300万円以下で狙える輸入車クーペ3選
輸入車クーペは、スタイリッシュでスポーティなスタイリングが特徴のモデルです。
新車で購入すると高額になりやすいのですが、中古車市場なら手に入れやすい価格になっていることがあります。
今回は、車両本体価格300万円以下のモデルを3車種ピックアップしました。
■初代から3代目まで幅広く選べるアウディ TTクーペ
アウディ TTクーペは、1998年9月にデビューしたプレミアムコンパクトクーペです。
2006年7月に2代目へモデルチェンジし、2015年8月に3代目の販売を開始しました。
円をモチーフにした個性的なデザインや四輪駆動システムのクワトロ(一部グレードは前輪駆動)を採用したTTは、アウディのブランドイメージを牽引するコンパクトスポーツクーペです。
アウディを代表するスポーツモデルのTTは、初代から現行モデルである3代目まで、車両本体価格300万円以下で購入することができます。
また、スポーティな装備が充実しているSラインも狙い目です。
初代には100万円以下のモデルも流通していますが、購入後のメンテナンスや部品交換を考慮すると2代目後期(2010年)以降が良いでしょう。
■ボディのスペック(2代目1.8TFSI 2013年8月モデル)
ボディサイズ(全長×全幅×全高):4,190mm×1,840mm×1,390mm
ホイールベース:2,465mm 重量:1,320kg
駆動方式:前輪駆動(FF)
■エンジンのスペック(2代目1.8TFSI 2013年8月モデル)
エンジン形式:1.8L 直列4気筒ターボ
トランスミッション:7AT 最大出力:118kW(160PS)/4,500~6,500rpm
最大トルク:250Nm(25.5kgm)/1,500~4,500rpm
燃費(JC08モード燃費):14.2km/L
■MTも選べるコンパクトクーペのプジョー RCZ
プジョー RCZは、2010年5月から先行予約が開始され、同年7月から発売し、2015年に販売を終了したコンパクトサイズの2ドアクーペです。
エクステリアは流麗な曲線デザインが特徴となっています。
特に、ルーフにふたつのコブのような膨らみを持たせたダブルバブルルーフやAピラーからCピラーまで貫くアルミニウムのアルミナムアーチがRCZならではのスタイリングを演出する特徴的な部分です。
インテリアは、手触りがいいテクノテップを採用し、上質感あるパーソナルな空間としています。
2013年にはマイナーチェンジ(フェイスリフト)がされました。
新しくなったRCZは、最新のプジョーデザインによってリニューアルされたフロントフェイスやツートーンレザーシートなどの採用によって上質感を高めていることが特徴です。
フロントフェイスには、ブラックライトユニットを採用したバイキセノンヘッドライトや LEDポジションランプによって、より精悍でエレガントなフォルムとしています。
インテリアは、ドアトリムにステッチを施したレザートリムの追加、ツートーンレザーシートなどにより質感を高めました。
ボディサイズやエンジンのスペックは次のとおりです。
後期型(2013年以降)も車両本体価格300万円以下で狙えます。
また、MT車を選ぶことができるので、走りを楽しみたい方にもおすすめできる一台です。
■ボディのスペック(2013年5月モデル)
ボディサイズ(全長×全幅×全高):4,290mm×1,845mm×1,360mm
ホイールベース:2,610mm
重量:1,350kg
駆動方式:前輪駆動(FF)
■エンジンのスペック(2013年5月モデル)
エンジン形式:1.6L 直列4気筒ターボ
トランスミッション:6AT・6MT
最大出力:115kW(156PS)/6,000rpm(AT車)/147kW(200PS)/5,800rpm(MT車)
最大トルク:240Nm(24.4kgm)/1,400~3,500rpm(AT車)/275Nm(28.0kgm)/1,700rpm(MT車)
燃費(JC08モード燃費):11.5km/L(AT車)/13.2km/L(MT車)
■MスポーツがおすすめなBMW 4シリーズクーペ
BMW 4シリーズクーペは、2013年9月から販売を開始したミドルクラスのクーペです。
日本導入当初は2.0L直列4気筒エンジンの428iと3.0L直列6気筒エンジンの435iの2種類でしたが、2014年にエントリーグレードの2.0L直列4気筒の420iを追加し、3グレード展開となりました。
エクステリアは短いフロントオーバーハングと長いエンジンフード、流れるようなルーフライン、ワイド&ローのスタイリングにより、クーペらしい流麗なデザインとなっています。
インテリアはドライバー側に向けて角度がつけられたセンタークラスターやモニター、手の届く範囲に配置された操作系により、ドライバーオリエンテッドな空間を演出しているのが特徴です。
2017年5月にはマイナーチェンジが行われ、スポーティーなスタイリングを際立たせました。
エクステリアでは新デザインのLEDヘッドライトやLEDテールライトの採用により、プレミアム感を高めています。
インテリアは、マルチディスプレイメーターパネルやHiFiスピーカーを装備し、質感を向上させました。
車両本体価格300万円以下で狙い目なのは、2017年5月マイナーチェンジ前のスポーティーな装備が装着されるMスポーツです。
4シリーズクーペは、エントリーグレードの420iから直列6気筒エンジンを搭載する435iまで300万円以下で購入できるものの、維持費やメンテナンスなどを考慮すると、スポーティーな装備が装着された420i Mスポーツがおすすめといえるでしょう。
4シリーズクーペのMスポーツのボディやエンジンのスペックは次のとおりとなっています。
■ボディのスペック(420i Mスポーツ 2014年1月モデル)
ボディサイズ(全長×全幅×全高):4,670mm×1,825mm×1,375mm
ホイールベース:2,810mm
重量:1,540kg
駆動方式:後輪駆動(FR)
■エンジンのスペック(420i Mスポーツ 2014年1月モデル)
エンジン形式:2.0L 直列4気筒ターボ
トランスミッション:8AT
最大出力:135kW(184PS)/5,000rpm
最大トルク:270Nm(27.5kgm)/1,250~4,500rpm
燃費(JC08モード燃費):16.4km/L
輸入車クーペは、新車で購入すると車両本体価格400万円以上になるモデルがほとんどです。
しかし、中古車で狙うと車両本体価格300万円以下で購入できるモデルが多く、車種によっては乗り出し価格300万円以下に抑えることもできます。
スポーティーで上質な輸入車クーペを購入して、エレガントなカーライフを過ごしてみてはいかがでしょうか。