フォルクスワーゲンのエントリーモデル「ポロ」は質実剛健でコストパフォーマンスが高い!
フォルクスワーゲンを代表するコンパクトカーと言えばゴルフですが、その弟分に当たるポロもゴルフと同じくらい長い歴史があります。
長らくフォルクスワーゲンのエントリーモデルとしてラインアップされているポロのロングセラーの秘密はどこにあるのでしょうか?
■フォルクスワーゲンのエントリーモデルとして登場

ポロはゴルフが登場した翌年の1975年に登場。
コンパクトながら室内空間を広く確保できる角ばったデザイン、丸目のヘッドライトとゴルフにとても似ている見た目ですが、全長3512mm全幅1559mm全高1344mmというボディサイズはゴルフよりもコンパクトなものでした。
エンジンも同様で、1.5Lエンジンを中心に1.0L以上のエンジンをラインアップしていたゴルフに対し、ポロは0.9Lのエンジンを搭載。
ボディタイプもゴルフは5ドアを用意していましたが、ポロは3ドアのみでした。
■日本への導入は2代目から
初代モデルから日本に導入されていたゴルフと違い、ポロが日本市場で販売されるようになったのは2代目からでした。
なお、この時はまだフォルクスワーゲンの日本法人が設立されていたかったため、ヤナセから販売されていました。
ベーシックモデルから、スポーツグレードGTIまで幅広いグレード展開が日本でもされていたゴルフとは対照的に、通常のハッチバックよりもCピラーの傾斜がつけられたスポーティなクーペと呼ばれるグレードが導入されていました。
1994年にフルモデルチェンジをして3代目は大きく生まれ変わり、それまでの角ばったボディと丸いヘッドライトから、全体的に角がとれたモダンなエクステリアになりました。
その他に大きな変化として挙げられるのがボディタイプの変更です。
今まで3ドアハッチバックが中心となっていたポロですが、リアシートへの乗降性に優れる5ドアハッチバックがラインアップに加わりました。
1996年には日本市場にも導入、この時は既に設立していたフォルクスワーゲングループジャパンからの販売となりました。
2000年にはポロにもスポーツグレードGTIが追加され、ベーシックからホットハッチまで選択肢の幅が広がりを持たせ、より魅力的に、より多くの需要に応えるモデルへとなっていきます。
2002年には4代目へとフルモデルチェンジ。

丸目4灯の愛らしいデザインに生まれ変わったボディにより、安全性と室内空間を確保したものになりました。
サイドエアバックや横滑り防止装置など、この時代のコンパクトハッチバックとしては充実の安全装備が採用されていました。
2005年には伝統のスポーツグレードGTIが追加され、2006年にはマイナーチェンジを行い、デザインの変更を実施しパワートレインのラインアップを増やします。
そして、同年にSUVテイストを盛り込んだ新たなジャンルのグレードクロスポロを販売。
ボディ下部をクラッディングで覆い、ルーフレールを装着して見た目のオフロード色を強めた他、専用サスペンションにより最低地上高が20mm高められました。
■ボディサイズは拡大し5ナンバーサイズギリギリに

2009年には5代目にモデルチェンジ。
ボディーサイズは5ナンバー規定ギリギリに近づき、全長3995mm全幅1685mm全高1475mmというサイズに拡大。
近年のポロの丸みを帯びた印象から一転、エッジの効いたボディラインとシャープなヘッドライトでキュートなイメージからクールなイメージへと大きく生まれ変わりました。
また、フォルクスワーゲングループが誇るトランスミッション、デュアルクラッチギアボックスも採用。
スーパースポーツでの採用が中心となるこの手のトランスミッションですが、エントリーコンパクトカーにも採用できるのはフォルクスワーゲンの特権と言えるでしょう。
それ以外にも高剛性のボディや充実した安全装備により、ヨーロッパでの自動車安全テストユーロNCAPにおいて、最高の5つ星を取得しています。
このポロは全世界で高く評価され、ヨーロッパ・カーオブザイヤーや日本カーオブザイヤーインポート部門を受賞しているだけでなく、世界カーオブザイヤーも受賞しています。
■3ナンバーサイズとなった現行モデル

現行となる6代目は2018年に登場。フォルクスワーゲンの新世代プラットホームMQBが採用され、走りや室内空間の利便性向上などが図られました。
ボディサイズは全長4060mm全幅1750mm全高1450mmとなり、ついに3ナンバーサイズに拡大。
200万円代前半から狙えるエントリーモデルながら最新のユーザーインターフェースや、安全装備が用意されており非常にコストパフォーマンスが高い1台です。
■質実剛健でコストパフォーマンスが高いモデル

ポロと聞くとゴルフの弟分というイメージが強いかもしれませんが、今や立派な1モデルに成長し、最新モデルではエントリーモデルという安さを感じさせません。
そして時代に合わせてバリエーションを増やしたり、必要な装備を採用したりと進化しているのがロングセラーの秘訣でしょう。
比較的新しい先代モデルを中古で狙うのもオススメです。
質実剛健でコストパフォーマンスの高いコンパクトカーが欲しい人には検討して欲しいモデルと言えます。




