立体駐車場に入る全高1,550MM以下の輸入コンパクトSUV 5選
日本の都市部に多い機械式の立体駐車場。
海外には少ないタイプの駐車場であるため、入庫可能なサイズも日本車向けのものとなっています。
都心部で輸入車に乗ろうと考えている人にとって、機械式駐車場に入るか否かは気になるところでしょう。
■機械式立体駐車場はどんなサイズがベスト?
まず、機械式の立体駐車場に適応するサイズを見ていきましょう。
近年はSUVブームの影響もあってか、「ハイルーフ車対応」と看板を掲げ、全高が高い車両でも入庫可能な機械式立体駐車場が増えています。
しかし、昔から改装されていない機械式立体駐車場も多くあります。
その点を踏まえて考えると、多くの機械式立体駐車場に対応可能なサイズは以下の通りとなります。
全長:5m
全幅:1.85m
全高:1.55m
上記のサイズであれば、ほとんどの機械式立体駐車場に対応可能と言えます。
今回はこの条件をクリアしているオススメ輸入SUVをピックアップして紹介して紹介していきます。
■ BMW X1(初代)
まず紹介するのはBMW X1です。
その中でも狙うなら先代モデルの方がオススメと言えます。
理由はボディサイズです。
全長4,470mm全幅1,800mm全高1,545mmというサイズは、都心部に多い機械式立体駐車場にも対応可能なサイズで、日本で乗るにも扱いやすいサイズ感と言えます。
なお、現行モデルとなる2代目は全長4,455mm全幅1,820mm全高1,610mmとなっており、全高で入れない機械式立体駐車場が出てくる可能性が増えます。
先代モデルを狙うなら2012年9月のマイナーチェンジ後の個体がオススメで、200万円以下から狙うことが可能です。
■ アウディ Q2
アウディQ2は「先進の都会派SUV」と言えるモデルで、機械式立体駐車場が多い都会で乗るにはピッタリの1台と言えます。
全長4,200mm全幅1,795mm全高1,530mmとボディサイズがコンパクトなだけではなく、最小回転半径は5.1mと日本の狭い路地裏でも安心な取り回しを実現しています。
それだけではなく、先進安全装備も充実しているため、運転に自信がないという人にもオススメできる1台です。
日本に導入されたのが2017年のことなので、まだ中古相場は高い傾向にありますが、走行距離が3万キロ程度まで走っている個体ならば200万円台から狙うことも可能です。
■メルセデスベンツ GLA
2014年5月の日本での販売を開始したGLAは、2020年現在メルセデスベンツの中でも最もコンパクトなSUVです。
2020年6月に2代目モデルがデビューしましたが、中古車で狙うならば先代モデルが狙い目と言えます。
ボディサイズは全長4,430mm全幅1,805mm全高1,505mmとなっていて、SUVの中でも特出して全高が低くなっています。
初代モデルの中でもオススメは2017年のマイナーチェンジ以降の個体です。
このマイナーチェンジで安全装備が強化され、衝突被害軽減ブレーキはもちろん、ドライバーの疲労や眠気を検知して注意を促すアテンションアシストなどが全グレードで標準装備となりました。
価格帯としては、250万円を切る値段で狙うことができます。
■ BMW X2
2018年4月に日本市場にデビューしたX2は、SUVながら、これまでのBMWのSUV(BMWではSAV、SACと表現)とは異なる、個性や創造性を追求しながらBMWの挑戦し続ける姿勢を表現した新しいコンセプトのモデルとして登場しました。
特にそれはエクステリアデザインに現れていて、下部の幅が広いキドニーグリル、大型のフロントエアインテークなどがSUVながら低重心かつワイドな印象を演出。
ルーフラインも流行りのクーペスタイルを完全に取り入れることなく、Xシリーズらしい無骨な印象をやや残した独特のものとなっています。
そんな独特のボディのサイズは全長4,375mm、全幅1,825mm、全高1,535mmと、実数値もSUVながらロー&ワイドな数値です。
また、BMWの運転支援システム「ドライビング・アシスト」や各種コネクテッド機能を搭載していて、装備の面もデザインに引けを取らない先進性を実現しています。
まだ、登場して初回車検を終えている個体もないので、中古車市場は300万円以上となっていますが、中古車的にはこれから注目すべきモデルと言えます。
■ミニ クロスオーバー(初代)
2010年に登場したミニ クロスオーバーはミニブランド初のクロスオーバーSUVです。
SUVというジャンル以外にも3ナンバーのボディサイズや、4WDの採用など様々な面がミニ初であるチャレンジングなモデルとなっています。
現行では2代目となっていますが、オススメは初代となる先代モデルです。
先代モデルのボディサイズは全長4,105mm全幅1,790mm全高1,550mmとなっています。
ヨーロッパ仕様の全高は1,561mmですが、ルーフアンテナを日本市場専用に開発することで、機械式立体駐車場に対応できる全高1,550mmを実現しています。
ベーシックなグレードから、スポーティなクーパー、さらには2014年9月のマイナーチェンジでディーゼルエンジンもラインアップに追加されています。
自身のカーライフや愛車に求めるものをよく考えて狙うグレードや年式を決めるべきでしょう。
輸入コンパクトSUVはトレンドを代表するジャンル トレンドの最前線を走るSUV、かつ輸入車モデルとくれば現在最も欲しいジャンルという人も多いでしょう。
しかし、そのボディサイズから断念してしまう人もいたかもしれません。
そんな人でも今回紹介したモデルを参考に、都心部でも気兼ねなく乗れる輸入SUVを次期愛車候補に入れてみるのはいかがでしょうか?