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レクサス 4代目RXってどんなクルマ?

 

2015年にフルモデルチェンジをした4代目のRXは、3代目よりも大きく、大人の色気が強いSUVへ進化しました。

 

2.0Lターボや3列シートロングボディの追加など、バリエーションが豊富なのも魅力の一つです。

 

今回は、レクサスのプレミアムSUV、4代目RXを紹介していきます。

 

 

■エッジが効いたエクステリアデザイン


 

 

ボディサイズは、全長4,890mm×全幅1,895mm×全高1,710mmとなっていて、3代目RXよりも一回り大きくなりました。

 

ボディサイズの拡大に伴い、ホイールベースも2,790mmと3代目よりも50mm拡大しています。

 

大きな塊感のあるボディデザインは迫力があり、キャラクターラインやルーフデザインを微細にずらした、崩しの構成による色気を演出しています。

 

エクステリア(外装)で目を引くのは、大きなスピンドルグリルの隣にある、3眼フルLEDヘッドランプです。

 

バージョンL、Fスポーツに標準装備されます。

 

この3眼フルLEDヘッドランプに装着されたのが、レクサス初搭載となったシーケンシャルターンシグナルランプです。

 

内側から外側に向かってLEDが流れるように点灯し、高級感を強めています。

 

 

リアデザインは、後方にかけて緩やかに下がっていくルーフデザインと、リアオーバーハングと相まって、さながらクーペのようなデザインに仕上がっています。

 

初代RXから続く、流麗なフォルムデザインを残しながら、エッジの効いたデザインに仕上げ、RXの高級感を高めているでしょう。

 

また、全長が5,000mmに拡大され、3列シートが備わる、RX450hLも用意されています。

 

 

■落ち着いた大人の上品なインテリア


 

 

本革と木目パネルを上品にあしらったインテリア(内装)は、落ち着きがあり、まとまりのあるシンプルなデザインとなっています。

 

運転席に乗り込むと、目に飛び込んでくるのが、12.3型の大型ディスプレイです。

 

ナビゲーションやオーディオなどの情報を映し出す大きなディスプレイは、センターコンソールにあるリモートタッチで操作します。

 

レクサス独自の人間工学に基づくボタン配置は健在です。

 

オーディオ、エアコン、エンジンのスタートボタンに至るまで、よく利用するボタンは全て運転席から左手で触れる部分に集合させてあり、ドライビングポジションを崩すことなく、各種操作を行うことができるでしょう。

 

美しいオーナメントパネルには、ウォールナッドや縞杢、竹といった自然素材のほかに、黒の本杢の間にアルミのラインが輝く、レーザーカット本杢を初採用しました。

 

楽器メーカーのヤマハが開発した楽器にも使用される加工技術で、本杢の合板の間に、アルミの板を敷き、上からレーザーで焼きを入れて圧着することにより、本杢とアルミの綺麗なコントラストを出しています。

 

他メーカーには真似できない、レクサスとヤマハの技術力の高さがうかがえるインテリアです。

 

 

スポーツグレードのFスポーツには、専用シートやアルミのオーナメントなど、標準仕様とは一味違うインテリアが用意されています。

 

特に表皮一体発泡工法を用いたスポーツシートは、ホールド感が高く、スポーツドライビングをサポートしてくれる装備です。

 

特徴的なFスポーツ専用メーターも、ドライバーの気分を盛り上げてくれます。

 

 

■2.0L 直4と3.5L V6のハイブリッドを搭載


 

 

エンジンは2種類ラインナップされています。

 

3.5L V型6気筒のハイブリッドモデル(RX450h)は、最高出力193kW(262PS)/6,000rpm、最大トルク335Nm(34.2kgm)/4,600rpmとなっており、モーターを含めたシステム最高出力は230kW(313PS)、トランスミッションは電気式無段変速機です。

 

また、4代目RXに採用されるガソリンエンジンは、2.0L 直列4気筒のターボエンジン(RX200t、2017年12月よりRX300に改称)となります。

 

最高出力175kW(238PS)/4,800~5,600rpm、最大トルク350Nm(35.7kgm)/1,650~4,000rpm、トランスミッションは、6速ATです。

 

大きなボディでも、ステアリング操作に対して、クルマが機敏に動くよう、エンジンの重心に対してより近い位置で、ボディに懸架するプラットフォームを採用しています。

 

大型SUVとは思えない車両応答性を楽しむことができるでしょう。

 

また、静粛性の高さは、RXの大きな特徴でもあります。

 

エンジン音の低減を図るために、エンジンルーム内の吸音材の厚みや面積を拡大し、フェンダー内部の遮音材も追加しました。

 

また、フロアには塗布型制振材に加え、制振効果の高い吸音材を採用し、そのエリアをリヤシート下まで拡大させていて、不快なロードノイズやエンジン音が、車内に入り込まないような工夫が施されています。

 

Fスポーツでは専用装備として、電動アクティブスタビライザーを搭載しています。

 

旋回中の車体ロールを抑制し、ロール方向の動きを低減しました。

 

よりフラットな車両姿勢を維持することができ、走りの楽しさを一層高めるものとなっています。

 

 

■充実した予防安全装備


 

 

レクサスセーフティシステム+を標準装備し、予防安全技術にも隙はありません。

 

プリクラッシュセーフティシステム、レーンキーピングアシスト、オートマチックハイビーム、レーダークルーズコントロールがセットになっており、運転者の疲労軽減と、重大事故の予防を同時に実現しています。

 

プリクラッシュセーフティシステムは、歩行者検知機能付衝突回避支援タイプとなり安全性能は飛躍的に向上しました。

 

全車速域追従機能付きのレーダークルーズコントロールは、完全停止まで追従するタイプです。

 

オプションには、走行中の左右後方の並走車を検知するブラインドスポットモニターや、駐車場からの後退時に、本線の左右から走ってくるクルマを検知する、リアクロストラフィックアラートを備えるなど、さらに高い予防安全装備が用意されています。

 

4代目RXについて解説してきました。

 

レクサスの名に違わぬ高い質感と走りの性能の高さは折り紙付きです。

 

登場から約6年となり中古車価格も落ち着いてきています。

 

お得な中古車で、レクサス最上のクロスオーバーSUVを体感してみてはいかがでしょうか。

 

 

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