみの展開で、サイズは、全長4,660mm×全幅1,930mm×全高1,975mm。

 

ボンネットが盛り上がり迫力のあるフロントマスクになったものの、基本的デザインは初代のフォルムをしっかりと受け継いでいます。

 

 

■ランドローバー ディフェンダー


 

 

 

Gクラスとともに質実剛健なSUVとして、長い歴史を持つランドローバー ディフェンダー。

 

その名称は1990年から使用されている比較的新しいものですが、実際にはそれ以前から存在していたモデルに、ラインアップ整理のために名称を付与しただけで、歴史は1948年生産のシリーズ1までさかのぼることができます。

 

Gクラスよりもさらに四角いフォルムのディフェンダーは、ボディの長さにより、90、110、130を展開。

 

特にショートボディの90は、軍用車そのものともいえる真四角に近いフォルムでした。

 

このディフェンダーは、2015年をもって生産を終了。

 

2020年に新型がデビューしました。

 

新しいディフェンダーは、初代よりも角が取れたスクエア形状で、ボディタイプは、ショートボディmの90と、ロングボディの110が用意され、それぞれのサイズは、90が全長4,583mm×全幅2,105mm×全高1,969mm、110は全長5,018mm×全幅2,105mm×全高1,969mmとなっています。

新型ディフェンダーは、スクエアなフォルムこそ踏襲されているものの、決して懐古趣味とはなっていないことがポイント。

 

武骨ななかにも洗練された印象は、新型ディフェンダーの魅力のひとつです。

 

 

■フォード ブロンコ


 

 

アーリーブロンコとも呼ばれる初代フォード ブロンコは、1966年に登場しました。

 

丸目ヘッドライトに四角いキャビンを合わせた形状が特徴で、ヒストリックモデルとしても人気です。

 

このスクエアな印象のフォルムは1987年デビューの4代目まで受け継がれますが、1992年デビューの5代目では現代的なスタイルとなりましたが、1996年には販売を終了。

 

ながらく、ブロンコの名前は途絶えていました。

 

しかし2017年、北米のオートショーで2020年に新型モデルの発表がアナウンスされています。

 

ネットで散見される新型のスタイルは、切り立つウインドスクリーンから直角に近いリヤエンドにいたる造形は、アーリーブロンコを彷彿とさせるもの。

 

ボディタイプにはショートとロングがあり、特にショート版ブロンコは厚みのあるフロントグリルと大径タイヤによってスクウェアな印象を際立たせています。

 

四角いフォルムのSUVはどこか男らしさを醸し出し、個性のある雰囲気を演出してくれます。

 

ヨーロッパの高級SUVに対抗するのには、こんな四角いSUVをセレクトしてみるのもおすすめです。

 

 

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