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輸入車ステーションワゴンのおすすめ

 

国産ワゴンが次々と姿を消すなか、輸入ステーションワゴンは古くからラインアップに加えられ、現在でも各メーカーが独自の付加価値を持たせた進化版モデルを発表、根強い人気を誇っています。

 

そこで、輸入ステーションワゴンの魅力やおすすめの理由と、最新版の秀逸モデルを紹介してみましょう。

 

 

■輸入ステーションワゴンの魅力|オールマイティさはボディタイプ随一


 

 

輸入ステーションワゴンの魅力として、まず挙げることができるのは、サルーンの印象・性能は継承したまま、荷物をたくさん積み込めることでしょう。

 

古くから輸入ステーションワゴンは、アウトバーンをはじめとする高速網を利用したロングドライブや長期のバカンスで使用することを前提としていました。

 

そのため、高速走行や大容量の荷物にも耐えることができ、どのような場面でも映えるクルマとして、長い期間をかけ改良・熟成してきた歴史があります。

 

輸入車では、各メーカーから代々ラインアップされるアイコニックなサルーンが存在しますが、ステーションワゴンはフロントフェイスをサルーン同様とすることで、スタイリッシュさ、シャープさといった印象をそこなわないのが特長です。

 

居住空間でも、サルーン同様の上質さが取り入れられ、装備に関しても仕様はほぼサルーンと同じものが適用されるとともに、荷室が広いとあって、高いプレミアム性と実用性をあわせ持っているのが魅力です。

 

また、低重心であるため、ミニバンなど高さのあるクルマにみられるふらつきがなく、高速走行をともなうロングドライブでも安定性は抜群で、車高の低さから、駐車場選びでも高さ制限を意識する必要がないというのも大きな魅力の一つでしょう。

 

さらに、4WDシステムなど、独自技術により悪路走破性を高めたステーションワゴン・モデルも存在し、現在、人気を博しています。

 

このように、輸入ステーションワゴンはSUVに押され、一見地味な存在となりがちですが、実は見た目・走行性能・居住性・燃費性・使い勝手と、どれをとっても優れるオールマイティなボディタイプなのです。

 

以降で、各メーカーからラインアップされている魅力的なプレミアム・輸入ステーションワゴンを紹介していきましょう。

 

 

■最新版!秀逸な輸入ステーションワゴンを一挙紹介


 

・メルセデス・ベンツ Cクラスステーションワゴン

 

Cクラス ステーションワゴンは、1993年の誕生以来、セダンとともに変わらずラインアップに加わるステーションワゴンのベンチマークモデル。

 

同車は2021年、5代目へとフルモデルチェンジを実施し、パワーユニット全てでマイルドハイブリッドISGを採用しています。

 

デザインもラインやエッジを大幅に削減した曲線を多用し、空気抵抗係数0.27のエアロダイナミクスを実現した名実ともに実力派ステーションワゴンです。

 

 

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・メルセデス・ベンツ CLAクラス シューティングブレーク

 

Aクラスをベースとした取り回しの良さと、クーペライクな外観が人気のCLAのステーションワゴンが、CLA シューティングブレークです。

 

2019年にモデルライフをスタートした現行型では、後席のヒップポイントをクーペより高くし、3分割可倒式シート採用により使い勝手を改善、対話型インフォテインメントシステムMBUXも搭載されました。

 

また、荷室部は思いのほか大容量の505Lで、大きく傾斜している分荷物も取り出しやすいというメリットがあります。

 

 

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・BMW 3シリーズ ツーリング

 

3シリーズ ツーリングは、1982年デビューのE30からラインアップに加えられた馴染み深いステーションワゴン。

 

2019年に一新された7代目G20現行モデルでは、フロントのキドニーグリルがより立体的となり、のびやかなショルダーラインとともに、洗練された仕上がりとなりました。

 

3シリーズ ツーリングは、荷室部の使いやすさが特筆すべき点で、テールゲートはリアウィンドウのみの開閉も可能なガラスハッチを採用、ハンズオフ機能となるオートマチック・テールゲート・オペレーションも一部グレードを除き標準装備。

 

また、渋滞時にハンズオフ走行も可能となる充実した運転支援システムも魅力です。

 

 

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・VW ゴルフヴァリアント

 

フォルクスワーゲンの中核を担うゴルフのステーションワゴンが、本国同様名称をゴルフヴァリアントに統一したのは、いわゆるゴルフⅤ(ファイブ)から。

 

現行モデルは2021年にフルモデルチェンジされた8代目で、デジタル化されたコックピット、48Vマイルドハイブリッドシステムの採用、充実化した先進安全技術と、大きく変貌を遂げました。

 

また、ヴァリアントは、先代よりホイールベースを拡張し、リア部の居住性や荷室積載量を大幅に強化、荷室容量はリアシート乗車時で611Lを確保しています。

 

 

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・アウディ A4アバント

 

2016年に現行型となったA4アバントは、2020年にビッグマイナーチェンジを実施し、一部グレードを除き12Vマイルドハイブリッドシステムを搭載、おおきく進化を遂げています。

 

クリーンディーゼル、ガソリン、FF、4WDと、バラエティ豊かなA4アバントですが、やはり、注目したいのはアウディ自慢の4WDシステムquattro(クワトロ)が搭載されたモデルでしょう。

 

高度なトルク配分を実現するフルタイム4WDであるクワトロは、40TDIシリーズ、45TFSIシリーズに採用され、なかでも45TFSIシリーズは、最高出力249PSの実力をあわせ持ちます。

 

 

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・ボルボ V40/V40 クロスカントリー

 

V40は、ボルボ伝統のエステートスタイルを継承する最もコンパクトなモデルで、通常ボディタイプと、クロスオーバー仕様のクロスカントリーがラインアップ。

 

V40は2013年に日本販売をスタートし、取り回しのしやすさと国産では味わえない上質な内外装によって、好評を得ていましたが、残念ながら在庫分をもって販売終了がアナウンスされています。

 

ボルボ V40の魅力と言えば、スカンジナビアン・スタイルと称される落ち着いた室内空間と、充実した安全技術でしょう。

 

コンパクトとは言え、V40のインテリア(内装)はワンランク上の質感で、統合安全システム・インテリセーフが全車で標準装備となっています。

 

 

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・ボルボ V60/V60 クロスカントリー

 

ボルボ V60は、ミドルサイズのエステート系列にあたり、2019年に2代目現行型の販売が開始されました。

 

なかでも、V60 クロスカントリーは、通常タイプより最低地上高をアップするも、立体駐車場にもおさまるサイズとし、ボルボ独自の最適な駆動力配分を瞬時に行うAWD システムを搭載。

 

さらに、モード選択にオフロードを加えるなど、オフロード性能を高めているのが特長です。

 

デザインでも、マットブラックの専用グリル、大径タイヤにフェンダーエクステンションなど、エレガントななかにもタフさが強調されました。

 

 

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■あなたならどれを選ぶ?輸入ステーションワゴンはオールラウンドプレイヤー


 

こうして見てみると、輸入ステーションワゴンの総合性能の高さを再認識させられます。

 

サルーン並みの走行性能と上質な居住空間、先進安全技術、充実したユーティリティスペースをあわせ持つ輸入ステーションワゴンをぜひチェックしてみましょう。

 

 

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