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【レクサス初のターボエンジンを搭載】 NXってどんなクルマ?

 

レクサス初のターボエンジンを搭載し、都会を俊敏に駆け回るコンパクトSUVとして2014年7月に登場したのがNXです。

 

プレミアムアーバンスポーツギアをコンセプトに、アグレッシブな走りと優れた快適性を併せ持つ、高級SUVになっています。

 

今回は大人気のレクサスSUV、NXの2014年7月モデルを紹介していきます。

 

 

■ダイヤモンドモチーフのエッジの効いたエクステリア


 

 

NXのボディサイズは、全長4,630mm×全幅1,845mm×全高1,645mmで、ホイールベースは2,660mmとなっています。

 

 

レクサスブランドの特徴でもある、スピンドルグリルを起点にし、キャビンの前後を大胆に絞り込んだボディデザインが特徴的です。

 

上から見ると菱形に見えるボディラインに、力強く張り出したホイールフレアが融合し、踏ん張り感の強いデザインとなっています。

 

ヘッドランプやテールランプは、レクサスの頭文字Lをモチーフにしたデザインが施されており、シャープな顔つきを演出するとともに、レクサスの高級感と遊び心を感じられるデザインです。

 

 

スポーツグレードのFスポーツでは、ブラックに塗られたメッシュ状のスピンドルグリルが装備され、ドアミラーカバーにもブラック加飾を施されています。

 

スタイリッシュで力強さが増し、よりスポーティNXの特徴を感じることができるでしょう。

 

 

■骨太で迫力のあるインテリア


 

 

レクサスラインアップの中でも、特に凝った造形を楽しめるのがNXのインテリア(内装)です。

 

金属質感を感じられるセンタークラスターのフレームは、レクサス随一の迫力があります。

 

インパネの形状にもこだわり、ダイナミックな骨格と革超素材の構成が、アグレッシブさを強めている印象です。

 

 

シート位置が高めに設定されており、乗り降りがしやすく、自然に足を下すとペダル操作ができます。

 

アップライトなドライビングポジションは見晴らしがよく、背の低い女性でも運転がしやすいです。

 

 

Fスポーツでは、表皮一体発泡構造のスポーツシートを採用し、ステアリングやインパネにレッドステッチを入れるなど、目を引く加飾が施されています。

 

ナビゲーションは、タッチパッドを用いたリモートタッチで操作することができ、着座姿勢から大きく体を動かすことなく、自然な操作感を楽しむことができるでしょう。

 

 

■静粛性の高いハイブリッドとパワフルなターボエンジンを搭載


 

 

NXに搭載されるエンジンは2種類です。

 

ハイブリッドモデルのNX300hには、2.5L 直列4気筒ハイブリッドエンジンが搭載され、最高出力112kW(152PS)/5,700rpm、最大トルク206Nm(21.0kgm)/4,400~4,800rpmです。

 

組み合わされるモーターは最高出力105kW(143PS)、最大トルク270Nm(27.5kgm)とパワフルで、AWDモデルではE-fourを採用しています。

 

組み合わされるトランスミッションは電気式無段変速機です。

 

 

また、NX200t(2017年9月NX300に名称変更)では、2.0L 直列4気筒ターボエンジンを搭載します。最高出力175kW(238PS)/4,800~5,600rpm、最大トルク350Nm(35.7kgm)/1,650~4,000rpmと、パワフルな走りを体感できるでしょう。

 

組み合わされるトランスミッションは6速ATとなります。

 

マニュアル感覚のシフトチェンジを可能にする、シーケンシャルシフトマチックやパドルシフトの採用、コーナリングでの変速制御を最適化するG AI-SHIFT制御を搭載し、ドライバーの意思をくみ取りながら、最適なシフト制御を行う、レクサス独自の装備です。

 

また、スポーツバージョンのFスポーツにはNAVI AI-AVSを採用し、路面状況に合わせたサスペンションチューニングを、自動的に行うとともに、乗り心地や操縦安定性を高めるパフォーマンスダンパーを装備しています。

 

専用チューニングで引き締められた足回りは、NXの俊敏な乗り味を、より強く体感できるものになっているでしょう。

 

 

■機能性が高い予防安全装備


 

 

主な予防安全装備はオプション扱いとなっているものの、その機能性は高いです。

 

プリクラッシュセーフティシステムと同時装着となるレーダークルーズコントロール(オプション)には、全車速追従機能が搭載されています。

 

また、走行時の左右後方の死角にクルマがいると、ドアミラーに備えられたインジケーターが発光し、並走車の存在を教えてくれるブラインドスポットモニター(オプション)も用意。

 

さらに、NXから初導入された左右確認サポート付きパノラミックビューモニター(オプション)やLEDコーナリングランプ(標準装備)などが、車両周辺確認のサポートを行い、SUVならではの死角の多さをカバーしています。

 

車線逸脱を警告するレーンディパーチャーアラート(オプション)には、ステアリング制御が追加され、車線からのはみ出しを検知すると、同一車線内にとどまるようステアリングを調整し、ドライバーの操作をサポートしてくれます。

 

レクサス初のコンパクトSUVで、ユーティリティ性の高いボディサイズが人気のNX。

 

2014年7月発売当時は新車で454万6000円〜582万円という価格帯でしたが、現在は中古で250万円〜500万円で購入することができます。

 

登場から約7年が経過し、車両価格は手ごろになっていますが、その機能性や先進性、そして高級感は健在です。

 

多くのクルマがラインアップされているプレミアムコンパクトSVUの中でも、完成度の高いNXを、中古車で狙ってみてはいかがでしょうか。

 

 

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