ボディタイプ別おすすめ外車(中古車)10選
輸入車に乗ってみたいけど、どれを買ったら良いのか分からない。
そんな輸入車はほしいけれどモデル選びで迷っている方に、コンパクト・SUV・ステーションワゴン・ミニバン・セダンという5つの部門に分けて、それぞれのおすすめするモデルを2台ずつピックアップして紹介します。
いずれも中古車で見つかる人気モデルばかりですので、このなかからお気に入りを見つけてみてください。
■街で乗りやすいコンパクトカーのおすすめ
・フィアット 500
1957年に発売されたフィアット (NUOVA)500の誕生50周年にちなみ、2017年に登場したのが現在のフィアット500です。
丸みを帯びた可愛らしいフォルムはNUOVA500をモチーフとしており、クラシカルなメーターパネルをはじめとするインテリアデザインもNUOVA500を意識したつくりになっています。
全長3,545mm、ホイールベース2,300mmという超コンパクトサイズながら乗車定員は4名を確保。
ボディは、ハッチバックの500とオープンの500Cが存在。
パワートレインにはツインエアと呼ばれる0.9L直2ターボと1.2L直4の2種類がラインアップされますが、おすすめは小気味好い走りが楽しめる0.9L直2ターボです。
・ミニ(BMW)
イタリアの大衆車の代表がフィアット 500なら、英国は奇才アレック・イシゴニスの設計したBMW ミニです。
その系譜を現代に蘇らせたBMW製のミニは、2001年3月2日に販売をスタートしました。
以降コンバーチブルやクラブマン、クロスオーバーなど派生モデルを次々と発表し、一大ブランドへと成長を遂げています。
20年以上の年月を経て現在は第3世代へと進化しており、ボディサイズの拡大や各種性能の向上、細かなディテールの変更こそされてはいるものの、ミニらしいスタイリングはいまなお健在。これもミニが世界中から愛されている理由のひとつかもしれません。
■流行りのクロスオーバーSUVのおすすめ
・フォルクスワーゲン T-Cross
2022年に日本国内でもっとも売れた輸入SUVが、フォルクスワーゲン ポロをベースにするT-クロスです。
日本では2020年から発売がスタートしたT-クロスは、コンパクトなボディでありながら広々とした室内による優れた居住性と、最大140mmスライドできるリアシートによってクラス感を超えるラゲッジルーム容量を確保するなど、利便性の高さが大きな特徴となっています。
また安全装備でも上級モデルに匹敵する先進機能を標準装備しているため、安全性にこだわるユーザーにもおすすめです。
・メルセデス ベンツGLBクラス
メルセデス ベンツSUVシリーズに2020年から登場したGLBクラス。
GLAとの兄弟車ですが、現代的なスタイリングのGLAに対し、スクエアなフォルムで無骨な雰囲気のあるGLBは、コンパクトクラスのSUVでは数少ない7名乗車モデルということもあって人気です。
インテリアでは液晶メーターとナビゲーションモニターがつながったワイドディスプレイが標準装備となり、タッチパネルによるナビ操作が可能など、最先端の装備を数多く搭載。
さらに安全性能では「レーダーセーフティパッケージ」を全車標準装備するなど、安全装備も充実しています。
■輸入車入門に最適なステーションワゴンのおすすめ
・メルセデス ベンツ Cクラス ステーションワゴン
メルセデス ベンツのCクラスは、セダンよりもステーションワゴンの人気が高く、憧れている方も多いハズ。
Cクラスの上質な乗り味と広い荷室による使い勝手の良さが融合したCクラス ステーションワゴンは、ひとつの完成形と言っても過言ではないと思います。
そんなCクラスステーションワゴンは、現行型で5代目。
全車ISGとマイルドハイブリッドシステムによる電動化がされており、メルセデス ベンツ初となるクリーンディーゼルエンジンとISGを組み合わせたパワートレインもラインアップしています。
ちなみにひとつ前の4代目ワゴン(S205)は、同世代のセダンよりも装備内容が充実しているのでおすすめです。
・フォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアント
フォルクスワーゲン ゴルフといえばハッチバックが有名ですが、派生モデルであるステーションワゴン「ヴァリアント」も昔からラインナップされています。
2019年に登場した8代目となるゴルフ ヴァリアントは、通常版のゴルフよりもホイールベースを50mmほど延伸した2,670mmというサイズで、特にリアシートの足もとスペースに余裕が生まれたことで後席の居住性が向上。
また先代ヴァリアントよりもラゲッジルーム容量が22Lほど増えており、最大1,642Lという容量を確保しています。
たくさんの荷物をラゲッジに詰め込んで家族でドライブに行ったり、仕事でも重宝するパッケージは、輸入車入門に最適な1台です。
■ファミリー向け欧州製ミニバンのおすすめ
・ルノー カングー
ユニークなフルゴネットタイプのMPVとして1997年にデビューしたルノー カングー。
先日3代目が発表されたばかりですが、中古車で狙うなら2代目。
日本では2009年から販売が開始された2代目カングーのエンジンは、1.6Lと1.2Lターボ、1.5Lディーゼルターボがあり、1.6Lはデビューから2017年の特別仕様車までの前期、1.2Lターボは2014年のマイナーチェンジ以降の後期、ディーゼルターボは最終モデルとなる2021年モデルのみ用意されました。
ユニークなデザインと広い室内を備えて人気を集めたカングーは、日本市場向けの特別仕様車や専用カラーがいくつもラインナップされています。
・BMW 2シリーズ グランツアラー
2014年に登場したBMW2シリーズのアクティブツアラーをベースに、全長、全高、ホイールベースをそれぞれ拡大してミニバンに仕立てたモデルが、グランツアラーです。
ルーフとBピラー以降の外板を新設計としたことで広々とした室内空間を生み出し、3列シートを備えた7名乗車を可能としています。
2列目シートは最大130mmスライドができるだけでなく左右別々のスライドも可能で、リアシートは5:5分割可倒式を採用するなど、使い勝手の良さは特筆もの。
BMWらしい走りが楽しめるミニバンとなっています。
■クルマの基本、セダンのおすすめ
・BMW 3シリーズ
メルセデス ベンツのCクラスやアウディA4などと欧州Dセグメントでしのぎを削るBMW 3シリーズ。
初代3シリーズは1975年登場で、現行型は2019年に発表された7代目(G20型)ですが、中古車で狙うなら、先代のF30型がおすすめ。
パワートレインは、1.5Lターボから3.0Lターボまで幅広くラインアップされていますが、おすすめは2016年に追加された1.5Lターボを搭載する318i系。
燃費と性能がバランスされた1.5Lターボモデルは、中古車の価格も比較的安く、BMWを乗り続けている方はもちろん、はじめての欧州車にもおすすめです。
・プジョー 508
プジョーのミドルサイズセダンとして2011年に登場した508。
407と大型セダンの607を統合して生まれたモデルで、BMW3シリーズやメルセデス ベンツCクラスと同じ欧州Dセグメントに属する1台です。
2018年にはフルモデルチェンジを行ない2代目へと進化。プジョーのチーフデザイナーであるジル・ヴィダルが手がけたデザインは、スポーティさを押し出したスタイリッシュなデザインへと一新。
それまでの4ドアセダンからなだらかなルーフラインを持つ4ドアクーペへと変貌を遂げています。
この508は新車価格が安く、初代は300万円台、2代目でも400万円台のエントリーグレードが揃っており、中古車ではさらに値ごろ感が高くなっています。
ミニバンやSUV、セダンやステーションワゴンなど、自分のライフスタイルや乗り方に合ったカテゴリーを見つけて、そのなかからお気に入りの1台を見つけるのが、愛車を探すときにはもっとも確実な方法。
自分の憧れるカーライフを想像しながら、クルマ選びを楽しんでみてください。