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ユーズドで狙うイタリアン高性能SUV。マセラティレヴァンテ

2021-04-23

輸入車モデルの紹介＆スペック比較

ラグジュアリーなスポーツモデルを作り続けて100年以上の歴史を持つマセラティ。

その長い歴史のなかで、初のSUVモデルが2016年デビューの『レヴァンテ』です。

フェラーリやランボルギーニとも異なる美しくも威厳に満ちたイタリアンデザインをまとったレヴァンテは、世界各国のセレブを魅了してやまない高性能なクロスオーバーSUVとして日本でも人気の1台です。

新車価格は、もっともベーシックなグレードでも1,000万円以上という高性能SUVのレヴァンテを解説しましょう。

■2016年に登場したイタリアン高性能SUV

マセラティ初のSUVモデル、レヴァンテは2016年のジュネーブモーターショーで発表され、日本では2016年5月に発売されました。

レヴァンテは、地中海西部に吹く穏やかな東風のこと。

突如として強風に変化することもあるという特徴は、ゆったりとした乗り心地のなかに、圧倒的な加速性能を持たせたレヴァンテの個性を表しています。

ボディサイズは、全長5,000mm×全幅1,985mm×全高1,680mm。

前後左右の大きさに対して全高が低く、スポーティなクーペスタイルであることがよく分かります。

フロントマスクを見てみると、マセラティの特徴的な縦型のバーと大型のトライデントエンブレムを中心に、特徴的な薄型でスタイリッシュなLEDヘッドライトと、SUVらしい力強いデザインのバンパーとフォグランプが配置され、マセラティの他のモデルとは異なる印象を与えています。

サイドビューは、フロントフェンダーの3連エアベントとフレームレスドア、Cピラーのトライデントがマセラティであることを主張。

リアビューは塊感のあるシルエットに、ギブリやクアトロポルテと共通性のあるデザインのLEDコンビネーションランプが配置されています。

フィニッシュはベーシックモデルを基本に、グリルのバーがメッキになるラグジュアリーなスタイルの「グランルッソ」と、グリルがブラックアウトされたスポーティな走りを予感させる「グランスポーツ」という2つのトリムオプションを選択することができます。

■フェラーリと共同開発されたハイパフォーマンスユニット

搭載されるエンジンは、3.0L V6ディーゼルターボ、3.0L V6DOHCツインターボ、3.8L V8DOHCツインターボの3つで、ガソリンのV6およびV8はフェラーリと共同開発されたユニットです。

それぞれのスペックは、3.0L V6ディーゼルターボが最高出力202kW(275ps)/4,000rpm、最大トルク600Nm/2,000rpm。

レヴァンテとレヴァンテSに搭載される3.0L V6は、レヴァンテ用が最高出力257kW(350ps)/5,500rpm、最大トルク500Nm/1,600-4,500rpm、レヴァンテS用が最高出力316kW(430ps)/5,750rpm、最大トルク580Nm/1,750rpm。

ハイパフォーマンスバージョンにあたるレヴァンテ GTSとレヴァンテトロフェオの3.8L V8は、GTS用が最高出力404kW(550ps)/6,250rpm、最大トルク733Nm/3,300rpm、トロフェオ用は最高出力434kW(590ps)/6,250rpm、最大トルク734Nm/2,500rpmとなっており、トランスミッションはすべて8速AT、駆動方式は「Q4インテリジェントAWDシステム」と呼ばれる電子制御4WDとなります。

■上質なインテリアとはマセラティのためにある

インテリア(内装)は、他のマセラティにも通じるもので、ドライバーを包み込むようなデザインのレザートリムに機能的に配置されたスイッチ類、ダッシュボードセンターに配置されるアナログ時計など、上質な空間が形成されています。

このインテリアにはカスタマイズプログラムが用意されており、シートやトリムカラーをはじめ、さまざまな素材、加工、仕上げを選べるほか、ユーザーが選んだサインをヘッドレストに刺繍したり、自分のイニシャルをドアシルにエングレービング加工するといったオプションも用意され、“自分だけの1台”をオーダーすることも可能です。