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【400万円〜1200万円】予算別おすすめ外車ハイブリッド4選

 

昨今、ガソリン価格の高騰が収まらず、政府もその抑制策を打ち出すほどの事態となっています。

 

ガソリン価格の高止まりは、それを燃料とするクルマにとっては、頭の痛い問題です。

 

そこで、ピュアな内燃機関に比べ、燃費性能に優れるハイブリッドに焦点をあて、予算別におすすめの外車ハイブリッドを4モデル厳選してみました。

 

紹介しましょう。

 

 

■予算400万円ならベンツ Cクラス、Sクラス


 

 

予算が400万円なら、メルセデス・ベンツ Cクラスの先代モデルである4代目W205の後期型で、3~4年落ちのハイブリッドモデルがおすすめです。

 

4代目Cクラスは、2014年7月にモデルライフをスタートしていますが、2018年7月のマイナーチェンジを境に、後期型へと移行しています。

 

そんなCクラス後期型では、C200 アバンギャルドシリーズにハイブリッドシステムが初採用されました。

 

同システムは、スターターとジェネレーターを兼ねるベルトドリブン・スターター・ジェネレーター(BSG)と48V電気システムを用いた、いわゆるマイルドハイブリッドにあたり、低燃費のほかにも加速性能に優れているのが特長です。

 

また、4代目Cクラス後期型の外観は、前後バンパーの刷新やLEDヘッドランプと大型化したエアインテークによりアグレッシブな印象がいっそう高められています。

 

先進安全技術もSクラス並みに充実度を増し、ドライバーの操作なしに自動で再発進可能なアクティブディスタンスアシスト・ディストロニックをはじめとしたレーダーセーフティパッケージが、グレードによりオプションあるいは標準装備。

 

さらに、AMGライン装着車では、フロントがダイヤモンドグリルとなるほか、専用アルミホイール、レザースポーツシート、AIR BODY CONTROLサスペンションが装備され、特別感を味わうことができます。

 

4代目後期型Cクラスのハイブリッドモデルなら、3~4年落ちのAMGライン装着車が、350万円前後となっているため、ぜひチェックしてみましょう。

 

 

Cクラスの中古車情報を見てみる

 

ベンツのセダン最上位Sクラスのハイブリッド搭載車も、先代モデルW222の前期型でおよそ8年落ちのものであれば、予算400万円で狙える個体があり見逃せません。

 

6代目SクラスW222は、2013年8月にそのモデルライフをスタートし、2017年8月のマイナーチェンジを境に前期・後期に分かれます。

 

6代目Sクラス前期型では、ベーシックモデルとして、高効率ハイブリッドシステムを搭載するS400 HYBRID(ハイブリッド)がラインアップ。

 

同モデルは、最高出力225kW(306PS)/6,500rpmを発揮する3.5L V型6気筒エンジンに、20kW(27PS)を発生するモーターを組み合わせ、加速性能向上を図るとともに、回生ブレーキや高速巡行時に惰性走行可能なセーリング機能などを備え、優れた燃費性能を実現しています。

 

また、エクステリア(外装)では、LED採用の前後ランプや大型グリルによって先進的な重厚さが感じられ、インテリア(内装)では、贅を尽くしたシートやトリムにより、まさにフラッグシップにふさわしい仕上がりとしました。

 

なかでも、6代目Sクラス前期型のS400ハイブリッドのおすすめとなるのが、上質なウッドトリムや、空気清浄機能や芳香機能を備えるエアバランスパッケージ、360°カメラシステムなどがセットとなったオプションのラグジュアリーパッケージ装備車。

 

豪華な同パッケージを装備したハイブリッドモデルSクラスが、6代目前期型で8年落ちであれば、約340万~380万円台で手に入れることができ、おすすめです。

 

 

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■予算800万円ならレンジローバーイヴォーク


 

 

予算が800万円のハイブリッドモデルなら、ランドローバーのレンジローバーイヴォーク現行型で、しかも2年落ち程度がおすすめです。

 

レンジローバーイヴォーク現行型は、2019年6月に日本での販売を開始した2代目にあたり、ランドローバー初となるマイルドハイブリッドシステムを搭載したP300シリーズがラインアップされました。

 

同シリーズは、ベルト駆動のスターター兼ジェネレーターとなるベルト・インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター(BISG)と、48Vバッテリー、コンバーターを搭載。

 

このシステムでは、17km/h以下に減速した場合は、エンジンを停止させ減速エネルギーを蓄電。

 

その蓄電エネルギーを発進時の動力に活用することで、渋滞をはじめとする低速走行において、高効率かつ静かな走行と優れた燃費性を実現しました。

 

また、現行型イヴォークのエクステリアは、クーペを思わせるルーフラインは継承しながら、ドアハンドルがパネル格納式となるデプロイアブル・ドアハンドルを採用し、なめらかで美しいボディと空気抵抗の抑制を両立しています。

 

インテリア(内装)も、レンジローバーの伝統にのっとり、クラフトマンシップが感じられる仕上がりで、2つの高解像度スクリーンで構成される最新のインフォテインメントシステムTouch Pro Duo(タッチプロデュオ)も用意されました。

 

P300シリーズは、専用バンパーを採用し、各部にグロスブラック仕上げが施された充実装備のRダイナミック仕様となっていて、2年落ちであれば距離数の出ていない個体が、約700万~780万円で手に入れることができ、おすすめです。

 

 

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■予算1200万円ならレンジローバースポーツ


 

 

予算が1200万円と潤沢なら、レンジローバースポーツ現行型で、2~3年落ちとなる本格プラグインハイブリッドモデルがおすすめです。

 

ランドローバー レンジローバースポーツは、スポーティかつラグジュアリーにしつらえられた内外装と、圧倒的パワーを発揮する高性能ユニットが共存するモデルで、初代は2005年9月に日本販売を開始しています。

 

そんなレンジローバースポーツが2代目となり、日本デビューしたのは2013年11月で、2018年6月にはランドローバー初となるプラグハイブリッド(PHEV)モデルが登場しました。

 

同モデルは、2.0L 直列4気筒のINGENIUMエンジンに高出力の駆動用モーターを組み合わせたパラレル式ハイブリッドシステムを搭載し、双方トータルの最高出力は297kW(404PS)、最大トルクは640Nm(65.3kgm)に達します。

 

さらに、走行モードは状況によりEVモード/パラレルハイブリッドモードが選択可能で、バッテリー充電レベルに合わせ走行するセーブ機能、目的地までの経路を分析しエネルギー効率を最適化するエネルギー最適化予測機能も完備。

 

フロントグリル内に設けられた充電口により、200V普通充電も可能です。

 

レンジローバースポーツのプラグインハイブリッドモデルなら、現行型2~3年落ちで、約1000万円の個体も流通しています。

 

なかでも、アルミホイールなどがグレードアップしたHSEダイナミックは、もともと走行性能や内外装の充実したレンジローバースポーツを、さらにスポーティにしたもので、おすすめです。

 

 

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■輸入車ハイブリッドモデルのメリットや特長って何?


 

こうして見てみると、輸入車では本格的ハイブリッドモデルよりも、いわゆるマイルドハイブリッドを採用するモデルが多い傾向です。

 

このことは、マイルドハイブリッドはシステム開発費用が少なくてすむというメリットのほかにも、定評のあるエンジンをマイルドハイブリッド採用により、さらにパワーや加速力を高める意図があるようです。

 

実際に、輸入車ハイブリッドモデルに試乗すると、そのメリットである静粛性や加速力に驚いたという声を多く聞きます。

 

ぜひ、あなたもチェックしてみましょう。