初心者でも運転しやすい!5ナンバーサイズの輸入車
輸入車と聞くと大きな車体をイメージし、運転しにくそうという印象があるかもしれません。
しかし、輸入車の中にはコンパクトな5ナンバーサイズで運転に不慣れな人や自信のない人でもオススメなモデルがあります。
今回はそんなコンパクトなボディと運転しやすい要素を兼ね備えた輸入車たちを紹介します。
■5ナンバー車の基準とは?
まず、各モデルの紹介に入る前に5ナンバーについておさらいしましょう。
5ナンバー車はボディサイズや排気量などの全て数値が、一定の数値を下回る小型自動車に与えられる俗称です。
小型自動車はナンバープレート上部の3ケタの部分が5から始まることからこのように言われています。
小型自動車の基準は以下の通り
全長4.7m以下
全幅1.7m以下
全高2m以下
排気量2,000㏄以下
これらの条件を1つでも超えてしまうとナンバープレート上部の3ケタの部分が3から始まる3ナンバー車、普通自動車に分類されます。
■先進安全装備も充実している5代目フォルクスワーゲン ポロ
最初に紹介するのは2021年3月現在、先代モデルとなる5代目ポロです。
2010年に日本市場に登場した5代目は、フォルクスワーゲンのエントリーモデルながら、超高張力鋼板を用いたボディや充実した安全装備など上級モデルと遜色のないメカニズムを採用しています。
その結果ヨーロッパでの自動車安全テストユーロNCAPにおいて最高の5つ星を取得している安全性がとても高いモデルです。
また、その高い安全性能はもちろん走行性能や各種性能の高さから、ヨーロッパ・カーオブザイヤーや日本カーオブザイヤーインポート部門だけでなく、世界カーオブザイヤーも受賞しています。
2014年8月に行われた改良では先進安全装備が大きく進化、衝突警告や衝突被害軽減を行うプリクラッシュブレーキシステムや、ドライバーの疲労を検知し、警告をするシステムなどが装備されたほか、アクセルやブレーキを操作しなくても自動的に先行車両との間隔を一定に保つアダプティブクルーズコントロール(ACC)などドライバーの疲労を減らす装備が備わっています。
ボディサイズは全長3995mm全幅1685mm全高1475mmです。
コンパクトなボディに高い安全性と、充実の運転支援装備は運転に自信のない人にベストな輸入車の1台と言えます。
■取り回し抜群のフォルクスワーゲンup!
角ばったコンパクトなボディと短いオーバーバングで車両感覚がつかみやすいモデルがフォルクスワーゲンのup!です。
ハッチバックともミニバンとも少し違う独特のシルエットを持つボディは、全長3,610mm×全幅1,650mm×全高1,495mmというサイズで、コンパクトなのはもちろん機械式駐車所にも対応可能です。
さらに、最小回転半径が4.6メートルと軽自動車並みの小回りが可能なのも運転しやすいポイントと言えます。
コンパクトながら大人2人が座っても狭さを感じることがないリアシートや、床下にも収納が用意されているラゲッジルームなど、日常での使い勝手もしっかりと考えられているのがup!の特徴です。
車両感覚がつかみやすいコンパクトでスペースを有効活用でき、かつ室内の使い勝手も考えられているモデルはなかなかありません。
狭い道での取り回しや駐車などに自信がない人にオススメのモデルです。
■軽自動車並みの最小回転半径と高い安全性を持つスマート
1994年にダイムラーベンツ社(当時)とスイスの時計会社スウォッチとのパートナーシップで合弁会社が設立されたスマートブランドは、「最小限のボディサイズで、最大限の安全性、快適性、環境適合性を」というコンセプトを掲げています。
そんなスマートが送り出すモデルはマイクロカーと表現されています。しかし安全性にこだわりのあるメルセデスベンツが開発しているだけあって、高い安全性も兼ね備えているのが特徴です。
現在のラインアップは2ドア2シーターの「フォーツー」、コンパクトながら4ドアで4名乗車可能という利便性を兼ね備えた「フォーフォー」、フォーツーにオープン機構を兼ね備えた「カブリオ」の3つとなっています。
4ドアモデルでも全長3,550mm全幅1,665mm全高1,545mmとなっていて、非常にコンパクトです。
そして最小回転半径は4.1mと多くの軽自動車よりも小さな数値となっています。
■輸入車コンパクトは初心者にオススメ
日本で運転に自信のない人へのオススメのクルマとなると、軽自動車に目がいきがちですが、輸入車のコンパクトカーにも魅力的なモデルが存在します。
また、今回は紹介したモデルたちは、乗りやすさや取り回しのしやすさだけでなく、高い安全性や走行性能も魅力のポイントです。
運転のしやすさはもちろん、各種性能にこだわる人は輸入車コンパクトを検討してみてはいかがでしょうか?